更新日: 2019.09.09 その他
東京でよく見る「赤い自転車」東京自転車シェリングってお得なの?利用方法解説
タイトルにあるように「東京自転車シェアリング」は、都内10区の中ではどこで借りても自分の好きな場所に返却できるという便利なシステムになっています。本稿では「東京自転車シェアリング」の利用法について簡単に解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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シェアサイクルって?
まず、シェアサイクルとはどんなものか簡単に説明すると、レンタカーやカーシェアのように指定の自転車置き場に共用の自転車が待機させてあり、クレジットカードや交通系ICカード決済によって料金を支払うことで、時間単位で自転車をレンタルできるサービスです。
自分の自転車ですと、自宅から出発して自宅まで戻らないといけないですし、駅などに置いておく場合は駐輪場を探さなければいけないといった手間があるかと思います。
しかし、シェアサイクルだと、外出先などで自転車が待機している場所でレンタルし、次の目的地付近の待機場所に返却するという利用ができるので、そのような手間などを考える必要がなくなります。
また、移動先によってはバスや電車でのアクセスが悪いけど、タクシーを使うほどの距離でもないといったところであれば非常にお得な値段で移動ができるといえます。
東京自転車シェアリングって?
では、「東京自転車シェアリング」とは何か、解説します。まず、シェアリングサービス自体の提供は「(株)ドコモ・バイクシェア」というNTTドコモグループの会社が自転車の設置や、レンタルのシステムを構築しています。
東京都内の10区(千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区、品川区、目黒区、大田区、渋谷区)が「東京自転車シェアリング」に参加しており、これらのエリア内であればレンタルした自転車をどこに返却してもOKという非常に便利なシステムになっています。
レンタル場所であるサイクルポートは690ヶ所、自転車の台数は7500台(2019年6月末現在)となっています。
東京自転車シェアリングの料金は?
気になる料金について説明します。プランは全部で3つ用意されており、自分の利用頻度に応じて検討されてはいかがでしょうか。
1 1回会員
利用可能時間は1回あたり最大24時間。毎月の基本料金は0円です。
最初の30分間150円、以後30分ごとに100円となっています。
支払方法はクレジットカードまたはドコモ払い
2 月額会員
利用可能時間は1回あたり最大24時間。毎月の基本料金は2000円です。
最初の30分間は0円、以後30分ごとに100円となっています。
支払方法はクレジットカードまたはドコモ払い
3 1日パス
利用可能時間はパス購入日の23時59分まで。基本料金は0円で、当日返却であれば延長料金も0円です。料金および支払方法が購入方法で若干変わります。
(1)有人窓口の場合
1日1500円+専用ICカード発行料500円、現金支払いのみ
(2)無人販売機の場合
1日1500円、交通系ICカード支払いのみ。支払いで使用した交通系ICカードが鍵の代わりにもなります。
以上の比較をしてみます。1回会員で24時間利用した場合は、4850円/1日になります。1日パスとの分岐点を考えます。
1回会員料金で7時間半1550円>無人販売機料金1500円
1回会員料金で10時間2050円>有人窓口料金2000円
となります。
1回乗り終わる度(30分以内)に返却の場合、10回で1500円となるので、都内で観光をするという利用法であれば、その度に返却する方がお得かといえます。
次に降車駅から職場近くまでを毎日利用する(30分以内)という場合を想定してみます。出勤日を20日、移動時間を30分以内と仮定すると、毎回往復=1回会員:6000円となり、このような使い方であれば、月額会員の方が圧倒的にコスパに優れているといえます。
まとめ
シェアリングエコノミーもだいぶ一般化してきました。うまく使うことで自分で物を所有せずともうまく生きることができますね。自分のライフスタイルにフィットすると思われる方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか?
出典 株式会社ドコモ・バイクシェア「東京自転車シェアリング」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部