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カードローンで借り入れをするときには誰でも、できるだけ返済の負担を抑えたいと考えるのではないでしょうか。そのような希望をかなえられる手段の1つが「繰り上げ返済」です。
ここでは、繰り上げ返済についてよく知りたいという方のために、繰り上げ返済の概要やメリット・デメリット、繰り上げ返済に向いている人の特徴をまとめました。
この記事を参考に繰り上げ返済をうまく活用して、カードローンをお得に利用してください。
目次
カードローンの繰り上げ返済ってどんなもの?
カードローンの繰り上げ返済とは、月1回などの決まった日(約定返済日)に返済する約定返済のほかに、任意のタイミングでお金を返済する方法のことです。「臨時返済」「随時返済」などと呼ばれる場合もあります。
繰り上げ返済の方法は、提携ATMへの直接入金か、指定口座への入金が一般的です。返済金額は任意ですが、カードローン会社によっては1000円以上など、最低金額が定められています。
繰り上げ返済は約定返済とはまったく別の扱いとなります。そのため、繰り上げ返済をしたとしても約定返済の金額が減ったり、返済が1回スキップしたりするわけではありません。次回の約定返済日には通常どおりの金額を返済する必要があります。
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繰り上げ返済のメリット
約定返済では返済額の一部が利息に振り分けられ、元金の減少はその分緩やかです。しかし、繰り上げ返済をした金額はすべてが元金の返済に充てられます。このことによって、繰り上げ返済では次のようなメリットが生じます。
●返済期間が短縮され支払総額が抑えられる
●利用可能枠に余裕ができる
以下で詳しくみていきましょう。
返済期間が短縮され支払総額が抑えられる
繰り上げ返済を利用すると、約定返済のみで返済する場合と比べて早く元金を減らせ、返済期間が短縮できます。また、カードローンの利息は元金をもとに算出されます。繰り上げ返済で元金を減らすと、その分だけ利息も減り、完済までの支払総額の削減が可能です。
利用可能枠に余裕ができる
カードローンは、利用者ごとの借入限度額が設定され、限度額の範囲で自由に借り入れできる仕組みです。繰り上げ返済で借入残高を減らすと、その分だけ借入限度額に達するまでの枠に空きができ、新たに借り入れられる金額に余裕ができます。
例えば、借入限度額が100万円のカードローンで80万円の借入残高があるとしましょう。この時点で残りの借入可能額は20万円ですが、20万円繰り上げ返済すると40万円まで借り入れが可能となります。
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繰り上げ返済のデメリットや注意点
返済期間を短くできて支払総額も抑えられる繰り上げ返済は、うまく利用すればお得な返済方法です。しかし、タイミングや返済手段を誤ると、かえって損をすることもあるため注意しなければなりません。
繰り上げ返済を利用する際には、特に次の2点に注意しましょう。
●約定返済の資金不足の危険がある
●手数料が必要なことがある
以下でそれぞれ解説します。
約定返済の資金不足の危険がある
繰り上げ返済をしても、次回の約定返済日には通常どおりの金額を返済しなければなりません。無理して繰り上げ返済をすると、約定返済日に返済するべきお金が足りず、延滞してしまう危険があります。
カードローンを延滞すると、遅延損害金が発生したり、信用情報にキズがついたりといいことがありません。繰り上げ返済は、本当に資金に余裕があるときに計画的に行いましょう。
手数料が必要なことがある
カードローンによっては、繰り上げ返済時に振込手数料やATM手数料を支払わなければならないことがあります。少額ずつの繰り上げ返済を繰り返すと、手数料の金額が大きくなることもあるため注意しましょう。
なかには自社ATMからの返済を手数料無料としているカードローンもあります。繰り上げ返済をする際には、できるだけ手数料などのコストが抑えられる方法を選ぶのがおすすめです。
繰り上げ返済に向いているのはどんな人?
