更新日: 2023.02.02 定年・退職

健康なうちは働きたい! 定年退職後も「月収10万円」が見込める職業とは?

健康なうちは働きたい! 定年退職後も「月収10万円」が見込める職業とは?
昨今では、年金の受給額など老後に不安を感じ、定年後も健康なうちは働きたいと考える方が少なくないようです。そこで今回は、定年退職後も無理なく月収10万円を稼ぐことができる職業について考えてみます。
柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士

2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。
広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

定年退職後に月10万円稼ぐのは、さほど難しいことではない

健康状態などにもよりますが、60歳や65歳で定年退職し、そこから毎月10万円稼いでいくことは決して難しいことではありません。10万円ほどであれば、仕事によっては毎日数時間の時短勤務や、フルタイムでも週3日程度で稼ぐことができ、負担はさほど大きくなりません。無理なく月に10万円稼ぐことができる仕事として、例えば次のようなものがあります。
 

清掃

ビルや公共施設などでの清掃業務は、定年退職後であっても働きやすい仕事となります。体を使う仕事ではあるものの、重いものを運んだり、難しい機械の操作や細かな手作業が生じたりするわけではないので、未経験からでも働くことができます。業務内容の難易度もそれほど高くはないでしょう。
 

施設警備や交通誘導

施設警備や交通誘導も老後に安定して働くことのできる仕事です。業務時間中立ちっぱなしであることや、時に屋外での業務となることなど、身体的な負担は大きくなる可能性がありますが、施設の巡回や駐車場の交通誘導など業務の内容自体は非常に簡単です。
 

タクシー運転手

業務時間中座りっぱなしで運転スキルを要することになるため、誰でもというわけにはいきませんが、タクシー運転手も定年退職後に収入を見込める職業です。
 
タクシー運転手は主に歩合制の給与体系となることが多いため、運転スキルに問題がなく道を覚えることができれば、10万といわず20万や30万円と大きく稼ぐことができる可能性もあります。
 

マンションの管理人

住人が安心して生活できるようマンションの管理を行う、マンションの管理人も老後に月10万円を稼ぐことのできる仕事です。マンションの設備に関する清掃や点検、来客の対応、業者とのやり取り、入居者や管理会社への連絡など、業務範囲は多岐にわたります。
 
しかしながら、力を要する作業や難しい作業などは基本的に外部の業者にお願いすることになるため、難しい仕事ではありません。マンションの管理人にはマンション管理士などの関連資格もありますが、資格は必須でないため、無資格の方でも働くことができます。
 

フリーランスや自営業者として働く

現役時代に何かしらのスキルや人脈があるという場合は、それらを生かしてフリーランスや自営業者として働くのも有効です。例えば、大手企業で管理職を務めた経験を基に地元の中小企業でコンサルティングを行ったり、WEB広告制作のスキルを生かしてWEB広告を取り扱うフリーランスになったりするなどです。
 

定年後の仕事はどこで見つければいい?

定年後の仕事の探し方も、基本的には転職活動と大きく変わることはありません。ハローワークや人材紹介会社、求人誌の求人に応募するといったことが基本になります。また、シルバー人材センターや高齢者向けの求人サイトなど、高齢者向けの求人を扱っているサービスを利用するとより仕事が見つけやすくなります。
 
現在は人手不足や高齢化も相まって、高齢者を積極的に雇用している企業も多く存在しています。そういったことを表明していなくても、年齢に関しては不問であることも多々あります。定年を迎えたからと気後れすることなく、興味がある求人に応募してみると、意外とすんなり仕事が決まるかもしれません。
 

定年退職後もさまざまな職業で月10万円の収入を得ることができる

定年退職後に10万円も稼ぐのは大変と思われるかもしれません。しかし、清掃業や施設警備など、さまざまな仕事で収入を得ることができます。健康なうちに可能な範囲で働くことは、お金を稼ぐだけでなく、より長く健康でいるためにも役立ちます。定年が近づいてきたら、月10万円稼ぐことを目標に第2のキャリアについて考えてみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:柘植輝
行政書士

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