更新日: 2020.03.09 住宅ローン
あなたは大丈夫?住宅ローンで失敗する人の3つの共通点
住宅を購入する際には、ほとんどの方が住宅ローンを利用するようになりました。
住宅ローンは複雑かつ何度も利用するものではないので、よく仕組みがわからないまま借りて「失敗した!」という方が多くいます。
何十年も抱える負債ですから、失敗したくないですよね。今回は住宅ローンでの失敗例をご紹介していきます。
執筆者:川添典子(かわぞえ のりこ)
ファイナンシャルプランナー2級
住宅ローンアドバイザー
明治学院大学英文科卒業後、大手ハウスメーカー就職。
住宅販売の営業職として、顧客開拓、住まいづくりの提案、資金計画相談、販売後のアフターフォローを担当。
仕事を通して、お客様の一番の関心事と不安はお金に関する事だと感じ、ファイナンシャルプランナー2級と住宅ローンアドバイザーの資格を取得。
ハウスメーカーを退職後、暮らしに役立つライターとして、お金に関する知識や情報を提供しています。
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しまった!ではもう遅い!よくある3つの失敗例
1.安易に変動金利か固定金利を選んでしまう
変動と固定はどちらが良いとははっきり言い難いですが、何も根拠なしに選んでしまうのは危険です。ここ数年金利はどんどん下降していきましたが、今後もそうとは限りません。
実際まだまだ銀行同士の競争が激しいため、金利優遇というのはどこも提示してくると思います。しかし、アメリカやドイツなどは2017年に金利が上昇しており、その波が日 本にどう影響してくるのかは予測できません。今後は、日本も金利が上昇していくかもしれません。
上昇したときにそれだけ支払っていけるか?を検討せずに、安易に当初変動金利の方が低いと言う理由で選んでしまうと、返済額が増えて生活費に影響が出てくる恐れがあります。仮に当初金利1%、残り返済期間25年で2,500万(※元利均等返済方式)の残債があるとします。途中で金利が1%上がってしまうとすると、毎月負担額が約12,000円増えてしまいます。
金利は上昇しても従前の返済額の1.25倍までという制度もありますが、これは決してどんなに金利が上がっても返済額が1.25倍までというわけではありません。毎月の支払いが1.25倍までに抑えられるというだけで、返済額は金利が上がった分だけ増えます。なので、返済期間も延びてしまいますし、元金もなかなか減っていきません。この制度があるから大丈夫だと安心してしまっては危険です。
結局のところ、どちらにすれば良いの?と迷いますよね。どんな人が変動や固定に向いているのかご紹介します。
変動金利に向いている人は、仮に上昇しても返済できる余裕がある人や、返済期間が10年などの短い人に向いています。一方、固定金利は今後教育資金の準備など、貯蓄が必要で返済額が増えてしまっては困る人に向いています。今後の生活を考えながら、どちらにするのかをよく検討すると良いでしょう。
2.住宅ローンに関してすべて営業マン任せにしてしまう
住宅ローンは非常に複雑であるため、プロの営業マンに任せたい気持ちもあると思います。しかし、お客様のことをしっかり考えている営業マンも沢山いる中で、年収に対して限度額いっぱいに借りさせようとする営業マンもいます。
年収の7.5~8倍まで借り入れは可能と言われていますが、ご家族それぞれの生活スタイルや家族構成も異なりますので、電卓で計算しただけでは本当の限度額というのは出てきません。 ご家族によっては子どもがいない家庭や3人いる家庭もあります。お金のかかる趣味が多い人もいれば、特に趣味がない人もいます。
お金の使い方は人それぞれなので、営業マンに言われるがままに限度額いっぱいに借りてしまうと、必ず家計は赤字になる恐れがあります。一般論として、現実的な借入金の目安は年収の6~7倍と言われています。
3.フルローンで借りてしまい将来の事態に備えられない?!
今は諸費用もローンで借りることが出来てしまうので、頭金を準備せずにフルで借りる人もいます。
仮に3,000万のマンションを期間35年の金利1%で借り入れしたとします。一方は頭金なしの3,000万の借り入れで、もう一方は頭金600万の借り入れ2,400万だとします。
10年後何かしらの事情で売却をしなければならなくなったときに、売却価格が2,000万だとすると、頭金600万にした方は残債が約1,800万になっているので売却できます。ですが、3,000万フルで借りた方は残債が約2,250万になってしまい、完済できません。この場合、次の住宅購入を検討する際に担保割れしてしまっているので、ローンを借りようと思っても不利になってしまいます。
頭金は出来るだけ準備することをオススメします。理想は返済額の20%くらい用意できるといいでしょう。
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失敗しないためにも事前に情報を収集しよう!
1番目にご紹介したように、金利だけで選ぶのは失敗のもとです。例えば最近ですと、フラットで「子育て支援型」といった優遇が受けられることもあります。地域によってはまだ実施されていなかったり、条件があったりしますが、ご自身が優遇を受けられる可能性もあります。
このように、金利以外にもどんなキャンペーンや優遇を受けられるのか、そういった情報を雑誌等でチェックしてみましょう。ご自身だけでは不安ということでしたら、実際にお金の専門家に相談したり、無料相談会などに参加してみるといいかもしれません。
何より気をつけて欲しいのはすべてを人任せにしてしまうことです。その点を気をつければ、失敗を避けることが出来るでしょう。
Text:川添典子(かわぞえ のりこ)
ファイナンシャルプランナー2級,住宅ローンアドバイザー
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※金利プランは「当初期間引下げプラン」「全期間引下げプラン」の2種類からお選びいただけます。
ただし、審査の結果保証会社をご利用いただく場合は「保証付金利プラン」となり、金利タイプをご選択いただけません。
※固定金利特約は2年、3年、5年、10年、15年、20年、30年、35年からお選びいただけます(保証付金利プランとなる場合は、3年、5年、10年に限定されます)。
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※ただし、審査の結果金利プランが保証付金利プランとなる場合、ミックスはご利用いただけません。
※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます
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