更新日: 2020.05.23 その他
10万円の給付金、どう使う?ママたちは自分のためには使わず、子どものために使う
すでに給付金を受け取った人もいるかもしれません。給付金が入ったら、みんなはどのように使うつもりでしょうか?
C Channel株式会社(本社:東京都港区)が運営するママ向け動画メディア「mamatas(ママタス)」のママを調査する「mamatas labo(ママタス ラボ)」では、子どものいる女性に対し、緊急事態宣言に伴う給付金や子どもの在学学習に関するアンケートを実施しました(※)。それでは結果を見てみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
10万円のうち半分を貯蓄する人が多い。経済に回したいが、先行き不安で貯蓄するという人も
「10万円一律給付のうち、何割を貯蓄しますか?」と聞いたところ、「5割」と答えた人が22.7%と最も多い結果に。次いで「経済を回すために給付されるものだと思っているので、買い物などをして使わなければいけないと思ってます」というように「貯蓄しない」が20.5%でした。
他は「1割~4割」が31.8%、「6割~10割」が25%となりました。経済対策のための給付金ですが、「今後ボーナスが減る可能性を考え、住宅ローンに充てられるように貯蓄する」というように、経済の先行き不安で収入減を見越し、消費に回さず貯蓄するという人が4人に1人はいるようです。
給付金の主な使い道(複数回答)については、「生活費」と回答した人が65.1%と最も多い結果となりました。具体的には「休校中・休園中の食費」のほかに、「積極的に飲食店のテイクアウトを活用したい。
飲食店も収入が大変だろうし、自分も少し楽をしたいから」といった声が寄せられました。他は「コロナに対応するための費用」(29.2%)、「貯蓄や投資」(26.8%)が多く、「欲しかったものを購入」(13.5%)という人もある程度いました。
生活費以外の使い道を聞いたところ、休校中の通信教育などの「子どもの教育教材」(32.9%)が最も多く、以下は「家電」(25.4%)「コロナ明けの旅行など」(20.7%)が続きました。
家族一人ひとりの10万円。子どもには半数近く使うが、ママ自身に使うのは2万のみ
調査対象のママたちに、家族一人ひとりに割り当てられた10万円を、当人のためにいくら使うつもりかを聞いたところ、子どもには平均4万4298円、自分には平均2万1244円、配偶者には3万1507円使うつもりだと回答しました。
ママが自分自身のために使う金額は一番少ないみたいですね。中でも子どもに10万円すべて使うという人は26.2%でした。
主な使い道(複数回答)を聞くと、子どもへの給付金については、「子どものための貯金」が54.7%と最も多い結果に。将来的に負担が大きい教育資金のために貯金しようという人が多いのでしょう。
他には主に「オムツなどの消耗品」(38.1%)や、「教育費」(37.9%)に使おうと考えていることがわかりました。
ママの給付金の主な使い道は「お小遣い」(32.2%)「美容」(30.7%)「被服」(28.4%)で、配偶者は「お小遣い」(60.4%)「趣味」18.9%「被服費」(12.9%)でした。夫には、趣味を認め自分の好きなように使えばいいと思っている理解の深いママが多いようです。
世帯主への一括給付は妥当と思うが、できれば個別に受け取りたい。その理由は?
「給付方法が、世帯主に一括給付であることについてどう思いますか」と聞くと、「妥当」が51.5%、「個別に受け取れることを選べるべき」が44.7%と半々の結果となりました。
手続き面から一括が妥当と理解しているようですが、夫と自分と別々に受け取りたいという人の意見を見ると「別居している人や、世帯主が金銭管理できない人の場合もあるため、個人給付にすべき」「主人は浪費家な為勝手に使われそうで不安で仕方がない」というように、夫に金銭管理させることが不安だというほかに、「離婚協議中なので、主人がまとめて受け取れると非常に困る」というように、その人なりの理由があるようです。
「マイナンバーは、一人ひとりあるので、それで確認とかもできるだろうにと思う」というように、マイナンバーを活用すべきという意見もありました。とはいえ、一律10万円の給付金が当面の資金としてありがたいのは確かです。あなたは給付金をどう使いますか?
出典※C Channel株式会社「給付金や子どもの在学学習に関するアンケート」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部