そこで本記事では、たばこ税が増税されるこの時期に考えておきたい生涯にわたって支払うたばこの金額について解説します。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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たばこを生涯吸ったときのシミュレーション
たばこを20~80歳まで毎日1箱吸う人の生涯金額をシミュレーションしていきましょう。たばこ1箱約600円、1日1箱購入した場合今後増税がなかったときのことを想定します。
600円×365日×60年=1314万円
たばこの値段は年々高くなっており、安くなったことはありません。そのため、今現在の値段が最低金額ということになります。
また、たばこを吸う方はコーヒーなどの飲料をセットで購入することもあるため、嗜好(しこう)品購入額としては、この金額よりも高くなる方も多いでしょう。
たばこ税増税で1年間に増えた支払額
2022年10月にたばこ税が増税され、1箱当たりの値段が20円ほど高くなった銘柄も多くあります。
例えば「マールボロ・ヒートスティック・レギュラー」は、580円から600円の値上がりとなりました。この値上がりで、1日1箱吸っている方は、1ヶ月で600円、1年間で7200円も支払う金額が多くなりました。
令和5年度以降にもまた増税?
また、2022年末に行われた政府の閣議決定では、たばこ税のさらなる見直しが盛り込まれています。
「3円/1本相当の引上げを、国産葉たばこ農家への影響に十分配慮しつつ、 予見可能性を確保した上で、段階的に実施する。」
たばこは1箱20本入っているものが多いため、60円の値上げとなる可能性もあります。施行時期は令和6年以降であるため、令和5年である今年の増税はないものの今後もたばこ税は上げられる方針です。
たばこ税を抑えたいなら禁煙がベスト
たばこを毎日吸うのであれば、たばこは毎月1万8000円かかります。決して負担が軽いとはいえない金額でしょう。たばこの出費を抑えたいなら禁煙するのがベストです。毎月1万8000円の出費が浮くので自分の趣味の幅も増やせるでしょう。
また、生命保険では非喫煙者の割引が適用される商品もあります。過去1年以上喫煙していないなど、保険会社が設けた基準を満たせば保険料割引が適用されるため、保険料の節約にもつながります。
まとめ
生涯支払うたばこの金額をシミュレーションしてみました。仮にこのまま600円だとしても生涯支払う金額は1000万円を超える方もいるでしょう。また、今後も増税される可能性があるため、今回シミュレーションした数値よりも高くなります。
出典
財務省 たばこ税などに関する資料
財務省 令和5年度税制改正の大綱
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部