更新日: 2020.03.28 その他

いろんな外食費、消費額トップは?外食を最も利用している都道府県は?

いろんな外食費、消費額トップは?外食を最も利用している都道府県は?
忙しい日々の中で強い味方となってくれる外食は、今や多くの人が利用しています。最近の外食は、レストランで食べる形式のものだけではなくデリバリーサービスも充実し、ますます使いやすいものとなっています。
 
何かと便利な外食ですが、実際どんな人がどれぐらい使っているのか、気になることはありませんか? 外食に関する全国調査から外食費消費額を調べてみました。
 
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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外食利用率NO.1はやはりこの都道府県!

総務省統計局の調査によると、外食を最も利用している都道府県は東京都で、消費額は年間24万円を超えています。全国平均は約17万円なので、7万円ほど多くなっています。
 
人口の多さや企業の多さから、他の地域に比べて忙しい人が多いと考えられますので、自炊するより外食を頼ることが多いのでしょう。反対に最も少ないのは青森市で、年間10万円ほどとなっています。
 
地方では自分で作物を栽培している人も多いので、自炊の割合が増えてくるのでしょう。

消費額が高いのはどんな外食?

統計局の調査では、外食を「麺類外食・すし・和食・中華食・洋食・焼肉・ハンバーガー・他の主食的外食・喫茶・飲酒」に分類し詳細にデータ化しています。
 
そんな外食の中で最も消費額が高いのは「和食」で、全国平均では年間2万3000円となっています。中でも岐阜市はとりわけ高く、年間4万6000円です。飛騨牛などのおいしいものに恵まれた岐阜県は温泉旅館も多いので、地元の人だけではなく観光客がお金を使っているのでしょう。
 
また「すし」の消費額も高く、特に金沢市では年間2万2000円です。北陸の海の幸が多い金沢では、のどぐろなどの高級魚も多いため、高額なのもうなずけますね。
 
なお、「主食的外食」はいろいろな外食が含まれるので、金額だけ見ると和食よりも高額で約5万3000円となっています。最近では無国籍な創作料理も増えてきているので、こちらを利用する人も増えているのでしょう。

喫茶の消費額が多いのは意外なあの県でした

喫茶店の消費額が多い県はどこかと聞かれると、東京というイメージも持つ人も多いかもしれません。しかし、調査によって浮かび上がってきたのは意外にも岐阜市で、年間1万5000円となっており、全国平均6500円を大きく引き離しています。
 
ランキングをよく見ると、2位に名古屋市がランクインしています。これは、朝食に喫茶を使うことが多い名古屋市民の習慣から、喫茶の消費金額が高額になっていると考えられます。岐阜市は名古屋市に近く、影響を受けやすい土地柄から、喫茶の消費額が多いのかもしれませんね。
 
反対に喫茶消費額が少ないのは青森市です。さきほども登場した青森市は、食事もお茶も、基本的には自宅で済ませることが多いようです。

外食でたくさんお酒を飲むのは何県民?

外食といえば、飲み会などお酒を飲むことも多くなりがちです。外食におけるお酒の消費額の全国平均は年間1万8000円ですが、とりわけ消費量が多いのは高知市で、3万9000円と他を圧倒しています。
 
「いごっそう(酒豪)」という言葉もあるように、高知の男性はお酒が好きな人が多く、昼間から飲んでいる人も多いのが特徴です。おいしい地酒も豊富にそろっているので、お酒好きなら一度は行きたい場所でもあります。
 
反対にあまり飲んでいないのは和歌山市で、9600円です。こんなに飲酒が少ないなら、飲酒によるトラブルも少ないのだろうと考えるかも知れませんが、実は和歌山県は、飲酒運転の検挙数が全国で3位(警視庁調査)なんですね。
 
このようなデータから飲酒運転撲滅に力を入れているので、飲酒量そのものは減っていると考えられます。

外食で見えてくる地域の暮らしぶり

外食を利用する機会は増えていますが、データを見ると地域差も多くあるのが分かります。
 
好まれる料理や物価の違いなど、差が出る要因はいろいろありますが、外食を詳しく見ていくことで、今まで見えてこなかったその地域の人々の特徴が分かるでしょう。また自分自身の外食費用を全国平均と比べることで、家計を見直すきっかけにもなりそうです。
 
出典 総務省「家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市(※)ランキング(2017年(平成29年)~2019年(令和元年)平均)」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部


 

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