繰り上げ返済は大きなメリットがある一方で、気を付けて利用しなければメリット以上のデメリットが生じる可能性があります。人によって向き不向きがあるため、ご自身の状況を考慮して利用する、しないを検討しましょう。
以下で、繰り上げ返済に向いている人、向いていない人それぞれの特徴を解説します。
繰り上げ返済に向いている人
メリット・デメリットを踏まえると、繰り上げ返済が向いているのは次のような人です。
●できるだけ早く借金を完済したい人
●無駄な出費をできるだけ抑えたい人
繰り上げ返済を利用すると、繰り上げ返済しない場合と比べて、短い期間で借り入れを完済できます。そのため、借り入れは一時的なもので、できるだけ早く完済して解約したいと考えている人にとっては、繰り上げ返済はメリットが大きいといえるでしょう。
また、借金があるとプレッシャーを感じる人も、繰り上げ返済を利用して返済スピードを上げることで、精神的負担を和らげられます。
できるだけ無駄な出費をしたくない、という人にも繰り上げ返済は向いています。カードローンは返済が長くなればなるほど、利息の返済額が膨らみます。繰り上げ返済をして効率的に元本を返済することで利息を抑えれば、トータルの出費を削減可能です。
繰り上げ返済に向いていない人
繰り上げ返済は、手元のお金の余剰を返済に充てるものです。そのため、次のような人は繰り上げ返済には向いていません。
●家計に余裕がない人
●出費が見込まれるライフイベントが控えている人
家計に余裕がなく、普段から手元資金が不足しがちな人は、繰り上げ返済にお金を回さず預貯金として備えるのが賢明です。無理に繰り上げ返済をすると急な出費に対応できず、延滞や多重債務などの問題を引き起こしかねません。
また、大きな出費の可能性が控えている場合も、無理して繰り上げ返済をせずに、手元に資金を残しておくほうがよいでしょう。繰り上げ返済は、臨時収入があったときなど、家計の負担になりにくいタイミングで実行しなければ、メリットが小さくなります。
繰り上げ返済以外にカードローンをお得に利用する方法はある?
カードローンをお得に利用する方法は、堅実に繰り上げ返済をすることだけではありません。各カードローンが独自に展開しているサービスやキャンペーンを利用することで、よりお得にカードローンを活用できます。
カードローンのお得なサービスのなかでも注目したいのが、次の2つです。
●利息0円サービス
●ポイント付与サービス
利息0円サービスを活用する
アコムやアイフルなど、消費者金融系のカードローンには、初めて借り入れをする方を対象に「利息0円」サービスを提供しているところが多くあります。「30日間利息0円」「5万円まで180日間利息0円」などカードローンによってサービスの内容はさまざまです。
一時的に借りてすぐに返す予定の場合や少額だけ借りたい場合には、利息0円サービスがあるカードローンに申し込むと、利息分の負担を抑えられます。
ポイントサービスを活用する
カードローンのなかには、返済額に応じて返済やショッピングなどに使えるポイントを付与するサービスを実施しているものもあります。カードローンを利用するほどポイントを貯められるため、トータルの負担感が軽減できるでしょう。
また、カードローン入会時にポイントを大量付与するキャンペーンを実施している場合もあるため、新たにカードローンの契約を検討するときには、キャンペーンの有無もチェックしてみてください。
繰り上げ返済をうまく活用してお得に返済しましょう
繰り上げ返済を活用すると、カードローンの返済期間を短縮できる、総返済額を削減できる、といったメリットがあります。しかし、無理をして繰り上げ返済をすると、通常の返済に支障をきたしたり、急な出費に対応できなくなったりといった問題が起こることがあるため、注意しなければなりません。
繰り上げ返済はお金に十分に余裕があるときに利用するようにして、家計の負担になりすぎないよう賢く利用しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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※契約限度額または貸付金額:800万円以内(要審査)
※返済方式:借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式
※返済期間・回数:借入直後最長14年6ヶ月(1~151回)
※担保・連帯保証人:不要
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