更新日: 2023.03.02 住宅ローン
住宅ローンの借り換えとは? メリット・デメリットとどんな人が向いているかを解説
そこで検討したいのが、住宅ローンの借り換えです。しかし、なぜ負担が減るのか、本当に負担が減るのかなど、分からない人も多いでしょう。
本記事では、住宅ローンの借り換えとは何か、メリット・デメリット、どんな人が向いているかを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
住宅ローンの借り換えとは
住宅ローンは、新たに住居用の不動産を購入するときだけでなく、別の住宅ローンに変更する「借り換え」にも使えるローンです。
現在契約している住宅ローンをほかの金融機関で借り換えることで、毎月の返済額・総返済額が減額となる可能性があり、検討する価値はあります。
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住宅ローンを借り換える2つのメリット
住宅ローンを借り換える代表的なメリットとして、「減額」「金利上昇リスク対策」があります。どちらも支払総額に関連することなので、少しでも毎月の負担を軽くしたいなら、気になるポイントでしょう。
本項では、住宅ローンを借り換えるメリットについて、詳しくみてみましょう。
支払総額や月々の返済額を減額できる
契約中の住宅ローンより低金利の住宅ローンに借り換えることで、支払総額を減額できます。毎月の返済額も減額されることとなり、負担を軽減できる点が住宅ローンを借り換えることの強みです。
金利上昇リスクへの対策ができる
現在の住宅ローンを変動金利で契約していると、将来の情勢によっては負担が大きくなる可能性があります。将来の金利上昇が不安であれば、長期固定金利の住宅ローンに借り換えると、将来もしも金利が上昇しても、影響を受けません。
住宅ローンを借り換える3つのデメリット
住宅ローンの借り換えにおいて、金銭的な負担が軽減できる点がメリットとして挙げられる一方、いくつかのデメリットもありますので、理解した上で借り換えを検討しましょう。
本項では、住宅ローンを借り換える上で留意すべき3つのデメリットを解説します。
審査がある
住宅ローンは借り換えであっても金融機関審査を受ける必要があります。転職で収入が減っている人や、職業の属性が変わってしまった人、住宅ローン以外の借入金が多い人などは、審査を通過できない可能性もありますので注意してください。
借り換えに手数料がかかる
住宅ローンを借り換えることで、下記のような諸経費が発生します。
・一括返済手数料
・抵当権抹消・設定にかかる費用
・借り換えの事務手数料
・司法書士への報酬
など
借り換えを検討する際は、金利の差だけでなく、上記のような経費が発生することも計算に入れて、検討してください。
有利な金利を見極めるタイミングが難しい
変動金利と固定金利には、相関性がありません。自分にとって有利なタイミングで住宅ローンを借り換えたくても、金利の動きは予測できるものではないため、見極めが難しいと感じる人も多いようです。
住宅ローンの借り換えをするのはどんな人が向いている?
メリット・デメリットから判断すると、住宅ローンの借り換えをするのが良いかどうかは、人によって異なります。金利差だけで安易に判断せず、よく検討することが大切です。
残りの返済期間が長い
住宅ローンを借り換える場合、一般的には返済期間は延長できません。また、借入期間が10年未満の場合、住宅ローン控除が受けられず、税制面で不利になってしまいます。
残りの返済期間が10年以上ある場合に、住宅ローンの借り換えを検討するとよいでしょう。
住宅ローンの残高が多い
住宅ローンの借り換えには手数料がかかります。住宅ローンの残高が少ないのに借り換えると、かえって負担が大きくなることも考えられます。一般的には1000万円以上残高がある場合には、住宅ローンの借り換えを検討してみるといいでしょう。
借り換え後の金利差が大きい
住宅ローンには借換手数料がかかりますので、金利差が小さいのに借り換えるとかえって負担が大きくなってしまいます。一般的には1%以上金利差があるなら、借り換えを検討してみてください。シミュレーションを活用して検討するのもおすすめです。
住宅ローンの借り換えを検討しているならメリットがあるかどうかを見極めましょう
住宅ローンはどうしても毎月の支払いが必要です。できるだけ負担を軽くするために、借り換えを検討してみるのもよいでしょう。
住宅ローンの借り換えには、メリットとデメリットがあります。金利差だけでなく、手数料や返済期間なども考慮しながら検討してみてください。
出典
国税庁 タックスアンサー(よくある税の質問)より No.1233 住宅ローン等の借換えをしたとき
一般社団法人全国銀行協会 あなたの住宅ローン、借り換えたらどうなる? シミュレーションでチェック
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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