更新日: 2019.06.14 その他
旅先の必需品!?レンタカーをお得に手配するヒント
そして、混雑も一段落して、旅行のお値段も落ち着いてくるのがこれからの時期です。
執筆者:上野慎一(うえのしんいち)
AFP認定者,宅地建物取引士
不動産コンサルティングマスター,再開発プランナー
横浜市出身。1981年早稲田大学政治経済学部卒業後、大手不動産会社に勤務。2015年早期退職。自身の経験をベースにしながら、資産運用・リタイアメント・セカンドライフなどのテーマに取り組んでいます。「人生は片道きっぷの旅のようなもの」をモットーに、折々に出掛けるお城巡りや居酒屋巡りの旅が楽しみです。
目次
パック旅行をアレンジする
旅の手配にはいろいろな方法がありますが、往復の飛行機とホテルなどの宿泊を自由に選んで組み合わせることができる「ダイナミックパッケージ」を利用される方も少なくないでしょう。
そしてさらに、目的地の空港からレンタカーを利用して観光地巡りをするようなケースも多いかもしれません。
そんな時、パックをアレンジするとおトクにつながる場合があります。どんなやり方でしょうか。
(1)足してみる ~レンタカーを別に手配するよりもパックに組み込んだ方がかなりおトクになるかも
同一の旅程(航空会社、選択できるフライト、宿泊ホテルなどが同じ)パックで[レンタカーなし/付き]の商品が並行販売されたり、レンタカーをオプション追加できるものがあります。
例えば、
参加人員:1名
利用日:2019年6月中旬平日出発の2泊3日
出発空港:羽田
宿泊:目的地の中心市街のビジネスホテルに2泊
フライト:往路便8時台・復路便13~14時台に調整(この分の追加料金加算)
この条件で旅行予約サイトを検索したところ、安価でヒットしたのが次の事例でした(レンタカー車種はコンパクトカークラス)。※4/12検索時点レンタカー付き追加料金はどちらも、別に3日間手配するよりはかなり安い水準です。
(2)ひねってみる ~「満タン返し不要」サービスが付いている場合があります
レンタカーの原則は「満タン借受け、満タン返し」ですが、ハイシーズンはともかく、比較的空いている時期ならば(人気観光地でも)この満タン返しが不要となるサービスが付いている場合があります。こうした商品がないかどうかを、探してみましょう。
走行距離やガソリン価格水準にもよりますが、【ガソリンタンク容量45リットル、ガソリン(レギュラー)価格145円/リットル】とすれば、最大で約6500円ものガソリン代が節減できます。
空港によってはガソリンスタンドが近くに見つからないケースも。そんな時も、帰りのフライト時間を気にしながらスタンドを探し、満タンにしてから返却する手間が省けるメリットもあるのです。
(3)引いてみる ~レンタカーを前倒し返却できるとコストカットになる場合も
パックで「レンタカー付き」といっても、先ほどの事例のように事故に備えたコストは別途負担のケースもあり、利用期間分全額前払いが原則です。
さらに、都市部のホテル宿泊ならば、駐車料金一泊当たり1000円前後を別に取られることも珍しくありません。
もしも【最終宿泊地と空港が近くて、バス・鉄道などでの交通アクセスも便利で安い】場合、そして帰路フライトが早めの時間帯だったりすれば、最終日のレンタカー利用価値はかなり少ないもの。
割り切って、前日夕方に前倒し返却するように事前変更してしまうのも一考です(返却地を空港店ではなく、最終宿泊地の近傍店に事前交渉で変更できれば、さらに便利でしょう)。
もちろんレンタカー会社の了解が大前提ですが、出発前に申請すれば対応してくれるケースは(筆者の経験でも)充分にあります。
(1)の<A社商品事例>で2日間利用に事前変更できた場合、[免責補償料1620円+NOC免責料810円+ホテル駐車料金1泊分870円(この商品の指定ホテルの設定料金)=3300円]ものコストカットです。
一方、前倒し返却による費用や時間の負担は(空港店から空港まで送ってもらえば)那覇空港と那覇市街中心部のモノレール利用(一人片道300円、所要時間約15分)の往復分くらいでおさまります。
まとめ
ほんの一例でしたが、いかがでしたでしょうか。旅行商品はネット検索してみても、きわめてたくさん用意されていることが実感できます。
シーズンや行き先にもよりますが、飛行機とレンタカーを駆使した旅を検討している時、これらの“ひと手間”を意識して商品を選ぶと、おトクになる場合が多々あるのです。
執筆者:上野慎一(うえのしんいち)
AFP認定者,宅地建物取引士