更新日: 2020.12.30 金利

カードローンの金利・利息の計算方法とは?

カードローンの金利・利息の計算方法とは?
FINANCIAL FIELD編集部

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カードローンを借りる際、金利や利息などの言葉が登場します。これらの言葉について、正しく知り、あらかじめ金利の計算を行っておくことが、カードローンを無理なく利用するためのコツとなります。
 
本記事では、金利や利息の意味から、計算方法、実際にカードローンを比較する際の注意点などをまとめました。これから、カードローンを利用しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。カードローンの返済額を減らすための、ヒントにもなります。
 

そもそもカードローンの金利・利息とは?

カードローンを借りる際、金利や利息といった専門用語が並んでいます。まずはこの用語の意味から確認していきましょう。金利とは、借入金額に対する利息の割合のことです。利率と呼ばれることもあり、一般的に〇%というようにパーセントで表示されます。また、借入金額に対する1年間における利息の割合を「年利」といいます。
 
利息とは、ローンでお金を借りる際のお金のレンタル料のようなものです。お金を借りている期間が長くなればなるほど、利息も増えていきます。利息は借りたお金を返す際に、一緒に借り主に払うことになります。
 

カードローンの利息の計算方法

カードローンの利息は日割りで発生します。利息は次の計算式で求めることができます。
 
「借入金額×実質年率×借入日数÷365日(うるう年の場合は366日)」
 

次の条件でお金を借りた場合の利息を計算してみましょう。

●借入金額:50万円
●実質年率:15.00%
●借入日数:300日間

数式にあてはめると、利息額は次のようになります。
 
50万円(借入金額)×15.00%(実質年率)×300日(借入日数)÷365日=6万1643円(利息額)
 
では、同じ借入日数で実質年率が18.00%のカードローンを借りた場合、利息額はどのようになるのでしょうか。
 
50万円(借入金額)×18.00%(実質年率)×300日(借入日数)÷365日=7万3972円(利息額)
 
金利15.00%と18.00%のカードローンがあった場合、50万円を300日間借りると利息額に1万2329円の差が生まれました。このような差は返済期間が長くなればなるほど、広がっていくことになります。
 
このように、金利によってカードローンで返済する額は変わっていきます。カードローンを選ぶ際、金利を見てローンを組まないと、計画的な返済が困難になる可能性があるのです。
 
また、多くのカードローンでは、毎月の「借入残高」を借入金額として利息額を計算します。そのため、毎月の利息額は、借入残高が減るにつれて減少していくことを覚えておきましょう。

 

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カードローンの金利・利息を安く抑える方法

カードローンの金利・利息を安く抑えたい場合は、繰り上げ返済や無利息サービスを活用しましょう。繰り上げ返済は元金に充当されるため利息軽減効果が高く、無利息サービス適用期間は利息0円です。
 
また、借入期間を短くしたり、利用限度額の増額によって適用金利を下げることで利息を減らしたりすることも可能です。
 
ここでは、カードローンの金利・利息を安く抑える方法について見ていきましょう。
 

繰り上げ返済

カードローンの利息を安く抑えるために繰り上げ返済を検討しましょう。繰り上げ返済とは、毎月の決まった返済額とは別に、期日に関係なく返済する方法です。例えば、毎月の約定返済額が5000円のところ、5000円とは別に1万円返したりするものです。
 
繰り上げ返済した分はすべて借入額の元金部分に充当されるので、毎月約定返済額のみで返済するより総返済額が減るスピードは早くなります。
 
繰り上げ返済の手数料が無料のカードローンも多いです。
 

無利息サービスの活用

大手消費者金融などでは無利息サービスを提供していることもあります。無利息サービスとは、最長30日間程度、カードローンの利息が0円となるものです。初めて利用する方を対象としています。
 
例えば、大手消費者金融アコムのカードローンなら、初めて利用する場合に「30日間金利0円サービス」が提供されます。借り入れをしても30日間金利0円サービス適用期間に完済をすれば、利息0円で元金のみの返済で済むためお得です。
 
無利息サービスを活用すれば、金利負担を安く抑えることが可能です。
 

借入期間を短くする

カードローンの利息を安く抑えたい場合は、借入期間を短くしましょう。同じ借入金額・金利であれば、借入期間が短いほうが総返済額を減らせるからです。
 
以下は、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」で借入金額30万円、金利14.6%で借り入れした場合のシミュレーションです。
 

