執筆者:鴨志田 大輔
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、広告代理店に入社。
社会人生活をする中で、自分のお金の知識が高くない事を感じ、お金の知識をより持っている方が人生が豊かになると痛感。
人生をより幸せで豊かにする為にお金の知識を持ちたい気持ちが強くなり、ファイナンシャルプランナーの資格を取得
現在は、初心者の方が見て、分かりやすい記事を作成する事でお金の知識を発信することに注力している
急な出費がかさんで毎月の生活費の補填をしたい時に役立つカードローン。しかし初めてカードローンを利用する人にとっては「借金をする」ことに不安も大きいでしょう。その点、大手銀行や地方銀行が発行するカードローンなら、比較的安心して借りられるのではないでしょうか。
また、せっかくカードローンを利用するならできるだけ低金利の商品を選びたいですね。「銀行カードローンの中で自分に合った商品を探したい」という人のために、おすすめの銀行カードローンや金利の仕組み、メリット、デメリットなどを詳しく解説します。
目次
カードローンの金利とは?計算方法を解説
カードローンを上手に利用するためには、金利について詳しく知っておくことが不可欠です。カードローンに申し込むと審査が行われ、その人の収入や返済能力によって利用限度額が決められます。利用限度額は各カードローンによって異なりますが、10万円~1,000万円の間で設定され、限度額内で自由に借り入れができる仕組みです。
金利は借り入れをした金額に対してカードローン会社に支払う利息の割合を指します。お金を借りた銀行に対して支払う手数料のようなものです。
カードローンの商品案内を見ると、年〇%~〇%と表示されています。カードローンの金利は年率によって表され、借入金額に対して年〇%の金利が必要という意味です。利息の計算方法は次のようになっています。
借入残高×金利(%)÷365日×365日=1年間の金利
例えば100万円を年率20%で借り入れした場合の1年間の金利は次の通りです。
100万円×0.2÷365×365=20万円
同じく100万円を年率15%で借り入れした場合は次の通りです。
100万円×0.15÷365×365=15万円
同じ額を借り入れしても年率によって支払う金利の額が異なることが分かります。金利が低い方が返済する時の負担を減らせるのです。たとえ数%の差でもできるだけ金利が低いカードローンを選ぶことが大切といえます。
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低金利のカードローンなら銀行系がおすすめ
銀行系カードローンは、消費者金融系カードローンに比べて金利が低く設定されていることが一般的です。中長期的にカードローンを利用するなら、低金利、かつ安心感のある銀行系カードローンが良いでしょう。
カードローンには主に次のような種類があります。
●銀行系カードローン
●信販・クレジット系カードローン
●消費者金融系カードローン
銀行系カードローンは、メガバンクや地方銀行、信用金庫などが発行しているカードローンです。給与振込や預貯金などの利用で普段から取引があるため、最も身近で安心感が持てるカードローンといえます。
自分が保有している口座のある銀行や信用金庫のカードローンなら、新規で申し込みをするよりも比較的スムーズに契約できる特徴があります。
信販・クレジットカード系カードローンとは、オリコやJCBなどクレジットカードの発行会社が提供しているカードローンです。クレジットカード会社の中には三菱UFJニコスや三井住友カードなど、メガバンクの子会社もあります。
消費者金融系カードローンは、アコムやプロミス、アイフルといったいわゆる消費者金融と呼ばれる貸金業者が提供するカードローンです。WEB上で申し込みから審査、契約が完了したり、即日融資が可能だったりと、利便性に優れています。カードローンの提供会社によっては、30日間無利息期間があるなど短期間での借り入れにおすすめです。
しかし無理なく返済するためには、どうしても返済期間が長くなってしまうものです。返済期間が長期に及ぶ場合、金利が低いカードローンを選ぶ方がお得になります。
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銀行カードローンのメリット・デメリット
