更新日: 2024.10.10 介護

高齢の母の「介護」が必要になりました。介護休暇は「年5日」まで、介護休業制度も“使い勝手”が良くないように感じます。なにか良い方法はないのでしょうか…?

高齢の母の「介護」が必要になりました。介護休暇は「年5日」まで、介護休業制度も“使い勝手”が良くないように感じます。なにか良い方法はないのでしょうか…?
介護休業や介護休暇の日数が少ないと感じている人もいるでしょう。確かに自分だけで両親の介護をする休業・休暇と考えれば不十分に感じますが、これらの制度は介護サービスの手続きをして介護の体制を構築したり、ケアマネジャーと打ち合わせたり、といったことも想定されており、実は仕事と介護の両立支援制度は充実したものになっています。
 
最近の法改正も含めてわかりやすく説明します。

仕事と介護の両立のためにするべきこと

仕事と介護の両立についての国の支援策は非常に充実しています。
 
制度内容を理解するのが難しいときは、都道府県労働局雇用・環境均等部(室)に相談しましょう。会社とのトラブル解決の援助もしてくれます。また、高齢者の生活サポートのための相談・支援は、市区町村の「地域包括支援センター」で対応してくれます。
 
制度内容を知らないままに介護離職に至るようなことは、自身のためにも、介護の対象となる家族のためにもなりません。相談窓口を活用し、職場の人たちとも相談し、家族で支えあい、仕事と介護を両立させるよう尽くしてください。
 

出典

厚生労働省 仕事と介護の両立~介護離職を防ぐために~ポータルサイト
厚生労働省 介護離職ゼロ ポータルサイト
厚生労働省 Q&A~介護休業給付~
総務省 令和4年就業構造基本調査 結果の要約
 
執筆者:玉上信明
社会保険労務士、健康経営エキスパートアドバイザー

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