「ゴルフが趣味」なのですが、お金がかかるので老後は控えようと思っています。代わりに、「お金がかからない趣味」はありませんか？

ゴルフや旅行、カメラなど、充実した趣味にはある程度の出費がつきものです。特にゴルフはプレー代や道具代、移動費なども含めると、決して安い趣味とはいえないかもしれません。
 
定年後や老後の生活を見据えて、費用面から趣味を見直そうと考えている方も多いのではないでしょうか。
 
そこで本記事では、「お金がかからないけれど楽しめる趣味」についてご紹介します。

お金がかからない趣味

世の中には、多種多様な趣味があります。趣味を楽しむことを目標に、日々の仕事を頑張っている方もいるでしょう。新たな趣味を始める場合や継続して趣味を楽しむためには、ある程度の費用がかかることは少なくありません。
 
趣味はお金がかかるものと思われがちですが、数ある趣味のなかにはそれほど費用をかけずに楽しめる趣味もあります。ここからは、お金がかかりにくい趣味をいくつか紹介します。
 

ウォーキング・ジョギング・ランニング

お金のかからない趣味の代表といえるのが、ウォーキングやジョギング、ランニングです。シューズやウェアなどにある程度の初期費用はかかりますが、メーカーにこだわらなければ安価で入手できる場合も多いでしょう。自宅にあるTシャツやズボンなどを利用すれば、さらに初期費用を抑えられます。
 
これらに近い趣味がサイクリングです。走ることに苦手意識がある場合は、自転車に乗ってみることをおすすめします。ただし、自転車を持っていない場合には、まとまった初期費用がかかる可能性があります。
 
これらの運動は時間や距離などの目標を立てやすいため、目標を達成する感覚も楽しみのひとつになるでしょう。
 

筋トレ・ヨガ

筋トレをするには、ジムに通う必要があると考える方は多いでしょう。もちろん、その場合は入会金や月額費用などがかかります。しかし、自重による筋トレであればお金をかけずに自宅でも行えます。昨今では、動画サイトなどで筋トレの仕方に関する情報を取得できるため、初心者でも始めやすいでしょう。
 
筋トレと同様に、ヨガも教室に通う必要があると思われがちです。しかし、動画サイトなどで動作を覚えられれば、教室に通う費用をかけずにヨガを楽しめます。
 

読書・映画鑑賞

読書も楽しみ方次第でお金がかからない趣味になります。新刊書籍を何冊も購入すると費用がかさんでしまいますが、中古本や図書館を利用することで費用を抑えられます。また、コスパ良く読書をする方法のひとつが電子書籍のサブスクリプションサービスです。
 
月額料金で対象の本が読み放題になるほか、無料で読める作品が用意されていることもあります。費用を抑えながら、多種多様なジャンルの本を読める点が魅力です。
 
サブスクリプションサービスを利用して、費用を抑えながら楽しめる趣味に映画鑑賞があります。動画配信サービスで月額料金を支払うことで、対象の作品が見放題になるのです。なお、対象作品は期間ごとに変更されるほか、動画配信サービスによって異なります。見たい作品がある場合は、事前に対象の作品を調べてから登録しましょう。
 

趣味を持つメリット

趣味を持つメリットには、自分が楽しめる以外にさまざまなものがあります。
 

生活にメリハリや刺激が生まれる

仕事をしている社会人は、日常生活が決まった行動の繰り返しになってしまうことが少なくありません。その場合、日常生活に趣味を取り入れることで、単調な日常に変化を与えることができます。ストレス発散や気分転換につながり、自分にとって良い刺激を感じられるでしょう。
 

新しい人間関係を構築できる

共通の趣味を持つコミュニティに参加することで、人との新たな交流が生まれます。昨今ではSNSが普及しているため、共通の趣味を持つ他人とのつながりを持ちやすい環境にあるといえます。他人との交流が新たな趣味を始めるきっかけになるかもしれません。
 

会話のネタが増える

誰かと会話をするとき、特に初対面であれば、お互いの趣味が会話のテーマになることが少なくありません。趣味がなければ、会話がはずみにくいでしょう。趣味がきっかけで会話が盛り上がれば、人間関係の構築などさらなるメリットにつながるかもしれません。
 

お金をかけずに楽しめる趣味を見つけよう

「趣味＝お金がかかるもの」と思われがちですが、実は費用をほとんどかけずに楽しめるものもたくさんあります。たとえば、ウォーキングや読書、映画鑑賞など、身近な習慣がそのまま趣味になり、心を豊かにしてくれるでしょう。
 
年金生活や節約を意識するライフステージでも、無理なく続けられる趣味があれば、毎日がもっと前向きになります。お金をかけずに、自分らしい「楽しみ方」を見つけて、心地よい老後を過ごしましょう。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー