新卒ですが憧れの「レクサス」に乗りたくて車のローンを月4万5000円で組んでしまいました。年収300万円なのですが、この先大丈夫でしょうか?
配信日: 2025.06.17

本記事では、年収300万円の新卒者が4万5000円のローンを返済できるのか、今後の不安を抱える方に向けて解説します。

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目次
新卒で年収300万円でも月4万5000円は返せる?
新卒で年収300万円の場合でも、工夫次第で月4万5000円のローン返済は実現可能です。一般的に、車のローン返済の比率は年収の25%から35%が目安といわれます。
年収300万円のケースでは、返済額の上限は75万円~105万円です。毎月4万5000円を返済できれば年間返済額は54万円で、目安の範囲内と認識して問題ありません。
あるシミュレーションでは、レクサスのローン返済に月々の返済額と年2回のボーナス払いを組み合わせるプランがあります。毎月の返済に加えてボーナス払いが発生するため、より慎重な資金計画が必要ですが、月々の負担を減らすこともできるでしょう。
ローン返済は生活費の見直しでスムーズに
年収300万円でも、生活費の内訳を把握して節約に努めたり、本業や副業で収入を増やしたりすれば、レクサスを所持し続けることはできます。
総務省の「家計調査報告[家計収支編]2024年(令和6年)平均結果の概要」によると、一人暮らしの1ヶ月の平均支出は16万9547円です。
年収300万円の場合、1ヶ月の手取りは約20万円なので、自由に使えるお金は約3万円ですが、毎月4万5000円の返済をしようとすると1万5000円の赤字です。足りない分の1万5000円を捻出するためには、定期的な家計の見直しが重要です。
例えば、食費を抑えるために自炊を増やす、通信費の節約のために格安SIMに乗り換えるなどの工夫があります。必要に応じて副業で副収入を得る方法もあります。毎月の生活費を把握し、支出を抑えることでローン完済が近づくでしょう。
レクサスのローン返済の見直しを
ローン返済をスムーズに行うためには、ローン自体の見直しも必要です。すでに返済中でも条件によっては支払い回数を増やしたり、または繰上げ返済を選んだりすることができます。
ローン会社では、生活費を圧迫していて返済が厳しい、金利の負担を少なくしたいと伝えると見直しに対応してくれるケースも珍しくないようです。毎月の返済額が高いと感じた場合は返済回数を増やしたり、ボーナスなどまとまった収入があるタイミングで繰上げ返済をしたりすることを視野に入れましょう。
借り換えや繰上げ返済を上手に活用できれば、返済額や金利負担を軽減することは可能です。生活が苦しくなったときは、ローン返済の見直しはできるのか、ぜひ販売店などに問い合わせてみてください。
レクサスの維持費も考える
レクサスを所有しながらスムーズにローン返済するためには、維持費は無視できないでしょう。レクサスを所有するためにはローンの返済だけでなく、自動車税やガソリン代、メンテナンス費用などが必要です。ローンの返済額だけでなく、維持費についても考えてみましょう。
自動車税は車両の排気量によって、異なります。東京都の基準では年間で4万3500円から5万7000円を自動車税として納める必要があります。加えて車検代は約10万円前後です。これらの出費に備えて、ローンだけでなく維持費も視野に入れて生活費などの見直しを行いましょう。
新卒年収300万でレクサスのローン返済は可能
新卒で年収300万円でも生活費を見直せば、ローン返済は十分可能です。家計の収支バランスを把握して生活費の節約ができるなら、月4万5000円でレクサスのローン完済も夢ではないでしょう。
生活が厳しくなったとしても、返済がしやすいようにローンの借り換えや繰上げ返済を利用するなどの負担を減らす工夫をすれば、レクサスとのカーライフを楽しみ続けることはできるのです。
出典
総務省統計局 家計調査報告[家計収支編)2024年(令和6年)平均結果の概要(14ページ)
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー