大学生も国民年金への加入義務があることを知っていますか?

配信日: 2017.10.25 更新日: 2020.04.03

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大学生も国民年金への加入義務があることを知っていますか?
日本国内に住んでいる20歳以上60歳未満の方は、国民年金に加入しなければなりません。大学生も例外ではありません。

しかし、所得の少ない大学生にとって国民年金の保険料の支払いは簡単ではありません。

このため、学生には救済措置があります。ご存じですか?
新美昌也

執筆者:新美昌也(にいみ まさや)

ファイナンシャル・プランナー。

ライフプラン・キャッシュフロー分析に基づいた家計相談を得意とする。法人営業をしていた経験から経営者からの相談が多い。教育資金、住宅購入、年金、資産運用、保険、離婚のお金などをテーマとしたセミナーや個別相談も多数実施している。教育資金をテーマにした講演は延べ800校以上の高校で実施。
また、保険や介護のお金に詳しいファイナンシャル・プランナーとしてテレビや新聞、雑誌の取材にも多数協力している。共著に「これで安心!入院・介護のお金」(技術評論社)がある。
http://fp-trc.com/

 

国民年金とは?

 
日本国内に住んでいる20歳以上60歳未満のすべての方は、国民年金への加入が法律で義務付けられています(国民皆年金)。国民年金というと老後にもらえるお金(老齢基礎年金)というイメージが強いと思います。しかし、年金は、老後に受け取るだけではありません。

病気やケガで障害が残ったときには障害基礎年金を受け取ることができます。平成29年度の障害基礎年金の年金額は、1級で974,125円、2級で779,300円です。

また、家族の働き手が亡くなったときには遺族基礎年金を受け取ることができます。平成29年度の遺族基礎年金の年金額は779,300円(+子の加算)です。。ただし、必要な手続きを行わず、保険料を未納のまま放置すると、これらの年金が受け取れなくなる場合があります。
 

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学生納付特例制度をご存じですか?

 
所得の少ない学生にとっては国民年金保険料(平成29年度:月額16,490円)を支払うのは楽ではありません。

親に保険料を払ってもらうこともできない場合、活用したいのが「学生納付特例制度」です。学生納付特例制度は保険料の支払いを先送り(猶予)してくれるしくみです。

申請できるのは大学(大学院)、短大、専門学校などに在学する学生等で、本人の前年所得が基準(118万円+扶養親族等の数×38万円)以下の方です。

学生納付特例の申請をすることによって、障害基礎年金を受け取ることができますし、年金を受け取るために必要な期間(受給資格期間)にも算入されます。

ただし、年金額には反映されません。10年以内に保険料を追納すれば老齢基礎年金の年金額に反映されます。社会人になったら忘れずに支払いましょう。

 

保険料はまとめて支払うとお得です

 
将来の保険料をまとめて支払う(前納する)と割引が受けられてお得です。前納には「現金支払」(金融機関やコンビニエンスストアで納付)と「口座振替」があります。「口座振替」のほうがお得です。

クレジットカードで支払うこともできます。この場合は、前納額は「現金払い」の前納と同額です。どのくらいお得かは下記の表でご確認ください。クレジットカードで支払うこともできます。この場合は、前納額は「現金払い」の前納と同額です。


 
 
Text:新美 昌也(にいみ まさや)
ファイナンシャル・プランナー。

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