

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)
行政書士
2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。
広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。
目次
結婚式をしない「ナシ婚」の増加
「ナシ婚」とは、その名のとおり、結婚式を挙げずに役所へ入籍の届け出のみを行う結婚の形です。
リクルートブライダル総研の統計によれば、結婚式だけでなく、披露宴、披露パーティーといったものを一切行わない「ナシ婚」は35%程度というデータが出ています。実に3割を超えるカップルが「ナシ婚」を選択しているのです。
なぜ「ナシ婚」が増えている?
「ナシ婚」が増えている背景には婚姻適齢期にある世代の経済的な問題や価値観の変化が理由となっているといわれています。先ほどの統計によると、ナシ婚の理由第一位は「経済的な事情」で21.8%、続いて2位が「セレモニー的行為が嫌」の18.0%となっています。そのほかに新婚旅行や新居にお金を使いたいといった意見もありました。
その一方でナシ婚を選択したものの結婚式について興味があると回答した割合は51.8%となっており、依然として結婚式に対する特別な価値観は残っているといえそうです。
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結婚式の費用を捻出するにはどうしたらいい?
一般論として結婚式には高額な費用がかかります。実際、みんなのウェディングの調査によれば結婚式の平均費用は316万円という結果が出ています。316万円という金額は決して安いものではなく、気軽にポンと出せるわけではありません。しかし、結婚費用は少しの工夫で捻出することができるのです。
方法(1)両親や祖父母からの支援
平成27年4月1日から令和3年3月31日まで、20歳以上50歳未満の方が結婚・子育ての資金として直系尊属(父母や祖父母など)から金銭などの援助を受けた場合1000万円まで贈与税が非課税となる特例があります。
ただし、結婚式の費用として支払えるのは300万円までであるなど一定の制約があることに注意が必要です。
定期預金など専用の口座にお金を貯める
結婚まである程度期間がある場合はその間にお金を貯めることができます。結婚資金用に口座を新しく作り、毎月一定額以上貯めていきましょう。そのほかにも銀行の定期預金や勤務先の財形制度を利用することで効率よく確実に費用を貯めていくことができます。
結婚式の内容を見直してみる
結婚式費用はちょっとした工夫で内容そのままに費用のみ抑えることが可能です。
例えば、春や秋といった人気の時期を避けたり、日にちを平日に指定したりするだけで大幅に費用を抑えることができるのです。他にもドレスや引き出物など、持ち込めるものはよそで安く調達することでさらに費用を節約できます。当然ですが、複数社から見積もりを取って比較することも重要です。
後払いでご祝儀を充てる
式場によっては費用を後払いや分割払いとすることができます。後払いや分割という支払い方法を選択することで当日受け取ったご祝儀を後日の支払いに充てることができます。ただし、すべての式場が後払いや分割払いに対応しているわけではないため事前に確認しておきましょう。
経済的理由で結婚式をあきらめる必要はありません
結婚式にかかる費用は一般的に高額となります。しかし、事前の計画とちょっとした工夫で無理なく費用を捻出することができます。結婚費用をネックに「ナシ婚」を選択してしまう前に、費用が捻出できないか検討してみるとよいかもしれません。
出典
リクルートブライダル総研 結婚総合意識調査
みんなウェディング 「ナシ婚」に関する調査2019
みんなのウェディング 結婚式費用の基本
執筆者:柘植輝
行政書士