初めての人でも安心して利用できる銀行カードローンですが、メリットばかりではなくデメリットもあります。本当に自分に合ったカードローンなのか判断するためにも、どちらも理解しておきましょう。特にデメリットはきちんと把握しておかないと、後々利用しにくいと感じることがあります。
銀行カードローンのメリットとデメリットをそれぞれ解説していきます。
メリット
銀行カードローンのメリットは、何といっても金利の低さにあります。カードローンの上限金利は利息制限法という法律で、年15%~20%と定められています。カードローンを提供する会社はすべてこの上限金利の範囲内で金利を設定するのです。
例えば三井住友銀行が発行するカードローンの場合、100万円以下の借り入れで年率は12.0%~14.5%です。一方で大手消費者金融のアコムの場合は、1万円~99万円で7.7%~18.0%、100万円~300万円で7.7%~15.0%です。
アコムの方は最低利率が7.7%と低くなっていますが、実際に借り入れする時には最高利率が適用されることが多いため、結果的に三井住友銀行の方が金利は低いといえます。
他にも銀行カードローンには、ATM利用手数料が無料になったり、住宅ローンの金利の優遇があったりと銀行ならではの特典も数多くあります。
大手銀行や地方銀行が直接発行しているということもあり、初めてカードローンを利用する人も安心して申し込みができるのも大きなメリットでしょう。郵便物や案内が届いても銀行からのお知らせのため、家族に知られずに申し込みしたい人におすすめです。
デメリット
銀行カードローンのデメリットの1つに審査に時間かがかかる点が挙げられます。消費者金融系カードローンの場合は、時間帯や申し込み方法によっては申し込んだその日に即日融資が可能になります。
しかし、銀行カードローンの審査結果は早くても翌営業日、土日祝日などをはさむと3日~5日後の連絡です。そのため、すぐにお金が必要な人には適さない可能性があります。銀行カードローンの利用を考えているなら、日にちに余裕を持って申し込みましょう。
また銀行カードローンには、前述した消費者金融系カードローンのような無利息期間などが設けられていません。無利息期間とは、初めてカードローンを契約する人は最大30日間、無利息で借り入れができるサービスです。無利息期間が始まる日は消費者金融によって異なります。
例えばアコムは契約日の翌日から30日間、プロミスは初回の利用の翌日から30日間です。1ヶ月間は利用限度額の範囲内でいくら借り入れしても無利息になります。ただし無利息期間を終了した後は、通常の金利がかかってくるため、注意が必要です。あくまでも短期間で返せる場合にお得なサービスといえるでしょう。
低金利の銀行カードローンとは?おすすめ4選
ほとんどの銀行がカードローンを発行しています。低金利重視とはいえ、その他のサービスやカードローンの使いやすさにも着目したいものです。そこで特におすすめの銀行カードローン4選をご紹介します。
金利の他に、カードローンの特徴やサービス、特典などを知っておきましょう。自分にマッチするカードローンを選ぶ参考にしてください。
審査が早く手続きも簡単「三井住友銀行カードローン」
申し込みから借り入れまでのスピーディーさを求めるなら、三井住友銀行カードローンかおすすめです。審査の回答は最短で翌営業日と急な出費にも対応できます。
三井住友銀行に口座を保有していなくても、インターネットや電話(0120-923-923 毎日9時~21時)、本支店内に設置されているローン契約機などから簡単に申し込みができます。
普通預金の口座を保有していれば、申込時の入力内容も少なくて済みます。申し込みから審査、契約までがWEBですべて完結するのもうれしい点です。
さらに三井住友銀行で住宅ローンを利用している人は金利が年1.5%~14.5%のところを年1.5%~8.0%になる金利優遇サービスもあります。
参考記事:三井住友銀行 カードローン(特徴、金利、限度額など)
出典:三井住友銀行 カードローン
金利が低い「みずほ銀行カードローン」
みずほ銀行カードローンは、年2.0%~14.0%と他の銀行カードローンと比べても金利が低いのが魅力です。みずほ銀行の住宅ローンを利用しており、同じ支店でカードローンを申し込めば、年0.5%が引き下げられます。
