更新日: 2023.03.16 その他年金
年金手帳を紛失してしまいました…再発行はできますか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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年金手帳の再発行はできない
結論からいうと、年金手帳の再発行はできません。なぜなら2022年(令和4年)4月から、年金手帳に代わって「基礎年金番号通知書」を発行する形に変更されたからです。
そのため年金手帳を紛失したときは、基礎年金番号通知書を再発行する手続きをとります。
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手続きする方法
基礎年金番号通知書の再発行は、基礎年金番号通知書再交付申請書に必要事項を記入して提出することで手続きが可能です。提出先はご自身がどのタイプの被保険者かによって変わります。
例えば、会社員など国民年金第2号被保険者、または国民年金第2号被保険者に扶養されている国民年金第3号被保険者の場合は、勤務先の担当部署に依頼します。勤務先の事業所が存在する地域を管轄する年金事務所に提出します。詳しい流れは勤務先の担当者に質問してください。
自営業や無職など国民年金第1号被保険者、または任意加入被保険者の場合は、住所がある役所または近くの年金事務所に提出します。
提出方法は電子申請、郵送、窓口持参の3種類あります。窓口に行くと混んで時間がかかることも多いので、電子申請か郵送手続きが便利です。
無事に受理されて問題なければ日本年金機構で管理している住所あてに送付されます。
手続きする時の注意点
手続きするときは原則本人自ら行い、本人確認書類を提示または提出する必要があります。
郵送で申請書を提出する場合は、
●マイナンバーカードの表裏両面
●マイナンバーが確認できる書類(住民票の写し、通知カード)と身分証明書(運転免許証やパスポートなど)
上記いずれかのコピーを添付しましょう。
住民票の写しはマイナンバーが記載されているもの、通知カードは氏名や住所等が住民票に記載されている内容と一致している場合のみ使えます。
また、結婚や引っ越しなどで名字や住所が変わっている場合は、通知カードを使えません。住民票の写しも、マイナンバーの記載がない場合は受理されないので注意しましょう。
窓口で提出する場合は、身分証明書を持参してください。本人と確認できると手続き可能です。
●勤務先や事業主の事務員
●社会保険労務士、その代理人
●法定代理人
このような場合は例外的に本人以外が手続き可能です。
まとめ
今回は、年金手帳を紛失した場合にどこで再発行できるのか、方法や注意点を解説しました。
●年金手帳の発行は廃止されて基礎年金番号通知書の発行に変更された
●会社員は勤務先、自営業や無職の場合は役所に相談する
●基礎年金番号通知書再交付申請書に必要事項を記入する
●自分で提出する場合は電子申請、郵送、窓口持参、いずれかの方法で行う
●本人確認書類を忘れずに準備する
その上で問題がなければ、基礎年金番号通知書が日本年金機構から送付されます。
年金手帳を紛失してもペナルティーがあるわけではありませんが、いざというときにすぐ手続きできない可能性もあります。なくしたと思ったら、早めに勤務先や役所に相談しましょう。
出典
日本年金機構 Q.年金手帳や基礎年金番号通知書をなくしたのですが、再発行はできますか。
日本年金機構 基礎年金番号通知書や年金手帳を紛失またはき損したとき
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部