更新日: 2019.10.22 その他
今時のワカモノは車所有に興味なし!? 現代っ子のドライブデート事情を探ってみた!
そんな中、若者の車に対する意識やドライブデートはどう変化しているのでしょうか? 統計をもとに見ていきたいと思います。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
進む若者の車離れ。車は節約のための単なる移動手段に?
皆さんは「カーシェアリング(BtoC)」をご存じですか? カーシェアリングとは登録した会員間で車を共同使用することです。使った分だけ料金が請求されるため、車を所有するよりも節約になり、使いたいときだけに使える、今後さらに期待がかかるサービスです。
パーク24株式会社が行ったアンケート「移動に関連するシェアリングサービス」では、年代を問わず、移動に関するさまざまなシェアリングサービスの中でも、カーシェアリングは86%という圧倒的認知度を誇ります。
40・50代での利用は33〜36%、また全体的な利用率は38%にとどまりますが、実際に利用したことがある20代の割合は53%と5割越え、また利用したことがある人の81%はカーシェアリングの利用経験があると答えています。
このようにカーシェアリング(BtoC)を利用している若者が多いのは、便利さやお金と関係があるようです。実際車は所有すると維持費がかかりますが、カーシェアリングなら必要なときにスマートフォンから登録でき、使った分だけ請求が来るため効率よくお金を節約できます。
トヨタがカーシェアリングを今後推進すると発表するように、カーシェアリングはまさに今の若者に合った車の使い方であり、今後ますますカーシェアリングが発達することでしょう。
若者の意識はどう変化している?「カーシェアでのデートに抵抗なし」 は約45%
80年代でのデートといえば、ドライブデート。「セダンのようなカッコいい車で女の子とデートに行きたい!」と憧れを抱いていた方も少なくないはずです。
車離れが叫ばれる若者の間では、もはやドライブデートという言葉はないかと思いきや、なんと「クルマでデートすること」に対してのアンケートでは20代以下の83%が「好き」と回答。これは40代の73%という回答を上回る結果となりました。
好きな理由としては、「2人きりになれるから」26%、「自由に行動できるから」11%、「話がしやすい」9%などが挙げられています。
また、「レンタカーやカーシェアでのデート」は20代の52%が「特に問題ない」と回答し、さらに、20代では「レンタカー・カーシェアでデートをしたことがある」割合が約5割を占めています。
車という2人でゆっくり時間を過ごせるプライベートな空間であれば、カーシェアでのデートでも抵抗があまりないことが分かります。
ちなみに「デートで運転したい車種」では、40代以降が「スポーツカー」なのに対し、「コンパクトカー」が最多の24%を占めており、華やかな車よりも乗り心地や燃費がいいものを選ぶ若者らしい現実的な面も垣間見えました。
それでは実際にカーシェアリングはお得なのか、みていきましょう。
カーシェアリングはホントに節約になるの? 大手2社の料金を調べてみた
今後ますます利用者が増えるであろうカーシェアリングですが、一体自家用車を持つよりいくらくらいの節約になるのでしょうか?車を購入した場合とカーシェアリングを利用した場合にかかる費用をそれぞれ見てみましょう。
車を購入した場合にかかる料金
例えば、東京23区で車を所有した場合、自動車税、自動車重量税、自賠責・任意保険、駐車場代だけで月額約3万4000円ほどかかります。使う頻度にはよりますが、ガソリン代やメンテナンス代が入ると合計5万円を超えてしまう場合も十分に考えられます。
そうすると1年間、自家用車を利用するだけで、ザッと見積もっても60万円。確かに若者が車を購入することを躊躇してしまう気持ちも分かる気がします。
カーシェアリングの料金はどれくらい安いの?
それではここからカーシェアリングの料金や相場観をつかむため、大手二社「タイムズカーシェア」と「オリックスカーシェア」の料金を見てみましょう。
出典:「タイムズカーシェア」「オリックカーシェア」のHPをもとに作成
車を購入するのとカーシェアリング、どちらが、いくらくらいお得?
上記で述べたように、もし東京23区で車を所有した場合には保険やガソリン代などで約5万円ほどかかります。また、新車を購入する、修理が必要になると費用は増えていく一方ですよね。では、カーシェアリング はどうでしょうか?
車を共同で使うわけですから、新車を購入する必要も、修理や保険などメンテナンス面への出費の心配もなし。また、ガソリン代などは費用に含まれているなど至れり尽くせり。タイムズカーシェアのベーシック なら15分220円と、1回の使用時間が短い人にはカーシェアを利用することで節約になるかもしれません。
しかし、毎日出勤で使用したい、という方にはカーシェアは返って高くつくことも。自分の車の利用頻度や時間などを考慮しながら節約につなげていきましょう。
カーシェアリングの効率的な使用例
カーシェアリングが車を購入するよりも節約になることが分かっても、どのタイミングで利用しようか迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこでまずはご提案したいのが電車とカーシェアリングを掛け合わせた使い方です。車を所有しても、家族でのお出掛けが多い土日は外出先で渋滞に巻き込まれて運転にイライラ、なんて経験も少なくありませんよね。小さなお子さんが泣き出して、車内に険悪な雰囲気が漂う……なんてことも。
そのような時には、電車やバスなどの公共交通機関を近くまで利用し、目的地まではカーシェアリングを利用する使い方がオススメです。渋滞に巻き込まれることもなく、ストレスフリーのお出掛けで家族との時間を思い切り楽しむことができます。
また、カーシェアリングではさまざまな車種から用途にあった車を選べるので、大きな車を借りて家族みんなでワイワイお出掛けすることもできますよ。
今時の若者の車離れから、ドライブ事情、そしてそんな若者をとりこにしているカーシェアリングについて紹介しました。これからますます盛り上がっていくカーシェアリング業界、ぜひ一度利用してその魅力を体験してみてはいかがでしょうか?
出典
パーク24株式会社「移動に関連するシェアリングサービス」
パーク24株式会社「クルマでのデート」
パーク24株式会社「レンタカー・カーシェアリングでのデートに関する意識調査」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部