更新日: 2020.03.26 その他

まとまった量のコピーをしたい! できるだけ手軽に安く済ますやり方とは?

まとまった量のコピーをしたい! できるだけ手軽に安く済ますやり方とは?
かなりまとまった量の書類をコピーしなければならない機会は、会社ではよくあることですが、個人の用事でもたまにありますね。

会社では、経費削減そして環境負荷(資源消費量)削減のために両面印刷などをして、まずは枚数を減らすのがあたり前となっていますが、私用の場合ではどうなのでしょうか。
上野慎一

執筆者:上野慎一(うえのしんいち)

AFP認定者,宅地建物取引士

不動産コンサルティングマスター,再開発プランナー
横浜市出身。1981年早稲田大学政治経済学部卒業後、大手不動産会社に勤務。2015年早期退職。自身の経験をベースにしながら、資産運用・リタイアメント・セカンドライフなどのテーマに取り組んでいます。「人生は片道きっぷの旅のようなもの」をモットーに、折々に出掛けるお城巡りや居酒屋巡りの旅が楽しみです。

コスト節約のコツは、両面印刷

大手事務機器商社の大塚商会の企業向けサイト(※)を見ると、次のように説明されています。
 
印刷コストを削減するために意識しておきたいこと
・用紙を節約できる印刷設定(両面印刷、集約印刷など)を行う
・社内資料は白黒印刷を標準化する
・電子化、ペーパーレス化する
・印刷前のプレビュー確認を徹底し、ミスプリントを防ぐ
・トナーやインクの使用量を制限するツールを使う

 
どれも、もっともな内容です。そして「まずは簡単にできて効果の高い、用紙を節約できる印刷設定に注目してみましょう。」として「複合機やコピー機にある三つの印刷設定、「集約印刷」「両面印刷」「製本印刷」を上手に活用することで、紙を節約することができます。」と3つの印刷設定を【図1】のように説明しています。
 
【図1】


 
集約印刷は、縮尺によっては文字や図が見づらくなってしまいます。プロジェクターで画面に示した内容の手元確認用などとして使われるケースが多いように思われます。製本印刷も両面印刷の応用編ですので、紙節約の一番身近でオーソドックスなやり方は両面印刷なのでしょう。
 
個人で大量のコピーをする必要がある場合、利用先としてコンビニやコピーサービスショップなどがまずは思い浮かびますが、こうした場所でも両面印刷が一番のコスト削減策なのでしょうか。

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1枚あたりのコストも、大きく違います

両面印刷にするかどうかの前に、まずは1枚あたりのコストの差が気になります。コンビニでは1枚あたり【白黒10円、カラー50円】くらいの設定が多いようです。
 
一部のコンビニ・スーパー・コピーサービスショップなどで【白黒5円、カラー30円】などを見かけることもあります。【白黒1.2円】といった格安店もありましたが「同一原稿4000枚以上」の大量コピーが前提でした。
 
一見してちょっと不思議に思えたのが、どこでも原則は「両面コピーは倍額(2枚扱い)」である点です。紙代は2枚を別々にコピーするより半分で済み、会社の経費削減のねらいもそこにあるはずなのにどうしてでしょうか。
 
よく考えれば、紙だけではなくてトナー(インク)も印刷コストの多くの部分を占めます。両面印刷にしたとしても、トナーの使用量は2枚分になるわけですから、両面コピーが倍額かかるのも理屈です。細かいことをいえば、紙は1枚で済んでいるのに倍額なので、両面コピーは少し割高についているのでしょうが。
 
そう考えると、やはり1枚あたりのコストがなるべく安い店を、できるだけ往復の交通費のかからないエリアで探すことが、今回のテーマの答えということになりそうです。

サイズにも注目すると……

そしてもう1つ、多くの店で特に白黒の場合「サイズの大小にかかわらず料金は同じ点」もちょっと不思議に思えました。例えば、A3サイズ(29.7センチメートル×42センチメートル、以下は単位省略)は、A4(21×29.7)の2枚分で、B4サイズ(25.7×36.4)もB5(18.2×25.7)2枚分です。
 
サイズに注目すると、比較的よく使われるこの4つサイズでは、紙もトナーも2倍の量を使っていても価格は据え置きなのです。
 
もしもB5やA4のサイズで両面コピーをしたい場合には、原稿2枚をB4やA3の各サイズで片面コピーしたものを2つに折って使えば、半額でできることになります。

まとめ

このやり方のデメリットは、両面コピーと違って2つ折りにする手間がかかり、仕上がりも厚めになって折った部分はさらにかさばる点です。また環境負荷(資源消費量)削減には貢献していませんし、ある程度の厚みになってくると郵便などで送付しようとする場合のコストも割高になる可能性があります。
 
単純にコストだけなのか、折ったりする手間や送付する場合のコストの差まで考えるのか、あるいは環境負荷にまで配慮するのか、どこをどれだけ重視するかによっても判断は変わるでしょう。
 
しかし、こうした価格設定のズレやスキマをうまく利用すると、思いがけないコストダウンができる場合もあるのです。
 
[出典](※)大塚商会「知ってるとお得な「用紙代」節約術」
 
執筆者:上野慎一
AFP認定者,宅地建物取引士


 

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