更新日: 2019.12.12 その他
【最新版】結婚式にみんなどれくらい費用をかけている? 節約方法とあわせて解説
執筆者:下中英恵(したなかはなえ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
“東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。
富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”
結婚式にかかる費用は?
まずは、最新の調査結果をチェックしていきましょう。結婚情報誌のゼクシィが行った「結婚トレンド調査(※)」によると、挙式、披露宴・披露パーティー総額は、平均で354.9万円となっています。この金額は、例年と比べてほぼ同水準で、ここ1年間で結婚したカップルは、引き続き結婚式にお金を使っていることが分かります。
さらに、最近は、招待するゲストの平均人数は減少する傾向がありますが、招待客1人あたりの挙式、披露宴・披露パーティー費用は、年々増加傾向にあります。先ほどの調査によると、ゲスト1人あたりの挙式、披露宴・披露パーティー費用は、平均6.8万円となっています。
結婚式のために準備するお金はどのくらい?
結婚式を挙げる場合、招待客のみなさんから、お祝いとしてご祝儀をいただくと思います。このお祝い金は、結婚資金として活用することができますね。先ほどのゼクシィの調査によると、ご祝儀総額は、平均224.3万円となっています(※)。
さらに、ご祝儀とは別に、ご両親などから、結婚資金を援助してもらえるカップルは多いようで、全体の約7割の方が、ご両親や親族の方からお祝いを受け取っています。結局のところ、夫婦ふたりで結婚式のために準備する自己負担額は、平均で149.5万円となっています。
小さなところから節約を
ご祝儀や資金援助をいただいたとしても、結婚式を挙げるとなれば、それなりの自己負担額が必要となってきます。自分たちの理想の結婚式を挙げたいけれど、少しでも費用を節約したいと考えている方は、どのようにしたらよいのでしょうか? 最後に、いくつかのアイデアをご紹介します。
まず、花嫁の持つブーケや、会場装飾に使う「花」で節約をする方法です。お花は、使用する種類によって大きく値段が異なります。バラやユリなどは比較的高価ですが、同じ色味で、値段が安いガーベラなどに変えるといった工夫をすると、会場の雰囲気を大きく変えずに、節約することが可能です。
また、花嫁のベールやヒール靴、アクセサリーなどにおいて、節約をすることもできます。ウエディングドレスやカラードレス、着物など、着用する衣装には、こだわりが強い女性も多く、招待客の方も注目していますね。
しかし、合わせる小物は、少し値段が安いものをレンタル・購入しても、大きく印象が変わらないケースも多いでしょう。インターネットなどで安くてかわいい小物を探してみてはいかがでしょうか?
最後に、ペーパーアイテムで節約するという方法もあります。受付において、席次表を渡す代わりに、テーブル番号をお伝えするという方法をとれば、席次表をカットすることができます。引き出物を入れる紙袋なども、結婚式場の決まりがなければ、単価が安くてすてきなものを自分たちで探してみるとよいでしょう。
いかがだったでしょうか? 結婚式は、人生の一大イベントだからこそ、お金の使い方についても慎重になりますね。小さなところから節約できるポイントを探し、ぜひ自分たちの理想の結婚式を挙げましょう。
参考 (※)リクルートマーケティングパートナーズ「ゼクシィ 結婚トレンド調査2019」
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者