更新日: 2023.02.18 その他老後
「仕事をする老後」を選ぶ理由とは?シニアに選ばれる仕事と心得
この記事では、老後に仕事をするメリットや注意点、シニアに選ばれる仕事についてご紹介します。安心して心穏やかなセカンドライフを送るため、ぜひ最後までご覧ください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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老後も仕事をするメリット
老後も働くメリットとして、以下の4つが挙げられます。心身ともに健康的に生きるため、定年後の仕事が効果的といえるでしょう。
●老後生活・セカンドライフのためのお金を稼げる
●仕事内容や他人との交流が、脳の活性化や孤立防止に役立つ
●規則正しい生活を送るのに役立つ
●「収入になる仕事」ではなく「やりたい仕事」ができる
また、なかには「老後も働き続ける体力があるか心配」という方もいらっしゃるでしょう。その場合は、パート・アルバイトなどへ就業形態を変えることで、体力にあわせた希望の時間数で勤務できます。
老後も無理せず働いて収入を得られれば、安心して生活を送れるようになるだけでなく、子ども・孫家族への支援も無理なくできるようになるでしょう。
シニアに選ばれる仕事
実際、シニアに選ばれている人気の仕事には「事務」「軽作業」「清掃」「ドライバー」「警備」「接客」などがあります。ほかにも受け付けや医療・介護・福祉関係も、人気が高い仕事です。
また、定年後にファイナンシャルプランナー・調理師といった専門職に就くことも可能です。専門職に就きたい場合は、定年前に資格取得をしておくことで、スムーズな就職ができるでしょう。
定年後も働く場合は「在職老齢年金制度」に注意!
定年後は、厚生年金・国民年金を受け取れるため、定年後も働けば、収入と年金という2つの収入源を確保でき、より安心して暮らせるようになるでしょう。
ただし、働きながら年金を受け取る場合は「在職老齢年金制度」に注意する必要があります。この制度により、収入金額によっては、厚生年金の一部が受け取れなくなる可能性があるのです。超過分としてカットされた年金は、繰り越しで受け取ることもできなくなるため、損をする可能性もあります。
支給額をカットされて損をしたくない場合は、年金を繰下げ受給するのがおすすめです。70歳や75歳へ受給開始時期を繰り下げれば、在職老齢年金制度を心配せずに済む上、より多くの年金を受け取れるようになります。
幸せな老後を迎えるための6つのポイント
幸せが実感できる老後を迎えるには、いくつかのポイントをおさえておく必要があります。在職老齢年金制度だけでなく、以下のことも把握しておきましょう。
●やりたい仕事がある場合は、必要な資格を取得し、副業で経験を積んでおく
●定年を迎える前から求人を確認し、相場や待遇について把握しておく
●就労条件・給与など、自身が妥協できるラインを見つけておく
●生活費・ローンの支払いなどで最低限必要な収入額を明確にしておく
●仕事を見つける場所を把握しておく
●独立・開業する場合は、退職前から人脈づくりをしておく
老後に新しい仕事を始めるのは、資格取得などで知識を身につけておいても難しいケースがあります。定年後の仕事は今までの経験を活かせる職種を選ぶか、退職する前に経験を積んでおくと安心です。
また仕事は、求人サイト・人材紹介会社・家族や知人の紹介などで探せます。事前に仕事を探す手段・人脈を見つけておき、慌てて職探しをせずに済むようにしておきましょう。
まとめ
老後も仕事をすることは、生活のためだけではなく、心身ともに健康的に過ごすことに役立ちます。現役時代と異なり、収入だけではなくやりがい・興味関心に基づいて仕事を選べるようになるため、充実したセカンドライフを送れるでしょう。ここまででご紹介したポイントを踏まえ、今から老後に備えて仕事探しの準備をしておきましょう。
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部