更新日: 2020.04.09 その他
新型コロナに負けない!巣ごもりの時の過ごし方
日ごろいかにさまざまな人と時間を共有しているか、何気ない外出や気分転換が私たちにとっては大切なのかをあらためて思い知る機会となっています。
感染拡大がいつ終息するのか分からず、おびえながら報道を見てときを過ごすということ以外の方法で前に進みたいものです。
執筆者:柴沼直美(しばぬま なおみ)
CFP(R)認定者
大学を卒業後、保険営業に従事したのち渡米。MBAを修得後、外資系金融機関にて企業分析・運用に従事。出産・介護を機に現職。3人の子育てから教育費の捻出・方法・留学まで助言経験豊富。老後問題では、成年後見人・介護施設選び・相続発生時の手続きについてもアドバイス経験多数。現在は、FP業務と教育機関での講師業を行う。2017年6月より2018年5月まで日本FP協会広報スタッフ
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目次
報道に食い入る時間を決めましょう
日ごろ、ルーティーンに追われて先送りになっていることの1つに、社会人の方で自己啓発、生徒・学生では納得いくまでの学習があったとすれば、ぜひこの巣ごもりの時期をうまく活用しましょう。
感染拡大の状況が気になるところではありますが、四六時中報道を追いかけているだけでは気持ちが落ち込んでしまうばかりです。
投資と同じで、ずっと株価モニターを眺めて近視眼的な投資は意外とうまくいかないことが多いものです。視野を広くとって落ち着きましょう。1人ひとりができる最善のことは、「自宅で巣ごもり」ですから、そこから先は、自分の時間を有効に、来るべき活動期に羽ばたけるように力を蓄えましょう。
語学学習用に、教材だけをそろえてそのままにしていませんか?
例えば、英語などの語学学習などはいかがでしょうか? 残念ながら新型コロナウイルス感染拡大防止の措置として、TOEICの公開テストも3月、4月は中止となってしまいました。
そこに照準を合わせて追い込みの学習をされていた方はこれまでの学習を振り返る良い機会です。年度末を控えてたまった仕事のために学習時間が確保できなかった方は、キャッチアップの機会と思って仕事に充てていたエネルギーを学習に振り向けてみましょう。
学生・生徒の皆さんで受験を1年後に控えていたならば、先取り学習としてかなり前倒しで勉強の貯金を作っておくことができます。
進学が決まったのに、新生活が先延ばしになってフラストレーションを抱えた新1年生の方、新中学生・高校生ならば同様に、先取り学習をして学校生活が始まったときにスタートダッシュが切れるように準備できます。
今はインターネット講座なども充実しています。無料お試しのものや、この非常事態のために自治体が提携・提供をサポートしてくれているメニューもあります。
新大学生ならば在宅ワークの可能性を探ってみては?
4月から大学1年生になるはずだったのが、授業開始が5月からになってしまったという方、在宅でのアルバイトの可能性を探ってみるのも良いかもしれません。
企業での業務となると、クライアントを訪問しなければならない、会社の膨大なデータサーバーにうまくアクセスできないなどの事情でリモートワークはなかなか思うように進まないという声をよく耳にします。
しかし、新大学生のアルバイトデビューならば、例えば遠隔での家庭教師など、他にも良い方法が見つかるかもしれません。
自覚をもって巣ごもりをし、時間を有効に使いましょう
人との接触を避ける、サンミツ(密集・密閉・密会)を控えるという1人ひとりが守らなければならないという自覚をもって巣ごもりをしながら、貴重な時間は大切に使うことが求められていますね。
執筆者:柴沼直美
CFP(R)認定者