更新日: 2020.01.03 その他

お正月といえばお節! みんな一体どれくらいお金をかけている?

お正月といえばお節! みんな一体どれくらいお金をかけている?
年末が近づくと、そろそろお正月のお節の準備を始める人が増えてきます。よその家がお節にどのくらいの予算をかけているかを知りたくても、なかなか聞く機会がない人も多いのではないでしょうか。
 
今回は、実際におこなわれたアンケート調査の結果をもとに、お節にかける金額や購入するときの傾向について解説していきます。
 
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

2015年以降はお節を購入する人が年々増えている

2019年おせちに関するトレンド調査によると、2015年以降はお正月のお節を「購入する」と回答した人が年々増えていることが明らかになりました。56%の人が2019年のお節を「購入する」と回答しており、市販品を利用してお正月を過ごす人の割合が多くなっています。
 
ちなみに、お節を購入する場所は通販やネット注文が最も多くなっています。通販やネット注文に次いで多いのが、百貨店での購入です。2018年は、料亭やレストランでお節を直接購入する、と回答した人も見られます。お節を購入する時期は11月上旬や下旬が多く、12月に入る前に予約や注文を済ませておくのが購入派の人のスタイルのようです。
 

市販のお節を購入する理由は?

同アンケートでは、お節を購入する理由についても調査をおこなっています。購入する理由で1番多いのが、「自宅では作れないような品目が味わえるから」です。このような回答をした人は、2015年から2018年まで4年連続で最も多くなっています。「有名店の味を味わえるから」や「自宅まで届けてもらえて便利だから」も、多い理由の1つです。「年末は忙しく準備する時間がないから」なども、回答が多い理由に挙げられます。通販カタログやインターネットのサイトで販売されているお節は、高級食材が使われていたり、有名シェフが監修したメニューが入っていたりします。
 
家庭で用意するのが難しいメニューをお正月に味わいたいと思っている人が、2015年以降は年々増えているようです。市販のお節は、真空パックに入った状態で冷凍で届くことも多く、自然解凍をするだけですぐに食卓に出せるのが便利な点です。豪華なお重に入ったお節は、お正月の来客のおもてなしにも役立ってくれます。
 

お節にかける平均的な費用

お節を購入するときの費用についても、アンケートでは回答を得ています。お節を購入する人の費用の平均は、2018年の調査では2万1613円です。また、同年はお節の購入価格を1万円以上2万円未満と答えた人が40.5%となっており、1番多い割合を占めています。2万円以上3万円未満と回答した人も30.1%と比較的多く、2018年は1万円から3万円の範囲内で2019年のお節を用意した人が多数を占めているようです。
 
お節の購入価格は、調査を開始した2015年からは徐々に下がる傾向があります。2015年の平均は2万3769円、2017年は2万2842円となっており、金額に変化が見られます。
 
このような傾向の原因として考えられるのが、家族の人数が減っていることです。お節を食べるときの平均人数は2015年は4.4人でしたが、2018年は3.6人です。市販のお節は、内容量によって価格が変わることが多いため、少人数向けの商品を購入する人が増えると、平均の費用も下がる可能性があります。
 
実際、2018年のアンケート調査では、少人数用のお節があったらいいと感じている人が、38.2%を占めました。また、同年は26.4%の人が一人一重になっているお節を希望しています。1人暮らしの単身者や高齢者夫婦の世帯が増えていることなどが、お節の消費にも影響を与えているようです。
 

家族構成やライフスタイルで変わるお節の傾向

アンケート調査の結果からもイメージできるように、お節にどのくらいの費用をかけるかは、家族構成やライフスタイルによっても変わります。購入する理由や費用の平均は、時代のトレンドを知る1つの参考にできるかもしれません。お節を購入するときの傾向を知りたいときは、通販サイトやカタログの人気商品をチェックしてみるのも1つの方法です。
 
出典
株式会社ハースト婦人画報社「2019年おせちに関するトレンド調査」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部


 

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集