申し込み方法は、インターネットや電話(0120-324-555 平日9時~20時)、郵送、窓口と多彩で、生活スタイルに合わせて選べます。
みずほマイレージクラブに加入すれば、みずほ銀行・イオン銀行ATMの時間外手数料やみずほダイレクトを利用してのみずほ銀行本支店あての振込手数料が無料になるなどの特典があります。
参考記事:みずほ銀行カードローン(特徴、金利、限度額など)
出典:カードローンについて みずほ銀行
1,000円単位で借り入れが可能「オリックス銀行カードローン」
1,000円単位での借り入れができるオリックス銀行カードローン。少額の借り入れだけで済ませたい人におすすめです。オリックス銀行ATMだけでなく、全国に10万台以上ある提携ATMでも1,000円単位で借り入れができます。申し込みはインターネットで受け付けをしています。
さらにオリックス銀行ATM、提携ATMともに借り入れ、返済どちらも利用手数料は終日無料と非常にお得です。金利は年1.7%~17.8%。
また成約時の利用限度額が100万円を超える場合は、ガン保障特約付きプラン「Bright」との併用もできます。保険料や金利の引き上げなどは一切なく、万が一の時の保険金が未返済債務に充当します。
LINE上で借入残高や次回返済日の照会などが気軽にできるLINE契約照会サービスを導入しています。
参考記事:オリックス・クレジットのVIPローンカードBUSINESS
出典:オリックス銀行カードローン
会員ならさらにお得「楽天銀行スーパーローン」
楽天銀行に口座を保有していなくても申し込みができる楽天銀行スーパーローン。カードローン契約後も口座開設は不要でインターネットで借り入れ(振り込み)や返済ができます。
楽天会員であれば、会員ランク(シルバー・ゴールド・プラチナ・ダイヤモンド)に応じて審査で優遇される可能性があります。申し込みはWEBからでき、カードの発行までスピーディーに進みます。カード発行後は返済用の口座振替依頼書を郵送する必要がありますが、楽天銀行の口座を返済口座に登録していれば不要です。
また、カードローンに契約するだけで、もれなく楽天ポイントが1,000ポイント付与され、他の楽天サービスで使えたりANAのマイルと交換できたりとお得。契約後も入会月の翌月末の借入残高に応じてポイントが付与されるのです。楽天の各種サービスをよく使う楽天会員におすすめのカードローンといえます。
借り入れや返済は全国のコンビニATMでも可能。金利は年1.9%~14.5%です。
参考記事:楽天銀行スーパーローン(特徴、金利、限度額など)
出典:ネット銀行ならではの金利!楽天銀行のカードローン
銀行カードローンの審査に通るためのポイント
自分に合った銀行カードローンが決まったら、申し込みをしてみましょう。ただしカードローンを利用するためにはまずは審査に通らなればなりません。初めてカードローンに申し込む人は審査の仕組みが分からないため、少なからず不安になるでしょう。
しかし、申し込みをする前に、審査のポイントをしっかりとおさえておけば心配ありません。審査のポイントを理解して万全の準備をしておきましょう。それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
複数のカードローンを同時に申し込まない
カードローンの審査に通るかどうか不安であっても、複数のカードローンに申し込みをするのは避けましょう。カードローンの審査時には、その銀行が加盟している信用情報機関に申込者の信用情報を照会します。
信用情報機関には、他社のカードローンに申し込みをした履歴が残っているため、審査時に銀行側は、それを確認できます。銀行カードローンに限らず、クレジット系や消費者金融系のカードローンの申し込みに関する情報も同様です。複数社にカードローンの申し込みをしているということはお金に困っていて、返済が滞る可能性があるとみなされるリスクがあります。
審査に影響を及ぼす可能性があるため、カードローンを申し込む銀行は1行に決めましょう。複数社に申し込みをするよりも、1行に絞って申し込む方が審査に通りやすくなります。
申し込み情報は正しい内容で
銀行カードローンの申込時には、銀行によって若干の違いがありますが、一般的に次のような情報を申告します。
