更新日: 2020.03.03 子育て

新型コロナウイルスで7割以上が通学通塾に不安。休校措置に対して学習の遅れを懸念する声も

新型コロナウイルスで7割以上が通学通塾に不安。休校措置に対して学習の遅れを懸念する声も
連日の新型コロナウイルスの報道に、日本中が不安に陥っている今日この頃。
 
子どもを持つ親たちも、電車による通学や、大勢の子どもたちが密室で授業を受けることに感染のリスクがあるのではと心配していたのではないでしょうか。先日、全国公立小中高の一斉休校要請を受けましたが、学習の遅れも懸念されます。
 
株式会社バンザン(本社:東京都新宿区)が運営するオンライン家庭教師サービス『メガスタディオンライン』『オンライン家庭教師のメガスタ』は、全国の保護者と生徒に、新型コロナウイルスの感染拡大と全国小中高の一斉休校の要請に伴う「通学通塾の不安に関する緊急アンケート」を実施しました(※1)。
 
通学通塾に関し、どんなことを不安に思っているのか、アンケート結果を見てみましょう。
 
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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新型コロナウイルス感染について、通学・通塾に不安を抱く人は75.4%

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について、学校への通学や塾・予備校への通塾について心配や不安はあるかと聞くと、「多少不安」(50.6%)、「かなり不安」(12.4%)、「できれば通学・通塾させたくない」(12.4%)と、75.4%が不安だと回答しました。
 
具体的には、「電車での通学時間が1時間ぐらいかかります。家族に高齢の母がいるのでとても心配です。」「通学にバス、JRを利用しています。予備校も。
 
不特定多数の人と狭い空間に一緒にいて感染しないか不安。」「通学時にラッシュの電車に往復で90分乗らなければならず、混雑した車内で感染のリスクが高そう」というように、電車通学・通塾時の新型コロナウイルス感染のリスクを心配しているとの声が多く寄せられました。
 
また、狭い教室に生徒が長時間密集することによる感染リスクにも不安を感じているようです。「狭い教室に大人数の生徒が集まることに不安。」「集団感染が不安。学校では隣席との距離が近すぎる。昼ごはん時にマスクをはずすので感染リスクUP」といったことを懸念していることがわかりました。

休校措置に対し学習の遅れや停滞を懸念

感染リスクを回避するための休校措置ですが、学習の遅延を懸念する声も。
 
「完全に自宅待機になっても、オンライン授業で学びの機会を得る選択肢を作って欲しい。」「実際に現地に行かなくても授業が受けられる形を整えてほしい。」「補講やオンライン授業等、休校になる分の代替案があればまだしも、休校になる分の学習面での補償がない中で数週間も休校にすることに不安を覚えます。」というように、在宅でオンライン授業を受けられる態勢を整えてほしいという要望がありました。

オンライン授業で感染症の不安が軽減されるという人が8割以上

在宅で授業を受けられるオンライン家庭教師(個別指導)やオンライン塾なら、新型コロナウイルスを含めた感染症などの不安は軽減されると思うか尋ねると、「多少不安が解消される」(48.3%)、「不安が解消される」(36.0%)と、84.3%が不安が軽減されると回答しました。
 
株式会社矢野経済研究所の調べによると、2018年度の国内eラーニング市場規模は、前年度比9.3%増の2185億円を見込んでいます。個人向けの市場規模については前年度比11.2%増の1535億円の見込みであり、右肩上がりに市場を伸ばしています(※2)。
 
感染症の流行だけでなく、自然災害で学校の授業が困難になることは今後もあるかもしれません。もしもの時にオンラインで授業を継続できる環境の整備が望まれます。
 
出典
※1:株式会社バンザン「通学通塾の不安に関する緊急アンケート」
※2:株式会社矢野経済研究所「国内eラーニング市場についての調査」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部


 

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