更新日: 2020.06.06 その他
中華そばへの支出額、全国ぶっちぎりの1位は山形市!外食にお金をかけている都市はどこ?
総務省統計局の家計調査では、外食の支出額について都市別ランキング(都道府県庁所在市および政令指定都市)が発表されています。外食への支出額が大きい都市はどこか、どの都市でどんな食事が好まれるのか見ていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
首都圏では外食する人が多いが関西ではそれほどでもない?
二人以上の世帯における全国の外食の平均支出額は17万2378円(2017年~2019年)。外食の多い都市は下記の通りとなりました。
1位:東京都区部 25万5522円
2位:川崎市 23万2881円
3位:金沢市 21万4192円
4位:名古屋市 21万0347円
5位:横浜市 20万9623円
さまざまな種類の飲食店がそろっている東京都区部がやはり1位でした。神奈川県では、川崎市が横浜市を上回りました。3位は金沢市。海が近く魚介類が豊富に採れるイメージがありますが、外食が盛んなようですね。4位は喫茶店が好きな名古屋市でした。
ところで、首都圏に次ぐ大都市圏である関西エリアの都市がランクインしていませんね。関西の都市では、大阪市の17万7162円が最上位で15位でした。
エリアで見ると、外食への支出額が高いのは首都圏の都市が多く、上位10都市の半数を占めました。金沢市のほか、12位福井市、13位富山市と、北陸三県も上位にランクインしており、意外と北陸地方は外食の習慣があるようです。
うどんは高松市、中華そばは山形市がダントツ1位
次に、ジャンル別に見てみましょう。「日本そば・うどん」の支出全国1位は、うどん県の県庁所在地である高松市で1万4063円。全国平均6245円の倍以上、2位の静岡市の9866円を4000円以上上回るぶっちぎりの1位です。
「中華そば」の1位は山形市で1万5687円。これまた全国平均6581円の3倍近くの金額です。山形にはラーメンを提供するそば店や食堂が多く、夏も「冷やしラーメン」を食べるなど、一年中ラーメンを食べているそうです。
すし1位は金沢市。高知市は焼肉と飲酒代が全国一
「すし」の支出全国1位は金沢市で2万3387円。2位もお隣の県の福井市で2万2012円でした。魚介がおいしい北陸ではすしがよく食べられているようです。ちなみに「すし」ランキングの3位、4位は「海なし県」の岐阜市、甲府市というのも面白いですね。
それでは、肉をよく食べる都市はどこでしょう?「焼肉」の1位は高知市で1万4103円でした。高知市は「飲酒代」も全国ぶっちぎりの1位で、支出額は全国平均の約2倍の3万7379円。焼肉をもりもり食べ、お酒をたらふく飲んでいる楽しげな様子が目に浮かびます。
お得なモーニングのある岐阜市が喫茶代への支出全国1位
「喫茶代」1位は、モーニングが有名な名古屋市かと思いきや、岐阜市の1万4522 円。全国平均の7005円の2倍以上です。
岐阜県や愛知県では、コーヒーの値段でトースト、サラダ、フルーツなどがセットで付いてくるお値打ちなモーニングがあるのが普通です。中には、食べ放題や一日中モーニングをやっている店もあるとは面白いですね。
外食好きの都市の人は、お気に入りのお店でご飯を食べるのを楽しみにしていたのではないでしょうか。手洗いをし、ソーシャルディスタンスを意識するなど感染防止に努めつつ、外での食事を楽しみたいですね。
出典 ※総務省統計局 家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2017年(平成29年)~2019年(令和元年)平均)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部