JAF会員は「月330円」で“安心”を買える!「バッテリー上がり」「燃料切れ」…非会員はいくら必要? 会員歴13年の筆者が“お得な裏ワザ”も解説
配信日: 2025.08.02

ここでは、JAFロードサービスの概要と利用シーン、非会員時の費用比較、さらに夏のレジャーで活用できるお得ワザをJAF会員歴13年の筆者が解説します。
JAFの概要
JAF(日本自動車連盟)は1963年設立の自動車ユーザー支援団体で、会員登録をすると24時間・年中無休で全国どこからでもロードサービスを要請できます。
JAFの加入に必要な費用は以下のとおりです。
・個人会員:入会金2000円+年会費4000円(継続は年会費4000円のみ)
・家族会員:入会金無料、年会費2000円/1人。個人会員1人につき最大5人まで追加可能で、最大6人のドライバーが同じサービスを利用可能。
個人会員の年会費は月額換算すると約330円で、コーヒー一杯分の負担で安心が手に入ります。
どんなときに頼れる?
JAFにロードサービスを頼むと、以下のような作業をしてもらえます。
・バッテリー上がり:ジャンプスタートやバッテリー交換で迅速対応
・タイヤのパンク:パンク修理やスペアタイヤ交換で対応了
・キー閉じ込み:鍵が閉じ込められても夜間、一般道でサポートしてくれる
・燃料切れ:現場まで燃料を届けてくれる(燃料代はユーザー負担)
・タイヤの脱輪等:スタック車両の引き上げ作業
・事故・故障時のけん引:20km以内ならレッカー搬送無料
・自然災害対応:豪雨や土砂崩れによる路上トラブルにも対応
・異音・異臭の点検:気になる不具合の初期チェック
※作業内容によっては「時間工数」がカウントされるなどし、別途支払いが生じる場合もあります
自宅の敷地内はもちろん、レンタカーや同乗者の車、バイクでも利用可能。深夜や遠隔地でも駆けつけてもらえるのが心強いポイントです。筆者は、ディーラー勤務時代、お客様の車のバッテリー上がりなどの救援で使ったことがあります。
非会員の場合はいくらかかる?
JAFに入っていない人が、同じシーンでロードサービスを呼ぶと、バッテリー上がりで約2万円、パンク応急修理で約2.5万円、鍵の閉じ込み解除にも約2.5万円、燃料配送で約3万円、20km程度のけん引は約2.7万円かかります。会費4000円を支払って会員になれば、これらの出費はすべて無料になるため、一度のトラブル対応で十分に元が取れてしまいます。
よく「その場でJAFに入れば問題ない」とSNSなどで言われますが、費用は非会員の料金体系のなかから請求されますので、事前に加入しておくことが必須です。
ロードサービス以外にもこんなにお得!
ここまで「いざ」というときの安心を中心に紹介しましたが、JAF会員には日常の夏レジャーでも役立つお得な優待やサービスが盛りだくさん。次は、夏の家族旅行やドライブでぜひ活用したい“お得ワザ”を5つ紹介します。
優待施設割引
JAFと提携しているファミリーレストランやファストフード店では、割引やワンドリンクサービスが受けられます。遊園地などのレジャー施設でも会員限定の割引があります。
テーマパーク・水族館:入場料や館内飲食が会員価格になる
チケット売り場で並ぶ前に割引価格をチェックしましょう。
高速SA・PAの提携店舗でお得に
提示するだけでドリンクサービスやお土産の割引が受けられるSAやPAがあり、休憩の楽しみが広がります。
レンタカーやガソリンの優待
レンタカーの基本料金割引や、特定のガソリンスタンドでの割引などで、長距離ドライブのコストが抑えられます。
宿泊施設の優待
宿泊料金の割引、アクティビティの割引を受けられます。
まとめ
JAFはロードサービスだけに使えると思われがちですが、会員優待が充実しているので毎月何らかの優待を使えば会費以上の付加価値を得られます。夏休みで車を使う機会が増えてくるかと思いますので、万一の備え&優待目的で加入するのはいかがでしょうか。
出典
JAF(日本自動車連盟)
執筆者 : 宇野源一
AFP