大手銀行で住宅ローンの「固定金利」引き上げ…! 住宅ローンを節約する方法はある?

配信日: 2025.06.17

この記事は約 4 分で読めます。
大手銀行で住宅ローンの「固定金利」引き上げ…! 住宅ローンを節約する方法はある?
住宅ローンを組んでいる皆さんにとって、金利のニュースは見逃せないものでしょう。特に今回のように、大手銀行が固定金利を引き上げたとなれば、今後の家計に影響するのでは……。と心配になるのではないでしょうか。
 
この記事では、今の金利動向を分かりやすく解説するとともに、借り換えや繰り上げ返済など、利息を節約するための具体策をていねいに解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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なぜ今、大手銀行が住宅ローンの固定金利を引き上げたのか?

2025年春以降、大手メガバンクが、住宅ローンの固定金利を相次いで引き上げています。
 
その主因は、日本銀行が「マイナス金利政策の解除」および「段階的な利上げ」に動いたことにあります。米国など主要国の金融政策転換に伴い、日本の10年国債利回りも1.5%超へと上昇し、住宅ローン金利に直結している固定金利が連動して上昇しました。
 
2025年4月時点では多くの銀行が表面上の店頭金利を0.25%前後引き上げ、10年固定金利は1.8%~2.3%程度と、ここ数年では顕著な上昇傾向です。
 

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固定金利vs変動金利、読者にとって有利な選択はどちら?

住宅金融支援機構が2024年4月に実施した「住宅ローン利用者の実態調査」によると、日本の住宅ローン利用者のうち、約76.9%が変動金利を選択しており、固定期間選択型が15.1%、全期間固定型が8.0%です。
 
金利が低水準であれば変動金利がお得ですが、今回は特殊な環境下といえるでしょう。
 

1.変動金利

短期金利連動のため、現時点では金利上昇リスクがあります。ただし多くの金融機関では、上昇幅を限定する「5年ルール」「125%ルール」があり、急騰を防止する仕組みがある。
 

2.固定金利

長期的な金利リスクを回避できますが、現状の上昇トレンド下では、変動金利に比べて約1%高い水準が続いており、借り手の負担が増加する。
 
現状、金利差は1%強です。「今借りるなら変動金利」と当面の返済負担を軽くする選択が優勢ですが、金利上昇が続いた場合、固定金利のメリットが活きてくるでしょう。どちらがいいかは、家計状況と金利見通しによって変わります。
 

今すぐできる! 住宅ローンで利息を節約する4つの方法

住宅ローンの固定金利が上昇する中、借り換えや繰り上げ返済といった具体的なテクニックを活用することで、支払総額を抑え、家計への負担を軽減できる可能性があります。
 

1.借り換え

金利が低い銀行へ借り換えるのは典型的な節約策です。ただし、手数料・事務費用の回収期間を考え、総返済額が本当に減るか慎重に検討する必要があります。
 

2.繰り上げ返済

余裕資金があるなら、元本を減らす繰り上げ返済は非常に効果的といえるでしょう。利息は「借入残高×金利×期間」で決まるため、残高が減るほど利息額が減少します。毎月少額ずつでも積み重なるメリットは大きいです。
 

3.返済期間の短縮

ローン期間を短くすれば、支払利息総額が大幅に減ります。ただし、月々の返済負担は増えるため、「無理なく返せる範囲」での短縮が重要です。
 

4.金利タイプの見直し

借り入れ後でも、変動から固定、固定から変動への変更交渉が可能なケースがあります。市場動向を踏まえ、金融機関に相談しましょう。
 
以上の方法は、毎月の返済額に直接影響し、家計の支出を節約する効果があります。
 

まとめ

大手銀行の固定金利上昇は、お金を借りて家を買う世帯にとって負担増を意味します。しかし、変動金利が選ばれやすい今だからこそ、借り換え・繰り上げ返済・返済期間の短縮など具体的な節約施策を実行する機会でもあります。
 
また、今後の生活設計を踏まえ、金利タイプの見直しを検討するのも賢明な判断です。経済の先行きが不透明な中、自身の家計の強み(収入・貯蓄・リスク許容度)を把握し、変化に柔軟に対応できる備えが重要です。
 
最終的には、「無理なく、未来を見据えた返済プラン」を築き上げることが、安心して家計を運営する鍵となるでしょう。
 

出典

住宅金融支援機構 住宅ローン利用者の実態調査【住宅ローン利用者調査(2024年4月調査)】(8ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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