更新日: 2020.05.13 子育て

教育最前線! タブレット教材にかかる費用とは?

執筆者 : 下中英恵

教育最前線! タブレット教材にかかる費用とは?
IT技術などの進歩により、一昔前に比べて子どもの学習方法や教材が大きく変化しています。タブレット教材を使った学習もその1つです。タブレット教材のメリットや教材費にいくらくらいかかるのかなど、皆さんの素朴な疑問についてチェックしていきましょう。
 
下中英恵

執筆者:下中英恵(したなかはなえ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

“東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。

富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”

タブレット教材のメリット

タブレット教材を使った学習は、紙を使った通信教育や塾へ通うことと比べると、いくつかのメリットがあります。まずは、子どもが自分で学習に取り組み、自分で採点ができるという点です。
 
特に幼児や小学校低学年の場合は、まだ自分で採点をするのが難しいケースもありますが、タブレット教材には採点機能や動画の解説機能が付いていることが多く、保護者がずっと横にいなくても大丈夫というメリットがあります。
 
タブレット教材を見るだけで、子どもの学習状況や苦手な分野などがすぐに確認できるというのもポイントです。共働きのご家庭の場合でも専用のアプリを利用すれば、会社などで子どもの学習状況を確認することができます。
 
また、子どもたちが隙間時間を使って、さっと学習に取り組むことができるのもタブレット教材のメリットです。塾の場合は通う時間がかかり、学習時間も決められていますが、タブレット学習なら自宅でも外出先でも、思い立ったらすぐに始めることができます。
 
最近では、新型コロナウイルスの影響により塾や学校が休校になりましたが、自宅でも学習を進めることができるタブレット教材は、このような場面でも強みを発揮しています。

タブレット教材の費用

それでは、具体的にタブレット教材にかかる費用について確認していきましょう。会費を毎月払いにした場合、小学生向けのタブレット教材として有名な「スマイルゼミ」では小学1年生の標準クラスで月額3880円からとなっています。
 
また、進研ゼミ小学講座「チャレンジタッチ」の1年生向けは月額3680円、Z会の通信教育「小学生タブレットコース」は小学3年生で7040円となっています(全て2020年4月末現在)。
 
ただし、タブレット教材の費用を比較する場合は単純に月会費だけを見るのではなく、受講条件やカリキュラム内容、会費以外に必要となる費用なども確認しなければなりません。
 
例えば、受講できる科目数や先生に質問できる回数制限、すでに自宅にあるタブレット端末を使用できるのか、新規に専用端末を購入しなければならないのかなど、必ず事前にチェックしましょう。

賢いタブレット教材の選び方と注意点

タブレット教材はさまざまなサービスがあり、どれを選ぼうか悩んでしまう方も多いと思います。基本的な選び方として、まずはタブレット教材の無料体験などに申し込んでみましょう。
 
問題や解説動画、そして子どもが意欲的に取り組めそうかどうかは、実際に試してみなければ分かりません。口コミなどで評判が良い教材を3つくらい試して、一番良さそうなものを選びましょう。お友達などが先に始めている場合、紹介制度を使うと割引が受けられるものもあります。
 
実際に申し込むときは、まず短期間で受講するのがオススメです。ほとんどのタブレット教材は、「半年払い」や「年払い」にすると割引が受けられるような料金設定となっています。
 
しかし、子どもが本当に半年間や1年間継続して利用してくれるかどうかは、始めてみなければ分かりません。最初の1ヶ月〜2ヶ月は月単位で申し込み、続けられそうかどうかを見極めることも重要です。新規での申込時から年払いにしてしまうと、他の教材に切り替えたくても難しくなってしまうでしょう。
 
いかがだったでしょうか。タブレット教材は、上手に活用すれば子どもの学習効果を高める可能性があります。
 
お子さんの学習状況について、なかなか勉強してくれない、隙間時間を活用して勉強してほしい、といった悩みがある方は、今回ご紹介した内容を参考にしながら、いろいろなタブレット教材を試してみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者


 

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