更新日: 2023.02.14 その他年金
「ねんきんネット」で加入歴の間違いを発見 証明する方法は? 年金が増えることはある?
本記事では、間違いを見つけた場合の手続きの仕方を紹介。あわせて、「どのようにして間違いを証明すればよいか」「間違いが訂正されれば年金額が増えるのか」を解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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手続きの仕方とは?
政府広報オンラインによると、令和3年9月時点で、約1783万件の持ち主不明の年金記録があります。そのため、ねんきんネットやねんきん定期便にて、自分自身の年金記録に間違いがないかどうか、確認するようにしましょう。
特に、気をつけてほしいのが「転職が多くて、複数の年金手帳が発行された人」「会社を退職した後に結婚して姓を変更した人」「いろいろな読み方ができる名前の人」です。
「いろいろな読み方ができる名前」とは、たとえば「長田」のように「おさだ」とも「ながた」とも「ちょうだ」とも読める名前のことです。このような場合、本当は「おさだ」なのに誤って「ながた」と登録されてしまっている可能性があります。
ねんきんネットで「漏れ」や「誤り」が見つかった場合は「年金加入記録回答票」に記入しましょう。回答票は日本年金機構の公式サイトからダウンロードすることが可能です。
回答票を記入した後、日本年金機構に郵送するか、住んでいる地域の年金事務所に提出します。すると、日本年金機構で年金加入記録の調査・確認を実施。確認が終われば「漏れ」や「誤り」を訂正して、年金加入記録に統合します。
年金事務所に行くときは、基礎年金番号が分かるものが必要になります。また、「ねんきんネット」の該当部分を印刷したものを持っていれば、調査・確認がスムーズです。
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証明する方法は?
年金の「誤り」や「漏れ」を見つけたときは、年金加入記録回答票の提出が必要になります。その際、間違いを証明するものとして、年金手帳などの資料を添付する必要はありません。
ただし、当時(間違いがあったと思われる期間)の年金手帳から記号番号(10桁の番号)が分かれば、回答票の「年金手帳の記号番号当時の旧氏名」欄に記入するようにしましょう。
年金は増えるのか?
日本年金機構の公式サイトによると、
●若いころ、働いていた年金の記録が見つかったため、年額にして98万から234万円に年金が増えた
●結婚前の年金記録が見つかったため、年額43万円から154万円に年金が増えた
●誤った名前の読み方での年金記録がみつかったため、年額0円から137万円に年金が増えた
というケースが紹介されています。年金記録の加入歴の間違いを訂正すると、年金額は増えるのです。
間違いの証明は必要なし! 年金記録を訂正して年金額を増やそう
ねんきんネットで加入歴の間違いを見つけた場合は、年金加入記録回答票を日本年金機構に郵送するか、家の近所の年金事務所に提出するようにしましょう。その際、回答票に年金手帳など何か証明するものや証拠書類のコピーを添付する必要はありません。
加入歴が正しく反映されれば、年金額は増えます。ぜひねんきんネットから、自分自身の記録を確認してみましょう。
出典
日本年金機構 年金加入記録に「もれ」や「誤り」があった場合
日本年金機構 こんな方はぜひ、年金記録に漏れがないかご確認を!
日本年金機構 年金記録の再確認をお願いします
あなたの気になる年金記録 もう一度、ご確認を。
政府広報オンライン 年金記録に「もれ」や「誤り」はありませんか? もう一度ご確認をお願いします
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部