更新日: 2019.12.13 家具・片付け

片づけの美学57 食器を減らす3つのタイミング、メリットは便利・清潔・減災

執筆者 : 奥野愉加子

片づけの美学57 食器を減らす3つのタイミング、メリットは便利・清潔・減災
食器棚に並んだたくさんのお皿やコップ。どのくらい使っていますか?
 
食器は陶器が多いので、劣化しにくいのが魅力。だからこそ、「まだ使える」という意識が強く、処分することが難しいアイテムでもあります。食器を減らすタイミングを上手に見計らって、キッチンの重量を軽くしてあげませんか?
 
奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

食器を減らすタイミング1.使っていない食器が多い

「たくさん食器を持っていても、使うのは限られた食器だけ」というご家庭は案外多いと思います。そんなときは食器を減らすタイミングです。
 
スペースが許すなら、試してみたい実験があります。いったん食器を別の場所に移動して、使ったものだけを食器棚に戻すというルールです。1週間くらい続けてみると、驚くほど少ない枚数で暮らしているという事実を知るかもしれません。
 
ただ、使っていない食器=全て不要というわけではないので、「残したい食器」・「手放してもいい食器」で分けてみてください。手放しても良いと思える食器はもったいないですが、ゴミとして処分しましょう。自治体にもよりますが、不燃ごみとして出すことができると思います。
 
すぐに食器を手放せない場合は、移動させるだけでも十分です。使っていない食器が便利な場所にある必要はありません。食器棚の取り出しやすい場所を、使っている食器に譲ってあげるだけでも利便性はずいぶん高まりますよ。
 

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食器を減らすタイミング2.家族が減る

子どもが独立したときなど、一緒に暮らす家族が減ったときは、使う人が減るので、食器も減らせるタイミングです。
 
減ってしまった家族への寂しい気分が少し癒えたら、使わなくなった食器は処分したり、食器棚の使いづらい場所に移動させたりしましょう。移動させるだけなら、時々戻ってきて食事をする場合も困りません。
 

食器を減らすタイミング3.料理が減る

家族が減る、食事の傾向が変わると、料理の量や品数が減り、使う食器も減っていきます。例えば、食べ盛りのお子さんが独立した場合、食事の量が減り、大皿料理よりも小鉢料理が増えるかもしれません。
 
ほかにも、季節の行事をあまりやらなくなった場合も使う食器が減っていきます。お正月やひな祭りにだけ使っていた、重箱やすし桶など特別な食器の出番が長期間ないというときは、処分をするか、食器棚の使いづらい場所に移動させてしまいましょう。
 

食器を増やすタイミングで気をつけたいこと

食器が足りない! と感じるときもあると思います。衝動的に購入するよりも、少し計画を立ててみませんか。せっかく買うなら、長く使える食器を手に入れたいですね。
 
収納を考えると、手持ちの食器と同じものか、似たような形の食器の購入が理想です。収納するときにコンパクトに重ねることができるので、省スペースになります。
 

食器は気を抜くと増える

「1枚お皿がもらえる」というキャンペーンを時々目にすることがあります。店員さんに渡されると、断るのは案外勇気がいったりもしますよね。ほかにも、スイーツのお皿が陶器の容器だと、洗ってそのまま食器棚にしまうことも。
 
食器は、案外入ってくることが多いアイテムなのです。「気に入った、使う」と決めた食器しか家に入れないと自分で決意しておかないと、ちょこちょこと増えてしまいます。決めておけば、お店からの粗品食器もスマートに断れるかもしれませんよ。
 

使う食器だけで、軽い食器棚へ

食器棚の便利な場所がよく使う食器だけになると、回転が良く、いつも洗って数日程度で使うことができます。ホコリなども気にならず、清潔に使うこともできます。
 
また、地震などの災害が起こり、割れて危険な状態になる時も、量が少なければ、減災につながります。使う食器だけを手元に残して、シンプルで軽い食器棚にしてみてはいかがでしょうか?
 
執筆者:奥野愉加子
美学のある暮らし 代表