更新日: 2019.03.26 その他ローン

キレイになるにはお金がかかる メディカルローンの仕組みとは

キレイになるにはお金がかかる メディカルローンの仕組みとは
女性にとって見た目は大切!コンプレックスを克服するために医療の力を借りたい場合があるでしょう。
 
でも、そのような治療は健康保険が利用できないことが多いのが現実です。それでも諦めたくない人に、メディカルローンについてお伝えします。
 
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執筆者:FPwoman(えふぴーうーまん)

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メディカルローンって?

住宅ローンやマイカーローン、教育ローンなど一度に多額の支払いができない場合、ローンを利用する場合がありますね。医療費も多額になる場合にローンを利用でき、メディカルローンや医療ローンなどと呼ばれています。
 

どんな時に利用するの?

日本に住んでいる人は皆、健康保険に加入しています。そのため、医療費の自己負担は3割で済みます。
 
さらに高額療養費制度を利用することで、1カ月の医療費の自己負担額は、標準報酬月額が28万円~50万円の人の場合「80,100円+(医療費-267,000円)×1%」が上限となります。
 
ただし、これはあくまでも健康保険を利用した場合。
 
美容目的での歯の矯正やインプラント、美容整形などは健康保険が適用されないため、医療費が高額となってしまいます。このような場合に利用できるのがメディカルローンです。
 

どうやって利用するの?

通常、ローンを申込むには、ホームページから入会の申込みをしたり、郵送で申込用紙を取り寄せたりと面倒ですね。
 
メディカルローンの場合は、受診する医療機関がクレジット会社と提携している場合、医療機関の受付で申込みの手続きができます。
 
自分で金融機関を探したい場合は、「メディカルローン」という名称だけではなく「多目的ローン」などで調べてみましょう。様々な用途に対応したローンの中に、「保険外医療」が入っていることもあります。
 
また、歯の矯正にだけ特化した「デンタルローン」や美容目的に特化した「ビューティーローン」という名称のローンもあります。利用する目的に合わせて、少しでも金利の低いローンを選ぶといいですね。
 

メディカルローンのメリット

では、メディカルローンを利用するメリットはどのようなことがあるのでしょうか?
 

すぐに治療が受けられる

保険診療外での医療を受けたい場合、まとまったお金がかかるのがほとんどです。中には、数十万円~数百万単位でのお金が必要となることもあり、貯金をしてからとなると治療が受けられるようになるには時間がかかることになりますね。
 
また美容だけではなく、例えば癌の先進医療のような健康保険の適用外の治療を受けたい場合、お金が貯まるのを待っているわけにはいきません。少しでも早く、治療を受けたいものです。
 
このような場合に、メディカルローンを利用することで、すぐに治療を開始できるというメリットがあります。
 

メディカルローンのデメリットは?

では次に、デメリットについても見ておきましょう。
 

査が厳しい

メディカルローンは目的別ローンであるため、審査が厳しいと言われています。
 
例えば、毎月安定した収入を得ているかという点。毎月決まった額をきちんと継続して返済できるかどうかというのがポイントです。それに伴い、一つの職場での勤続年数が長い方が有利だと言えます。
 
また、他社で多額に融資を受けている場合や、借入先が多い場合は不利になります。
 

ローン会社を選べない

受診する医療機関で提携しているローン会社を利用すると、他のローン会社を選ぶことができません。また、治療が終わるまでは基本的に転院することができません。
 
金利や返済回数、治療が終了するまで通院できるかも考慮して契約する必要があります。
 

メディカルローン、気をつけること

メディカルローンを利用することで、今まで諦めかけていた治療を受けることができるのは嬉しいことですね。
 
命に関わるような病気の治療はもちろんのこと、美容面でもずっとコンプレックスに心を痛めていた人にとっては、治療を受けることで新しい人生が待っているといっても過言ではないでしょう。
 
ただし、そうは言ってもローンは借金です。
 
お金がなくても美容整形ができるから、と気軽にメディカルローンを利用して返済が困難になるようでは困りますね。受けようとしている治療は、本当に必要としている治療なのかをしっかり考えた上で、返済計画をきちんと立ててから利用するようにしましょう。
 
賢くメディカルローンを使って、自分に自信を持って輝ける女性が増えるのを応援しています!
 
TEXT: FPwoman 貯金美人になれるお金の習慣
安部 智香(あべ ちか)
FPwoman Money Writer’s Bank 所属ライター

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