更新日: 2019.09.05 その他資産運用

初めての投資プロジェクト④ 投資信託の運用方法と費用の関係

執筆者 : 宮﨑真紀子

初めての投資プロジェクト④ 投資信託の運用方法と費用の関係
投資信託を始めようと思いパンフレットをもらったものの、商品選びは難しいものです。商品の一覧表に並ぶ数字が何を表しているのか、よく分らないし、投資信託にかかる費用は商品によって異なります。その理由について考えます。

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宮﨑真紀子

執筆者:宮﨑真紀子(みやざき まきこ)

ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者、相続診断士

大阪府出身。同志社大学経済学部卒業後、5年間繊維メーカーに勤務。
その後、派遣社員として数社の金融機関を経てFPとして独立。
大きな心配事はもちろん、ちょっとした不安でも「お金」に関することは相談しづらい・・・。
そんな時気軽に相談できる存在でありたい~というポリシーのもと、
個別相談・セミナー講師・執筆活動を展開中。
新聞・テレビ等のメディアにもフィールドを広げている。
ライフプランに応じた家計のスリム化・健全化を通じて、夢を形にするお手伝いを目指しています。

より上の成果を目指す「アクティブ運用」

投資を始めたい思うMさん(30歳代の女性)。口座のある銀行でパンフレットをもらったものの耳慣れない言葉も多く、一覧表の見方が分からないので教えて欲しいと相談に来られました。
 
「国内株式の投資信託を考えていますが、パンフレットを見るとインデックス型・アクティブ型で分けられています。これは、どういうことですか?」
 
前回の「初めての投資プロジェクト③」で『日経225オープン』は「日経平均に連動する成果を目指して運用している」と説明しました。このように投資信託が運用の基準としている指標を「ベンチマーク」といいます。主なベンチマークは3つあります。
 

図_資産運用22

 
これらのベンチマークに連動を目指す運用方法を「インデックス運用」、ベンチマーク以上の成果を目指すものを「アクティブ運用」といいます。日経平均連動型の投資信託の場合は、ニュースで日経平均の値動きを知ることが出来るので、日々の値動きが分かりやすいといったメリットがあります。
 
アクティブ運用はより大きなリターンを目指しますので、組み入れる銘柄を厳選する必要があります。成長性が見込める、株価が割安など様々な観点からプロが判断します。少し前、ひふみ投信の藤野社長をテレビで特集していました。会社訪問をして経営方針などについて社長と面談するほか、社内の様子を知ることも投資判断に欠かせないといった内容でした。運用の専門家たちは財務諸表などの数字の分析だけでなく、こういった情報収集もしています。このコストが運用管理費用(信託報酬)に反映されます。
 

費用も選ぶポイント

投資信託にかかる費用を以下にまとめます。
 
<直接負担する費用>
 
*購入時手数料……投資信託の購入代金とは別に販売会社に支払います。かからない場合もあります。手数料がからないものは「ノーロードファンド」と呼ばれます。
*信託財産留保額……投資信託を解約する時にかかります。商品によってかからない場合もあります。
 
<運用中に信託財産から間接的に負担する費用>
 
【毎日かかるもの】
*信託報酬……投資信託の運用・管理などに係る費用。信託財産の中から運用会社・信託銀行・販売会社に対して支払われます。商品によって異なりますが、運用実績にかかわらず、純資産総額に対して決まった割合で差し引かれます。
*監査報酬……公認会計士などによる監査にかかる費用。
 
【株式等売買時にかかるもの】
*売買委託手数料……投資信託が組み入れる株式などを売買する時に発生する費用。売買の頻度や金額によって異なります。
 
インデックス型とアクティブ型を比べると、アクティブ型の方が購入時手数料・信託報酬が高いことがわかります。より高いパフォーマンスを得るために、費用がかかっているためです。高い運用利回りがあっても、信託報酬が割高では効率的な運用はできません。中長期的な運用を考えるなら、この費用も商品選びのポイントとなりますので、しっかり比較することが必要です。
 

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