更新日: 2019.07.03 その他資産運用

初めての金融機関での資産運用相談はこれをチェックして!

執筆者 : 加藤啓之 

初めての金融機関での資産運用相談はこれをチェックして!
年末にボーナスが支給されたものの、預貯金したままでは利息がほとんどつかないと嘆いている方や、友人や会社の先輩・同僚たちが投資信託で資産運用を始めているのを聞き、自分も始めようと考えている方は少なからずいらっしゃると思います。
 
でも、金融機関で資産運用相談をするには、「敷居が高そう」とか、「変な金融商品を売りつけられたりしないか」といった心配を抱えるのももっともなことです。
 
実際の相談の流れから、その金融機関が信用できるかどうかのチェックポイントをいくつか紹介します。
 

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加藤啓之 

執筆者:加藤啓之 (かとう しげゆき)

FP横浜オフィス加藤 代表
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、1級DCプランナー

日本証券アナリスト協会検定会員、1級証券外務員
大手資産運用会社、大手企業年金基金で勤務ののち独立。

資産運用、iDeCo加入等を中心に個人相談を展開。
企業の退職金制度のコンサル、確定拠出年金制度の導入支援、独自性のある継続教育など法人ビジネスも展開。
https://fpyokohamakato.amebaownd.com/

自動受付機あるいはフロア係の人に資産運用の相談を申し出る

そもそも銀行の相談窓口を利用したことがなく、ましてや証券会社など足を踏み入れたことなどない、という方も少なくないでしょう。
 
まずは勇気を振り絞って金融機関の店舗に入り、資産運用を始めたいと申し出ましょう。
 
番号札を渡され、その番号が呼ばれたら、ローカウンターと呼ばれる座席が用意された窓口に行き、相談がスタートします。
 

チェックその1 いきなり具体的な金融商品を勧められる

金融機関では通常、初めて資産運用相談にきた顧客には、その属性はもちろんのこと資金の性格や運用目標、そしてリスク許容度などを会話の中から引き出して、最善の金融商品を提案します。
 
いきなり具体的な金融商品を提案してくるようなところは、その会社、あるいは支店に設けられている販売目標の達成のために顧客を利用しようとしています。この場合は、ちょっとだけ話を聞いて「ゆっくり考えます」と言って帰りましょう。
 
その後、電話がかかってきた場合は「他の金融機関で取り引きしました」と言えば、しつこく電話されることもないでしょう。
 

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チェックその2 投資信託の販売手数料や運用管理費用を比較説明しない

顧客属性などのヒアリングの後、具体的な投資信託を1つだけ提案してくることもあります。
 
法律上、投資信託保有にかかる手数料などは必ず説明しないといけない項目ですが、1つの金融商品だけだと、高いのか安いのかわかりません。
 
この場合も金融機関にとって都合の良い商品を勧められている可能性が高いので、早々に引き上げましょう。
 

チェックその3 「私も保有しています」と説明されたら

複数の商品を提案し、それぞれの手数料を説明した後に、窓口担当者が「私も保有しています」と付け加えてくることがあります。安心感を与えるためなのでしょうが、担当者にとって良い商品が顧客にとっても良い商品とは限りません。
 
この場合、担当者に「親に勧められますか」と聞き返しましよう。自分の親とは運用目標や資金性格が異なっても「勧められます」としっかり答えてくれるか様子を見ます。一瞬でも戸惑っているようでしたら、この場合も金融機関にとって都合の良い商品を勧められている可能性が高いので、引き上げましょう。
 

チェックその4 NISA制度を説明しない

NISA制度の説明があるかもポイントです。初めて資産運用を相談する顧客はどこの金融機関にもNISA口座を開設していないと考えられがちです。
 
一般の証券口座とは違い、NISA口座は開設されるまでに1ヶ月程度かかります。顧客は1ヶ月くらい取り引きを待てますが、金融機関側には月内の目標数値があり、すぐに開設できる証券口座での取り引きを急かす場合もあります。この場合は、NISA制度を検討したい旨をはっきりと告げましょう。
 
以上、初めて金融機関で資産運用相談をするにあたっての留意点を説明しました。これらのポイントが、信用できる金融機関での取り引きを始めるお手伝いになれば幸いです。
 
執筆者:加藤啓之 (かとう しげゆき)
FP横浜オフィス加藤 代表
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者、1級DCプランナー
 

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