スマホの画面を割ってしまった…!「街の修理屋さん」で安く済ませたいのですが、「正規店」と比べてどのくらい「費用の差」がありますか?

配信日: 2025.08.08

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スマホの画面を割ってしまった…!「街の修理屋さん」で安く済ませたいのですが、「正規店」と比べてどのくらい「費用の差」がありますか?
スマートフォンの画面は、ちょっとしたことで割れてしまうことが珍しくありません。修理代を抑えたいと思いながらも、「正規店に出すと高そう」「街の修理屋さんだと本当にお得なの?」と迷う方も多いでしょう。
 
この記事では、正規店と街の修理屋さんの費用の違いや注意点を分かりやすく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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正規店と街の修理屋さん、画面修理の料金はどのくらい違う?

スマートフォンの画面修理といえば、Apple Storeや正規サービスプロバイダーに依頼する「正規店」と、街の修理屋さん(非正規の民間業者)に依頼する方法が主流です。それぞれの料金を比較してみましょう。
 
2025年8月現在の公式情報によると、Apple正規店でiPhone 14の画面割れを修理する場合、約4万2800円が目安です。iPhone 14 Proであれば、約5万800円、iPhone SE(第3世代)でも約1万9400円ほどかかります。
 
これらの価格はAppleCare+未加入時の標準価格です。AppleCare+などの保証サービスに入っていれば、自己負担額は1回3700円で済みますが、加入していない場合は出費が大きくなるでしょう。
 
対して、街の修理屋さんの画面修理は費用が下がります。たとえば、iPhone 14の場合、おおよそ1万5000円程度から対応している店舗が多く、iPhone 13は1万2000円程度から、iPhone SEでは7000円程度から修理可能なケースも見られます。機種や修理内容によりますが、全体的に正規店の半額以下に収まることも珍しくありません。
 
ただし、金額は店舗や使用部品、損傷状況などによって変わるため、修理依頼前に詳細な見積もりを確認することが大切です。
 

街の修理屋さんで安く済ませる際に気をつけたいこと

街の修理屋さんは、リーズナブルな価格と即日修理に対応できる点が魅力です。多くの場合、予約不要でその場で修理を受けられるため、急ぎの方や費用を抑えたい方に人気です。
 
しかし、注意点もあります。まず最も大きな点は、一度でも非正規店で修理を行うと、原則としてメーカーの保証対象外となることです。修理後に別の不具合が発生しても、正規のサポートを受けられない可能性があります。
 
また、修理の品質にもばらつきが出ることがあります。使用する部品によっては、画面の色合いが微妙に違ったり、タッチ操作の反応が鈍くなったりすることも考えられます。
 
さらに、修理技術によっては、iPhoneの特徴である耐水性能が損なわれたり、Face ID(顔認証)やTouch ID(指紋認証)といった重要な機能が使えなくなったりするリスクも伴います。
 
修理を依頼する際は、信頼できるお店かどうかを慎重に見極めることが重要です。一つの判断材料として、国が定める基準を満たした「総務省登録修理業者」であるかを確認するのもよいでしょう。
 

高くても安心?正規店で修理するメリットとは

一方、正規店での修理は費用が高くなる傾向にありますが、その分、多くのメリットがあります。最大のメリットは、何といってもその安心感でしょう。修理には専門のトレーニングを受けた技術者が作業を行うため、修理後も新品同様の品質が期待できます。
 
また、正規店で修理すれば、メーカーの保証が継続される点も大きな魅力です。修理した箇所についても一定期間の保証がつくため、万が一修理後に不具合が見つかった場合でも、無償で再修理を受けられる可能性があります。データの取り扱いについても、プライバシーに配慮した厳格なルールのもとで作業が行われます。
 
ただし、部品交換に伴って本体のデータが初期化される場合があるため注意が必要です。修理に出す前には、必ず自分でデータのバックアップを取っておくことが必須となります。少し手間に感じるかもしれませんが、大切なデータを守るためには欠かせない作業です。
 

自分に合った修理先を選び、万が一に備える

スマートフォンの画面が割れてしまった時、正規店と街の修理屋さんのどちらを選ぶべきかは、何を優先するかによって変わります。
 
今後も長く安心してそのスマートフォンを使いたい方や、比較的新しい機種をお使いの方は、品質と保証が確かな正規店での修理がおすすめです。一方、メーカーの保証期間がすでに終了している古い機種で、とにかく費用を抑えて応急処置的に使いたいという場合は、街の修理屋さんを検討するのも一つの選択肢です。
 
出費を抑えることも大切ですが、ご自身のスマートフォンの利用状況や今後の計画に合わせて、後悔のない修理方法を判断することが重要です。
 
また、このような突然の出費に備えて、スマートフォンの購入時に補償サービスへ加入しておくことや、日頃からデータのバックアップをこまめに行う習慣をつけておくと、万が一の時にも落ち着いて対応できるでしょう。
 

出典

Apple Japan, Inc. 修理規約
Apple iPhoneの画面の修理
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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