更新日: 2020.02.17 子育て

働くママが利用したい家事・育児サービスにはどんなものがある?

働くママが利用したい家事・育児サービスにはどんなものがある?
忙しい毎日を送る働くママは、仕事と家事を両立させるのが大変だと感じている人が多くいます。そんな働くママはさまざまな家事・育児サービスがある中で、どのようなものを利用したいと考えているのでしょうか。
 
働く女性を研究している博報堂キャリジョ研と子育て家族を研究している博報堂こそだて家族研究所が、25~39歳の働くママ489人と未婚(同居子なし)の女性156人を対象に行ったアンケート結果をもとに解説していきます。
 
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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料理の時短をかなえる「ミールキット」

働くママにとって、バタバタしがちな朝や仕事で疲れた後の晩ごはん作りは時間もなくて大変なことが多いようです。そんなママたちに人気なのは料理の時短をかなえてくれる商品です。
 
実際に利用している人の割合を調べてみると、特に人気なのは「作り置き(85.8%)」や「顆粒だし(84.3%)」「冷凍食品(84.1%)」で、「料理の素や調理ソース(74.9%)」などの料理の手間を減らしつつ、おいしく仕上げることができる商品も支持されています。
 
また、働くママは独身で子のいない女性と比べて「食材宅配サービス」を利用する割合が30.3%高く、今後利用してみたいものとして「ミールキット」と答えた人が多くいました。
 
「顆粒だし」を除く全ての項目で実際の利用割合よりも利用してみたいと考える人の割合が上回る結果になりましたが、この「ミールキット」は利用割合22.0%に対して、利用してみたいと考える人が69.2%と群を抜いて高い数値となりました。
 
食材を切ったりレシピを考える手間などは省きたいものの、手料理は作りたいと考えるママが多くいるようです。
 

掃除・調理など家事代行サービス

働くママは部屋の掃除や食器の片付け、お洗濯など家にいてもやることがたくさんあり、限られた時間の中で全て完璧にこなすのはなかなか大変です。そんな家事を楽にしてくれるのが家事代行サービスです。
 
家事代行の中にもいくつか種類がありますが、実際に利用している人の割合は「掃除代行サービス(4.5%)」「調理代行サービス(4.4%)」と決して多くはありません。人を家に入れることや鍵を渡すことなどに不安を覚える人が少なくないのでしょう。
 
しかし、メディアなどを通じて徐々に認知度が高まってきていることもあってか、今後利用してみたいと考える人の割合は「掃除代行サービス(45.8%)」「調理代行サービス(40.5%)」と、掃除代行に関しては実際の利用率より41.3%、調理代行は36.1%高くなり、多くの人が代行サービスに関心を持っていることが分かりました。
 
そのため、今後このような人を介した代行サービスの利用の高まりが期待されています。
 

自動で掃除してくれるロボット掃除機

家事代行サービスと合わせて関心が高まってきているのは、自分自身が動かなくても自動で家の中を掃除してくれるロボット掃除機です。
 
ロボット掃除機にもさまざまな種類がありますが、最も関心が高いのは「お掃除ロボット(44.9%)」で、次いで「拭き掃除ロボット(43.2%)」「窓ふきロボット(32.8%)」の順になっています。
 
また、ロボット掃除機だけでなく、「保温調理器(32.3%)」や「食器洗浄機(30.8%)」といった家電製品への関心も高く、日常の料理や家事の負担をこれらの機器を使うことによって軽減したいと考える人が多いようです。
 
また、働くママのうち、産後に手に入れた家電の中で最も購入割合が高かったのは「空気清浄器(21.4%)」で、次いで「食器洗浄機(20.8%)」「加湿器(20.6%)」でした。子どもの健康を考えると共に、何かと手がかかりがちな時期の家事負担を軽減し、ゆとりを持って生活できるような環境を整えた人が多くいるようです。
 

家事・育児サービスを有効に使って心と時間にゆとりを持った生活をしよう

今は当たり前のようにある冷凍食品や食材宅配サービスも、当たり前ではない時代がありました。
 
新しい商品やサービスが続々と生まれていく中で、初めての利用は戸惑うこともあるかもしれませんが、これらのサービスを有効に使うことができれば、心と時間にゆとりを持った生活を送ることができるでしょう。これからの普及の広まりが期待されます。
 
出典 博報堂キャリジョ研・博報堂こそだて家族研究所「キャリママのワーク・ライフ調査~ライフ篇~」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部


 

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