更新日: 2019.01.11 セカンドライフ

今から考えよう!子育て世代が考えておきたい「老後」、備えたいのはお金だけ?

執筆者 : 山本美紀

今から考えよう!子育て世代が考えておきたい「老後」、備えたいのはお金だけ?
近頃、《老後の備え》に関する情報が新聞・雑誌・テレビなど、至るところで見受けられるようになりました。それだけ、世間の関心が高いと言えます。
 
まだ遠い先のように感じられる30代~40代の子育て世代も、目の前のことに忙しいながらも、頭の片隅には老後に不安を抱えている人が多いと聞きます。
 
今の段階で、どう備えをはじめたらよいのでしょうか。子どものことに追われがちな30代~40代ですが、改めて自分の老後について考えてみませんか。
山本美紀

Text:山本美紀(やまもと みき)

CFP(R)認定者

家計整理アドバイザー 認定講師
第一子出産直前にお金についての知識の必要性に気づき、ファイナンシャルプランナーの勉勉を始め、CFP(R)取得。
 
現在は、同じ母として、子育て真っ最中の方々が抱える<将来の生活費>や<教育費>に対する不安に対し、ライフプラン作成を中心に、それぞれの事情に合わせたきめ細やかなアドバイスをしたり、≪家計整理アドバイザー≫として、日々の家計整理に悩みを持つママ向けに【お金の整え方】のセミナーを開催し、好評を得ている。
 
ママ達のお金の不安に共に向き合い、解消することで、家族や自身の夢に向かって【イキイキ】活動するママを増やしたいと願い、活動中。
http://miki-lifedesign.com/

老後の備えといって、まず頭に浮かぶにはお金の備え

「老後資金はいくら必要か」このテーマではさまざまな金額が飛び交っています。どれも色々な根拠をもとに算出されているのですが、提示されている金額が多いからというだけで不安になっていては、何の解決にもなりません。
 
この「いくら必要か」に対しての答えは、当然ながら人それぞれ違います。今現在の生活、住まいの状況、予定される退職金や年金などの収入を冷静に計算していく必要があります。
 
もちろん、先のことはどうなるかわからない部分もありますが、ある程度、自分が備えるべき金額を今の段階で計算してみましょう。それによって、溢れる情報にまどわされたり、必要以上に不安を感じずに済むでしょう。

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計算する前に、しなくてはならない大事なコト

自分の老後のために備える金額を計算するにあたっては、ぜひじっくり時間をかけていただきたいことがあります。
 
それは「自分の老後の生活とはどんな生活か」「老後に何をしたいのか」ということです。老後の生活は、決して今の生活と切り離されたものではなくて、今の延長上にあります。
 
当たりまえのことのようですが、意外と別物にとらえてしまいがちです。「自分が何歳までどのように働いて、その後どのようなくらしをしていたいのか」これによっても、将来必要になる金額が大きく変わってきます。
 
まずは、希望する生活を思い描きましょう。そして、現役引退後の収入(年金など)+予定される退職金などから、希望する生活を送る上で必要となる金額を差し引いて、不足する金額、つまり働いている期間に用意しておきたい金額を計算してみましょう。
 
実際に計算してみると、脳にスイッチが入り、この金額を達成するためにはどうしたらよいのかを考えはじめます。そして、具体的な行動に移りやすくなります。
 
また、考えるにあたってもう一つ大事なことは、「将来への考えを家族と共有すること」です。自分では、共有しているつもりでも、家族は実は心の中で違う想いを抱いているかもしれません。
 
目標の備えに向かって準備を円滑に進めていくためにも、特に大きな変化(移住など)を選択肢に入れている方は、早めに共有しておくことをおススメします。

老後の備えはお金だけではない!

《老後の備え》というと経済的な部分ばかり見られがちですが、お金以外にも備えるべき大事なことがあります。
 
そうです。健康への備えです。現役時代に身を粉にして働いて、金銭的な備えはバッチリだったのに、引退した途端に身体が悲鳴をあげてしまったという例もあります。
 
加齢にはどうしても逆らえない部分がありますが、先ほどの「将来の希望」を叶えるためにも、現役時代から<健康への備え>には時間もお金も投資していきたいものです。
 
健康へ投資することで、結局は「医療費や介護費用」の削減にもつながることにもなりますよね。

まとめ

まだまだ先のこととはいえ、老後はご自身の人生の大事な一部分です。
 
漠然とした不安を抱え続けるのではなく、まずは前向きにご自身の未来を描いてみてくださいね。より具体的に描くことで、今からやるべきことが自然とみえてくるかもしれません。
 
 
Text/ 山本美紀