春の季節にオススメなふるさと納税って？

今回はふるさと納税の「返礼品」をいくつかご紹介します。
 
部屋にいることが多くなると、通常時よりも受け取りやすくて便利です。自粛中の今だからこそ、ふるさと納税をぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
 

ふるさと納税のおさらい

ふるさと納税は、全国各地の自治体にお金を寄付することで、税制面で優遇が受けられる制度です。手続きを行うと、寄付金のうち2000円を超える分については、所得税の還付や住民税の控除を受けることができます。
 
また、お金を寄附した自治体から、お米や商品券などさまざまなお礼の品（返礼品）を受け取ることができるため、たいへん人気がありますね。
 
ふるさと納税を利用する場合は、まず2020年度にどのくらいまで寄附をすることができるのか、ふるさと納税の限度額を確認することが大切です。総務省のホームページ（※）によると、独身の方で納税を行う本人の給与収入が年収500万円の場合、6万1000円がふるさと納税の年間の上限額の目安となっています。ぜひ、ご自分のケースをチェックしてみましょう。
 

春にぴったりな返礼品

例年、ふるさと納税は期限である12月に申し込みが殺到する傾向があります。一方、春の4月から5月は、人気の返礼品なども在庫がある場合が多く、焦らずゆっくりと商品を選ぶことができるという特徴があります。
 
では、この春にオススメなふるさと納税の返礼品についてご紹介します。
 
ふるさと納税で人気の返礼品といえば、やはり旬の食材です。例えば、北海道下川町のアスパラ、山梨県南アルプス市や長野県宮田村のトマトなどの野菜は、毎日の食卓を彩る魅力的な返礼品ですね。
 
先行予約できるものでは、山形県寒河江市の佐藤錦もおすすめです。春に予約しておけば、6月ごろに旬のさくらんぼを堪能することができます。
 

行事やプレゼントに返礼品を活用

少しユニークな返礼品をご紹介します。この1年間に子どもが生まれて、2020年に初節句を迎えるご家庭では、埼玉県鴻巣市の「五月人形」や、静岡県伊豆の国市の「鯉のタペストリー」を返礼品で選ぶという方法もあります。
 
また、5月10日の母の日には、ふるさと納税の返礼品でお母さんにプレゼントを贈るのはいかがでしょうか。バラの産地である新潟県新発田市なら、鮮度が高いバラの花束をお母さんに直接送ることができます。
 
お母さんが喜ぶ美容品もおすすめです。北海道苫小牧市の場合は1万9000円の寄附で、HABAのスクワラン美容基本セットを受け取ることができます。鹿児島県日置市では、日置産のオリーブオイルを使った石鹸や化粧品が返礼品となっています。
 
お母さんが毎日の家事で便利に使うことができる家電などを、返礼品として選べる自治体もあります。例えば、新潟県燕市のアイロンや掃除機、布団乾燥機などは、母の日のプレゼントにぴったりな人気の返礼品です。
 
ただし、五月人形や母の日のプレゼントは、配送先や配送日時について、事前に確認することが大切です。自治体によっては、返礼品の発送に時間がかかる場合があるため、肝心なイベントまでに返礼品が届かないというトラブルが起きてしまう可能性があります。
 
いかがだったでしょうか。2020年のふるさと納税を活用したい方は、賢く楽しくチェックして、ぜひ申し込みをしてみてくださいね。
 
［出典］
（※）総務省「ふるさと納税のしくみ」
 
執筆者：下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者