●氏名・年齢・住所などの個人情報
●家族構成
●住居の状況
●勤務先情報
●年収
●他社の借入状況
●借入金の利用目的
注意したいのは、正しい情報を申告することです。特に勤務先の情報や雇用形態、年収などは、返済能力があるかを判断する部分ですので正確な情報を申告しましょう。審査に通るために他社の借入状況を少なめに申告したとしても、前述したような信用情報機関に照会すればすぐにバレてしまいます。ささいなことでも信用がなくなり、審査に悪影響を及ぼします。
審査に不利と思える情報でも正確な情報を申告することが大事なのです。
住所や電話番号などの書き間違いでも、虚偽の申告をしたと判断される可能性があります。申込時には細心の注意を払うようにしましょう。他社の借入状況や勤続年数など、すぐに思い出せないような情報は、申し込み前に確認しておくと良いでしょう。
借入希望額を高くしすぎない
銀行カードローンを申し込む際には、借入希望額も申告します。この借入希望額を必要以上に高くすると、審査に通らない可能性があります。
消費者金融などの貸金業者は、貸金業法にのっとってカードローンの審査などを行っています。貸金業法では年収の3分の1を超える新たな借り入れができないよう定められています。この規制を総量規制といい、利用者の借りすぎを防止するための策です。
つまり年収が300万円ある人の場合、3分の1である100万円を超える借り入れはできないのです。別の貸金業者に借り入れがある場合も、合算して計算されます。既に他社で30万円の借り入れがある場合は、70万円までしか借り入れできない仕組みです。
一方で銀行では貸金業法とは異なる銀行法の定めるルールにそって運営しています。銀行法では、貸金業法のように総量規制を設けていません。しかし銀行は金融庁から過剰な貸し付けに関する指導を受けたことから、近年、自主規制を敷いています。申込者の年収や返済能力を十分に考慮して審査を行っているのです。
自主規制の明確な基準は公表されていませんが、総量規制以上の多額の借り入れはできない可能性が非常に高いのが現状です。審査に通るためには、本当に必要な借入希望額を申告するようにしましょう。
低金利でお金を借りるなら銀行カードローンがおすすめ
まとまったお金が必要になることは誰しもあることです。冠婚葬祭や家族入院など、思いもよらない出費がかさむと手持ちのお金ではやりくりできなくなります。そのような時に活用したいのがカードローンです。保証人や担保は不要で、利用限度額内で必要な分だけ借り入れができ、非常に便利です。
しかし忘れてはならないのが返済です。その点、銀行カードローンならカードローンの中でも低金利で、利息の負担が比較的軽くなり、おすすめできます。銀行ならではの特典なども魅力的です。その中で本当に自分に合った銀行カードローンを見つけることが大切といえるでしょう。
銀行カードローンの審査のポイントなども把握して、希望通りの借り入れができるように準備しておくと良いですね。
ただし、低金利といっても借り入れには金利が必ずつきます。収入と支出のバランスを考えて無理のない返済計画をたてることも重要です。くれぐれも借りすぎには注意をして、カードローンをうまく使っていきましょう。
執筆者:鴨志田 大輔
ファイナンシャルプランナー
※商号:アイフル株式会社
※登録番号:近畿財務局長(14)第00218号
※貸付利率:3.0%~18.0%(実質年率)
※遅延損害金:20.0%(実質年率)
※契約限度額または貸付金額:800万円以内(要審査)
※返済方式:借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式
※返済期間・回数:借入直後最長14年6ヶ月(1~151回)
※担保・連帯保証人:不要
■アコム
※ファイナンシャルフィールドでは、アフィリエイトプログラムを利用し、アコム社から委託を受け広告収益を得て運用しております。
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※1 優遇適用後金利 0.9%~17.9%(実質年率)/基準金利 3.9%~17.9%(実質年率) ドコモ回線などのご利用状況に応じて、最大年率3.0%の金利優遇が適用。適用条件はdスマホローン公式サイトでご確認ください。