更新日: 2020.05.29 その他資産運用

投資に迷いが生じたときには初心に戻る「どうして投資をはじめたか」を振り返ってみましょう

執筆者 : 柴沼直美

投資に迷いが生じたときには初心に戻る「どうして投資をはじめたか」を振り返ってみましょう
いっこうに収束の兆しが見えない新型コロナウイルスの猛威。非正規社員の一時帰休や自営業の業務自粛などで、今回はこれまでの不況をもたらした契機と違って、幅広く私たちの生活を脅かす状況が広がっています。
 
キャンセルになった仕事が増えれば当然収入はなくなります。こんなときに投資なんてとても、と思われるでしょう。迷いが生じたときには初心に戻り、「どうして投資をはじめたか」を振り返ってみましょう。
 

【PR】基礎から学べる投資学習動画が無料公開中!

【PR】バフェッサ(世界一の投資家バフェット流の投資知識が学べる!)

投資の達人になる投資講座

おすすめポイント

・生徒数日本一の投資スクールが監修
・今なら約5万円の特典を完全無料で提供中!
・新NISAを有効活用したい人におすすめ
・未経験者でも分かるように図解で解説

柴沼直美

執筆者:柴沼直美(しばぬま なおみ)

CFP(R)認定者

大学を卒業後、保険営業に従事したのち渡米。MBAを修得後、外資系金融機関にて企業分析・運用に従事。出産・介護を機に現職。3人の子育てから教育費の捻出・方法・留学まで助言経験豊富。老後問題では、成年後見人・介護施設選び・相続発生時の手続きについてもアドバイス経験多数。現在は、FP業務と教育機関での講師業を行う。2017年6月より2018年5月まで日本FP協会広報スタッフ
http://www.caripri.com

投資と投機は違う:タイミングは気にしないでもOKなはず

今一度確認いただきたいのは、投資と投機は違うということです。保有していると、日々の金融商品(株でも債券でも投資信託でも構いません)の値動きに一喜一憂してしまいます。
 
これは人間の心情として理解できます。特に日々激しい乱高下を繰り返す今の相場動向であれば、なおさら長期的に見るのは難しいかと思いますが、基本に戻って「長期的に資産を守り・育てる」という方針を思い起こしましょう。
 
例えば株価の場合、企業ですから、瞬間的に「業績が10%伸長する」ということはあり得ません。少なくとも1会計年度の決算期を終えてみて、業績がプラスになったのかマイナスになったのかわかります。
 
それが少しずつ、株価に反映されていくのです。ということからも明らかなように、最低でも1年以上「長い目で育てる」わけですから、日々の値動きを気にする必要はないでしょう。

投資は「余裕資金」で行うのが鉄則

投資はあくまで「余裕資金の範囲で、無理のない金額で行う」という最初の指針を忘れてはいませんか。
 
もし今回の緊急事態で通常なら行えるはずの積立投資に回す資金がなくなってしまった、というのであれば、「事態が収束するまで」はストップしても構わないと思います。それを、「投資はやめない」という原則を遵守して、生活資金として使っている分から充てるというのはお勧めできません。
 
そのしわ寄せが高じて、例えばカードローンにまで手を出さなければならなくなれば意味がありません。そのようなことをしなくても、また緊急事態で収入が途絶えても、別財布としてキープしてあるところからの積立投資が継続できるのであれば続けましょう。
 
以前にも紹介したとおり、同じ積立投資を毎月1万円ずつする場合、相場全体が下がっている今であれば、より多くの単位(株数または口数)が購入できるので、将来の上昇時には収益に貢献してくれることになります。

【PR】基礎から学べる投資学習動画が無料公開中!

【PR】バフェッサ(世界一の投資家バフェット流の投資知識が学べる!)

投資の達人になる投資講座

おすすめポイント

・生徒数日本一の投資スクールが監修
・今なら約5万円の特典を完全無料で提供中!
・新NISAを有効活用したい人におすすめ
・未経験者でも分かるように図解で解説

「感情<理性」を堅持しましょう

私たちは今のような緊急事態の中では、ウイルス感染のニュース同様、つい経済の落ち込みや失業者急増といったネガティブなニュースに大きく影響を受けて、合理的でない行動に走ってしまいがちです。
 
それは、バブル経済のときに、どんどん上昇を続けている相場局面でますます強気になって投資したり、乗り遅れまいとして追加投資をして、あげくに相場が行きすぎ感から下落に入ると、売り時を見失ったと考えて冷静さを欠いた行動になったりした過去の歴史が証明しています。
 
これらはすべて、感情>理性に陥ってしまったために陥るケースで、「投資に失敗するケース」の大半はこの単純な心理的わなにはまってしまうために起こるのではないでしょうか。
 
執筆者:柴沼直美
CFP(R)認定者


 

ライターさん募集