更新日: 2019.06.13 その他税金
10月から消費税率10%がスタート。増税前の買い物対策を考えてみた!
共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティング(本社:東京都渋谷区)は、消費者の意識とポイントの利用意向を把握するため、「第34回 Ponta消費意識調査 2019年4月」を「Pontaリサーチ」にて実施しました。
調査結果から、消費税率アップを間近に控えた消費者の意識を見てみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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この5年で20%も節約志向が高まる。ポイントを使って節約も
「あなたは、今月の家計の支出をどのくらい節約したいですか」という問いに対し、「節約したい」との回答は70.5%でした。2014年4月の本調査では50.2%だったので、5年で20%も節約志向が高まったことがわかります。
特に今年に入ってからは、2月、4月の調査とも70%を超えており、消費税増税を目前に、支出を控えようと考える人が増えていることがうかがえます。
また、ポイントの利用意向については「今つかいたい」と回答した人が、この1年の調査では最も高い42.3%でした。
そのうち家計の支出を「節約したい」と答えた人のポイント利用意向は44.9%で、「節約したくない」と答えた人の36.1%と比較すると8.8%も高く、節約意識の高い人はポイントを使おうという意識がより高いように見えます。
今は買い物対策をしていない人が8割だが、増税前には対策も
「今年10月予定の消費税増税を前に、買い物対策をしているか」という問いには、80.4%が「していない」と回答。
高額なものは今のうちに買っておいたほうがいいと思っている人が多いかと思いきや、何も対策していない人が8割なんですね。消費税増税のことはわかっていても、まだまだ何も手をつけていないのが実情のよう。
「買い物対策をしていない人」に、今後、買い物対策で利用したい店・サービスを尋ねたところ、さすがに買い物対策を「特にしない」という回答は14.4%にとどまりました。今は買い物対策をしていなくても、9割近くの人が増税前に何らかの対策をするつもりのようです。
特売やセールの利用で増税前に買いだめ?
「買い物対策をしていない人」の今後の増税前対策としては、「特売やセールを利用する」が62.9%と1位となりました。次いで「ポイントサービスを活用する」が45.8%、「ディスカウントストアや100 円ショップを利用する」が36.9%と続きます。
既に「買い物対策している人」に同じ質問をしたところ、1位は同じく「特売やセールを利用する」68.5%。対策をしていない人より5.6ポイント高い結果となりました。
2位「ポイントサービスを活用する」が45.5%、 3位「ディスカウントストアや100円ショップを利用する」が42.6%と同じ順位ですが、ディスカウントストアや100円ショップを利用する人の比率は対策をしていない人より高いという結果に。
このことから、既に増税前の対策を意識している人は、ポイントを使うより、セールやディスカウントストアなど、なるべく実店舗で安い商品を買っておこうと考えているようにうかがえます。
消費税増税まであと5ヶ月を切りました。2%アップといえども100万円の買い物となると2万円分にあたります。大きな買い物を予定しているならば、セールを利用するなどして、増税前に購入を検討しておくほうがいいかもしれません。
「第34回 Ponta消費意識調査 2019年4月」株式会社ロイヤリティ マーケティング
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部