更新日: 2020.05.26 その他

新型コロナウイルスで誰もが直面するお金の問題。今、自分たちがやれること

執筆者 : 大場脩

新型コロナウイルスで誰もが直面するお金の問題。今、自分たちがやれること
新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。私が住んでいる山形県でも感染が初めて確認されてから、みるみる拡大し、飲食店などが続々と休業しています。
 
私たちが直面しているのは未曽有の出来事であり、何をしたらいいか、これからどうしていけばいいかが分からない大変難しい状況です。
 
身近なお金の面でも同じですが、これまでやってきたことや、地道にやり続けることが、これからにつながってくるはずです。錬金術はありません、できることをできる限りやるだけです。
 
今回は、こんな状況下で今何ができるか? ということを整理していきます。
 
大場脩

執筆者:大場脩(おおば しゅう)

ファイナンシャルプランナー。

山形をベースに全国で活動する。
本人が地方在住、そして独身のため、独身向けのマネープラン、地方ならではのマネープラン実情に精通している。
得意分野は、専門用語を使わないお金の話、資産運用、確定拠出年金、保険の見直し、地方在住者の教育資金など身近なお金に関わること全般。
お金のことは前向きにシンプルに考えることがモットー。
ブログはほぼ毎日更新、専門用語を使わないわかりやすい説明を心がけている。
地元山形の金融リテラシー向上のために日々奔走中。
https://fp-syu.com/

各種助成制度の確認、制度利用の準備

例えば、中小企業、個人事業主を対象にした「持続化給付金」(中小企業は最大200万円、個人事業主の場合は最大100万円)の詳細が今後発表される予定です(4月27日現在「速報版」が公表されています)。また、金融機関でも無利子、無担保の融資制度が準備されています。
 
私は日本政策金融公庫の「新型コロナウイルス感染症特別貸付」を利用しました。この特別貸付、持続化給付金ともに申請には確定申告書の写しなどが必要となりますので、まだの方は早めに準備しておくと申し込みをする際に迅速に対応することができます。
 
私の場合は日本政策金融公庫の特別貸付を3月末に申請し、審査を経て4月10日頃に実行されました。窓口が混み合うことも予想されるので、検討されている方は早めの対応が吉です。
 
また、国による一律10万円の「特別定額給付金」も、早いところではゴールデンウイーク明けには給付される予定です。今ある制度が十分とはいえませんが、活用できるところはフル活用していくことで自分や家族を守ることにつながります。

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収入と支出の確認とボーナス払いの見直し

この機会に支出と収入を把握しておきましょう。支出が明らかになると、改善点もピンポイントで明確になります。
 
「月々の収支は赤字でもボーナスで相殺できるから大丈夫」
今まではそれで良かったかもしれませんが、特に中小企業にお勤めの場合は、新型コロナウイルスによる業績悪化や経済全体の悪化でボーナスの有無、金額に影響が出てくる可能性があります。
 
夏のボーナスだけではなく、冬、そして来年以降にも影響が続くかもしれません。そうすると、今まで大丈夫だったことが通用しなくなります。
 
ボーナスはあくまで臨時収入です。住宅ローン、クルマのローン、クレジットカードのボーナス払いなど、ボーナスに頼り過ぎている場合はローンの条件変更のほか、その買い物の必要性をもう一度考えてみる機会にしてください。

狼狽売りはしない

現在、株式や為替などで資産運用をしていて大きな損失がある場合でも、むやみに手放さず、回復を待ったほうが良いでしょう。今出ている損失は「含み損」といって、運用をやめない限り損失は確定しません。
 
また、リスクを取り過ぎている方は、状況が落ち着いてからリスクについて再検討してください。例えば、株式の割合が大きいとか、1つの投資対象(新興国株式だけ、預貯金なしで株式にだけ注力、など)の場合はリスクが大きくなります。

断捨離を実行

いらないものの整理、フリマアプリやリサイクルショップでの売却は、キャッシュを増やすとともに断捨離にもなります。私も断捨離ついでに出品してキャッシュを増やしています。

買い物アプリ、買い物サイトのブックマークを削除

これをするだけである程度は物欲を抑えることができます。スマホやパソコンでワンタッチで買い物ができる便利な状況を排除し、意図的に不便な状況を作ることで買い物自体が面倒になるので、無駄遣いを少しでも減らしたい方は試してみてはいかがでしょうか。
 
いつ新型コロナウイルスが終息するのか、どうなるのかが分からない状況ですが、今やれることをできるだけやって備えておくことが、地味でありながら正解だと思って実践しています。そして何を実践するかよりも、実践したことを正解にするように行動していくことが大切です。
 
執筆者:大場脩
ファイナンシャルプランナー