更新日: 2020.01.27 その他老後

2割弱が貯蓄ゼロ…みんなの目標貯蓄額は?資産運用に興味があっても踏み切れない理由とは

2割弱が貯蓄ゼロ…みんなの目標貯蓄額は?資産運用に興味があっても踏み切れない理由とは
1年の計は元旦にあり。今年はこのくらい貯金しよう、と目標を立てた人もいるでしょう。老後資金2000万円問題で、これからお金を貯めないといけないなと思っている人も多いかもしれませんね。
 
株式会社じぶん銀行(本社:東京都中央区)は、全国のビジネスパーソン男女500名を対象に「資産運用」に関するwebアンケートを実施しました。
 
みんなはどれくらい貯金しているのか、資産運用している人はどれくらいいるのか気になりますよね。では、調査結果を見てみましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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目標貯蓄額は今年1年で「100万円以上200万円未満」、この10年で「1000万円以上3000万円未満」

最初に、2020年の1年間で目標とする貯蓄額を聞くと、「100万円以上200万円未満」が26.6%が最も多く、200万円未満が67.6%を占めました。中には1000万円以上貯めたいと思っている人(4.6%)もいました。1000万円以上貯金できるとはいくら稼いでいるのでしょうか。
 
貯蓄の理由を聞いたところ、半数近くが回答したのは「老後資金」(47.4%)。続いて、「旅行」(32.7%)「趣味」(29.4%)でした。
 
昨年は特に「老後2000万円問題」が大きく話題となったこともあってか、老後に資金が必要という認識はこれまで以上に浸透しているようです。
 
2020年の目標に加えて10年後の2030年までの目標貯蓄額も尋ねたところ、最も多かったのは、「1000万円以上3000万円未満」(25.0%)でした。まさに2000万円前後を貯めなければならないという認識を持っている人が多いようです。
 
貯蓄の理由は、やはり「老後資金」(58.5%)と回答した人が最も多いという結果になりました。続いて、「怪我や病気の備え」(31.7%)と、多くの人が将来に対する不安に備えて貯蓄をしたいと考えているようですね。

2割弱が貯蓄ゼロ!現時点では貯蓄できていない人が多い

現時点での貯蓄額を質問したところ、最も多かったのは「貯蓄ゼロ」(17.4%)でした。貯蓄ゼロの人が2割近くもいるんですね。
 
次いで「10万円以上50万円未満」(14.4%)で、半数以上(51.8%)が200万円以下と回答しました。老後資金が2000万円必要だという認識はあっても、現時点では貯蓄できていない人が多いことがわかりました。

37.6%が資産運用している。失敗した時のリスクが怖くて運用に踏み切れない

次に、実際に資産運用を行っている人はどの程度いるのか尋ねたところ、37.6%が現在資産運用をしているということがわかりました。
 
運用を行っている商品を聞くと、「株式」(55.3%)、「投資信託」(47.9%)「定期預金」(39.4%)という結果になりました。
 
62.4%の人が資産運用を行っていないことがわかりましたが、資産運用に興味があるかどうかを質問すると、約半数の人が興味は持っていると回答しました。
 
では、なぜ資産運用に踏み切れないのかを知るために、資産運用のイメージを聞きました。
多くの人が、「リスクがある」(68.9%)「知識がないと失敗する」(68.3%)「難しい」(33.3%)といったネガティブなイメージを持っており、運用に踏み切れない人が多いようです。
 
「2020年に始めたい資産運用商品」を聞いたところ、「株式」(36.0%)が最も多い結果に。2位が「定期預金」(25.4%)ですが、今時は定期預金の利率は低く、あまり増えないはずなのに、まだまだ保守的な人が多いことがわかります。続いて、「NISA」(20.2%)「投資信託」(16.6%)「iDeCo・確定拠出年金」(16.4%)となりました。
 
資産運用経験の有無を年収別に比較すると、年収「200万円~400万円未満」(28%)、「400万円以上~600万円未満」(46%)、「600万円以上」(57%)と、年収が高くなるほど資産運用を行っている割合が高くなることが明らかになりました。
 
10年で2000万円以上貯めるには、1年で200万円、月に15万円以上貯めなければなりませんよね。貯金だけでは厳しいので、資産運用商品をうまく組み合わせて貯蓄を殖やすというのが現実的です。
 
とはいえ、損をしたらどうしよう、と躊躇する気持ちもわかります。まずは少額から試してみるのがいいかもしれません。
 
【出典】
※株式会社じぶん銀行「資産運用に関するwebアンケート」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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