・借入期間24ヶ月:毎月返済額1万4489円 総返済額34万7725円
・借入期間48ヶ月:毎月返済額8288円 総返済額39万7825円
・借入期間60ヶ月:毎月返済額7074円 総返済額42万4410円

 
このように、借入期間が長いほど利息が多く、借入期間が短いほど利息は少なくなります。
 

利用限度額を増額する

カードローンは利用限度額に応じて適用金利が変わります。利用限度額の増額によって、適用金利を低くすることが可能です。
 
以下は大手消費者金融アコムの利用限度額に応じた適用金利の範囲です。
 

利用限度額 適用金利
1万円~99万円 7.7%~18.0%
100万円~300万円 7.7%~15.0%
301万円~500万円 4.7%~7.7%
501万円~800万円 3.0%~4.7%

 
上記のように適用金利の範囲が変わります。初めて利用する場合は上限金利が適用されるのが一般的です。
 
例えば、アコムで利用限度額が80万円で金利18.0%だったとします。しかし、利用限度額を100万円に増額すれば、金利を15.0%まで下げられます。このように、利用限度額の増額によって金利を下げることが可能です。
 

金利が低いカードローン会社を探す

カードローン会社によって金利が異なります。少しでも利息を抑えたい場合は金利が低いカードローン会社を選びましょう。
 
以下は大手消費者金融カードローンの金利です。
 

消費者金融 金利
アコム 3.0%~18.0%
アイフル 3.0%~18.0%
レイクALSA 4.5%~18.0%
SMBCモビット 3.0%~18.0%
プロミス 4.5%~17.8%

 
上記のとおり、上限金利だけを比べるとプロミスが17.8%と他社より低い水準です。このように、少しでも金利の低いカードローンを選んで利息負担を減らす方法もあります。
 

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カードローンの金利・利息に関する注意点

カードローンを選ぶ際、金利や利息に関していくつか注意すべき点があります。注意点を知らないままでいると、予想よりも高い利息を払うことになったり、損をしたりしてしまうので、気をつけてください。

 

上限金利を越えた金利は違法!

カードローンの金利は法律で上限が定められています。この法律を利息制限法と言います。利息制限法は2010年6月に改正されたため、現在の上限金利はそれまでよりも引き下げられています。
 
現在は、カードローンの上限金利は15%~20%と定められており、借入額に応じて上限が変動します。この利息制限法で指定されている上限の範囲内であれば、金利は貸付会社が自由に決めることができます。上限金利は貸付金額に応じて以下のように変動します。
 

上限金利は貸付金額に応じて以下のように変動します。

●貸付金額          上限金利
●10万円未満          年20.0%
●10万円以上100万円未満    年18.0%
●100万円以上          年15.0%

つまり「利息制限法」が制定されていることによって、貸付金額が大きくなるほど上限金利は下がります。そのため、同じ10万円を借り入れる場合でも、一社で借り入れれば金利は最大で18.0%となります。
 
しかし、2社から5万円ずつ借り入れる場合は、金利は最大で20.0%になります。そのため、複数社で借り入れを行うと、一社で同額を借り入れるよりも利息が高くなる可能性があるのです。
 
他にも住宅ローンと同じ金融機関でカードローンを組んでいる場合もみてみましょう。住宅ローン1000万円を契約している金融機関で、10万円のカードローンを契約をすると想定します。借入額は10万円以上100万円未満にあたるため、カードローンの借入額だけで考えると金利の上限は18%です。
 
しかし、同じ金融機関で1000万円のローン(借り入れ)があるため、合算すると1010万円の借り入れとなります。そのため、住宅ローンと同じ会社で借りているカードローンの年利は、15%を超えないことになるのです。
 

実際のカードローン返済額は計算と異なる場合も

カードローンの返済の際に払う利息は、前述した計算式で出した金利の金額と実際に返済する額が異なる場合があります。なぜそのようなことが起こるのかというと、「借入期間を決める『起算日』をいつに設定するか」などは、カードローンを取り扱う会社で異なるからです。
 
ホームページや商品説明書などを見ても起算日がわからない場合は、窓口に問い合わせするのが確実でしょう。

 

