1ヶ月前くらいから家の中にコバエが発生…「市販の駆除グッズ」をあれこれ買っていたら、気づけば「3000円」超えていてビックリ! 自作すれば「100円以下」って本当ですか?

配信日: 2025.08.07

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1ヶ月前くらいから家の中にコバエが発生…「市販の駆除グッズ」をあれこれ買っていたら、気づけば「3000円」超えていてビックリ! 自作すれば「100円以下」って本当ですか?
夏になると家の中でコバエの発生が気になる方は多いでしょう。市販の駆除グッズを何度も購入していると、気づかぬうちに出費がかさんでしまいます。
 
しかし、身近な材料で手軽に作れるトラップを活用すれば、費用を抑えることも可能です。さらに、自分では手に負えない場合には、専門の業者に依頼する方法もあります。
 
本記事では、コバエ駆除にかかる費用や、自作対策の方法、日常生活でできる予防策をわかりやすく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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コバエ駆除グッズにはどれくらいお金がかかる?

市販されているコバエ駆除グッズには、置き型タイプやスプレータイプ、排水口用の駆除剤などさまざまな種類があります。価格帯も幅広く、数百円から1000円前後のものが多く見られます。
 
効果の持続期間は商品によって異なりますが、置き型はおおむね1ヶ月程度、スプレータイプは数十回分とされており、複数の場所で発生した場合には、それぞれにグッズを用意する必要が出てきます。そのため、月に2〜3点購入すると、出費は2000円から3000円ほどになることもあるでしょう。
 
コバエは1年中いるわけではありませんが、活動が活発になる春から秋までの約半年間、対策を続けると仮定すると、そのシーズンの合計出費は2万円近くになる可能性があります。
 
これが毎年の出費となると、家計への負担は決して小さくありません。継続的に使うものだからこそ、シーズンが本格化する前に、対策費用を見直してみたほうがよいでしょう。
 

100円以下でできる!自作トラップの作り方

市販の駆除グッズは便利でも、「もっと手軽で簡単にできる方法がないか」気になる方もいるかもしれません。そんなときに役立つのが、家庭にあるもので作れる「自作トラップ」です。
 
自作でコバエを駆除する方法として、特に注目されているのが「めんつゆトラップ」です。準備するものは、家庭によくある材料ばかりなので、費用は大変安く抑えられるでしょう。
 
めんつゆトラップは、空き容器に水とめんつゆ、食器用洗剤数滴を入れるだけで完成します。コバエは発酵したアルコール系の匂いを好むため、めんつゆの香りに誘われて容器に向かいます。そして洗剤の界面活性剤がコバエの体を覆う油膜を除去し、水中で窒息させるという仕組みです。
 
材料費は1回分あたり20~30円程度となり、週に2回作り直しても月約200円程度の出費で済みます。市販品の月3000円と比較すると、大幅な節約効果が期待できるでしょう。
 
設置場所はコバエが集まりやすい台所のシンク周辺、風呂場の排水口付近、観葉植物の近くが効果的とされています。ただし、すべての種類のコバエに効果があるとは限らず、反応しにくい種類もいるため注意が必要です。
 

業者依頼という選択肢もある?費用と注意点

コバエが自力対策では手に負えないほど大量発生した場合や、発生源が特定できず根本的な解決を求める際には、専門業者への駆除依頼も選択肢のひとつです。
 
住宅向けの害虫駆除サービスでは、業者によって費用に幅があります。一般的には、キッチンやリビングを含むLDK全体の処理で2万円前後、浴室やトイレといった個別の空間のみの対応で1万円程度が相場となっています。料金は対応範囲や作業内容、地域によって異なるため、事前の見積もり確認が重要です。
 
また、業者によっては「定期点検サービス」などを提案されることもあり、これらを組み合わせると費用はさらに高額になる可能性があります。緊急性や発生規模、今後の再発防止も踏まえて、費用対効果をよく考えたうえで依頼を検討するのがよいでしょう。
 
一時的には高額に感じられるかもしれませんが、自力で何度も駆除グッズを購入し続けたり、再発を繰り返したりするよりも、結果的にコストを抑えられるケースもあるようです。状況に応じて柔軟に判断することが大切でしょう。
 

自作・業者……その前に!コバエを発生させない予防策

コバエを本気で減らしたいなら、まずは「発生させないこと」が一番の対策です。コバエは気温約20~30℃、湿度が高い場所を好み、1匹のメスから何百匹も増えることもあるといわれています。
 
とはいえ、特別な道具や高額な対策が必要なわけではありません。たとえば、生ごみをこまめに処理したり、三角コーナーや排水口をこまめに掃除したりといった日々の習慣が、大きな効果を発揮します。ごみ箱はフタつきのタイプにするのもおすすめです。
 
また、食べ残しや飲み残しを放置しないことや、観葉植物の受け皿にたまった水を定期的に捨てることも忘れずに。こうした小さな工夫の積み重ねで、コバエの住みにくい環境が作れます。
 
予防策はどれもお金をかけずにすぐ始められるものばかりです。日常のちょっとした意識づけで、グッズを買い続ける手間や費用をグッと減らせるかもしれません。
 

虫対策費用を見直すには?市販・自作・業者のかしこい使い分けを

コバエ駆除は市販グッズに頼ると、月に3000円ほどの出費になるケースもありますが、自作トラップを活用すれば100円以下に抑えることも可能です。めんつゆと洗剤を使った簡単なトラップでも十分な効果が期待でき、材料費は1回あたり20~30円程度と経済的です。
 
ただし、自作や市販グッズでは手に負えないほど大量発生している場合は、専門業者に依頼するという方法もあります。依頼費用は1〜2万円前後とそれなりの金額になりますが、再発防止を含めた徹底的な対応が期待できます。
 
また、コバエの発生自体を防ぐ日常的な対策も、出費を抑えるうえで大切なポイントです。水回りの湿気を減らすことも効果的です。こうした基本的な工夫によって、駆除グッズの使用頻度を減らすことができるでしょう。
 
虫が発生しやすい夏の時期は、知らず知らずのうちに虫対策グッズへの出費がかさんでしまいがちです。生活の中にある虫対策費用を見直すことで、無駄な出費を抑え、家計への負担も軽減できるかもしれません。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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