カードローンの比較では最低金利にとらわれないように

できるだけ低金利のカードローンを利用したいところですが、金利を比較する時には金利の低さにばかりとらわれてはいけません。金利を比較する時は最低金利ではなく、上限金利での比較を行うようにしてください。
 
例えば、金利がA社 3.0~18.0%、B社 6.0~17.0%となっている場合は、上限を17.0%に設定しているB社の方が低金利だと考えましょう。
 
そもそも、下限金利でカードローンを借りられるのは、年収や信用情報の信用度が高く、利用限度額が大きい人です。利用限度額が高ければ、多くのお金を借りることができるので、低金利になりやすいでしょう。
 
しかし、初めてカードローンを利用する人は、利用限度額が低く設定されることが多く、実際に借りられる額も少ないです。そのため、適用金利も高くなりがちです。初めてカードローンを利用する人は、実際に適用される金利と大きなズレが生じないように上限金利で比較したほうがよいでしょう。
 
利用限度額を高めに設定して審査を受けることも可能ですが、審査は厳しくなることを頭に入れておいてください。
 

返済ができない場合は遅延損害金が発生する

毎月の返済が遅れてしまうと遅延損害金が発生し、通常よりも高い利息を負担することになります。
 
例えば、アコムは返済が遅れると日数に応じて遅延損害金年率20.0%を支払う必要があります。遅延損害金の計算方法は「残高×遅延損害金年率20.0%÷365日×期限の利益の喪失日翌日からの経過日数」です。
 
残高20万円で期限の利益の喪失日翌日から5日経過している場合は「20万円×20.0%÷365日×5=547円」となり、遅延損害金547円が発生します。
 
遅延損害金が発生しないように、返済日に遅れないことが何より重要です。
 

無利息サービスは初めての人が対象

アコムやアイフル、プロミスなど大手消費者金融カードローンが提供する無利息サービスは、初めて利用する人が対象です。利用が2回目以降の場合は、最初から通常利息が適用されます。
 
無利息サービスを活用したくて大手消費者金融カードローンを利用する際は、初回利用なのかどうか必ず確かめましょう。
 

借入期間が長くなるほど利息が増える

カードローンは借入期間が長くなるほど利息が増えるので注意してください。
 
例えば、消費者金融アイフルのカードローンで50万円を金利18.0%で借りた場合、借入期間によって毎月返済額と総返済額は次のようになります。
 

・借入期間12ヶ月:毎月返済額4万6000円 総返済額55万118円
・借入期間24ヶ月:毎月返済額2万5000円 総返済額59万9150円
・借入期間36ヶ月:毎月返済額1万9000円 総返済額64万1063円
・借入期間48ヶ月:毎月返済額1万5000円 総返済額69万8718円

 
このように、返済期間が長くなるほど利息が増え、毎月返済額や総返済額も高くなります。利息を少しでも減らしたい場合は、無理のない範囲で借入期間を短くしましょう。
 

カードローンの金利をしっかり計算して計画的な返済を

本記事では、カードローンの金利の計算方法や、金利や利息の注意点について説明してきました。金利を計算しておくことで、返済計画をしっかりと立てることができるため、一度計算しておくことをおすすめします。また、金利・利息について知っておくことは、無駄な支出を抑えることにもつながります。
 
カードローンを比較する際は、最低金利にとらわれず、実際の適用金利に注目するようにしましょう。カードローンの、金利・利息について正しく知って、無理のない利用を心がけるようにしてください。

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

■アイフル
※商号:アイフル株式会社
※登録番号:近畿財務局長(14)第00218号
※貸付利率:3.0%~18.0%(実質年率)
※遅延損害金:20.0%(実質年率)
※契約限度額または貸付金額:800万円以内(要審査)
※返済方式:借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式
※返済期間・回数:借入直後最長14年6ヶ月(1~151回)
※担保・連帯保証人:不要
■アコム
※ファイナンシャルフィールドでは、アフィリエイトプログラムを利用し、アコム社から委託を受け広告収益を得て運用しております。
■dスマホローン
※1 優遇適用後金利 0.9%~17.9%(実質年率)/基準金利 3.9%~17.9%(実質年率) ドコモ回線などのご利用状況に応じて、最大年率3.0%の金利優遇が適用。適用条件はdスマホローン公式サイトでご確認ください。
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