「最繁忙期の新幹線」は割高? お盆期間の東海道・山陽新幹線をお得に利用する方法を解説!
配信日: 2025.08.01

本記事では、お盆期間に「のぞみ」に乗る場合の通常期との金額差やお得に利用する方法を解説します。

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お盆期間の「のぞみ」は「全席指定席」かつ「最大400円」の上乗せ
東海旅客鉄道株式会社・西日本旅客鉄道株式会社によると、ゴールデンウィークやお盆、年末年始といった大型連休は、帰省や旅行などにより多くの方が新幹線を利用しているようです。
長時間に及ぶホームの混雑を軽減し、快適な旅行を楽しめるように、「お客様のご利用が特に集中する期間は『のぞみ』全席指定席で運行いたします」と発表しています。
東京~博多間を運転するすべての「のぞみ」号が対象となっているため、乗る予定がある方は早めに予約を取りましょう。2025年度の全席指定席で運行する期間は以下の通りです。
・ゴールデンウィーク:2025年4月25日(金)~2025年5月6日(火)
・お盆:2025年8月8日(金)~2025年8月17日(日)
・年末年始:2025年12月26日(金)~2026年1月4日(日)
また、新幹線は時季によって「シーズン別の指定席特急料金」がかかります。
表1
シーズン | 指定席特急料金(通常期との差額 |
---|---|
最繁忙期 | +400円 |
繁忙期 | +200円 |
通常期 | 0円 |
閑散期 | -200円 |
出典:東海旅客鉄道株式会社・西日本旅客鉄道株式会社「東海道・山陽新幹線からのお知らせ」を基に筆者作成
お盆期間の東海道・山陽新幹線はいくらくらい割高?
先述したように、お盆期間の東海道・山陽新幹線「のぞみ」は全席指定席かつ繁忙期・最繁忙期にあたるため、通常よりも料金が割高になっています。例えば、東京から新大阪まで「のぞみ」で行く場合の料金は表2の通りです。
表2
シーズン・座席の種類 | 大人1人あたりの片道料金 |
---|---|
通常期自由席 | 1万3870円 |
通常期指定席 | 1万4720円 |
繁忙期指定席 | 1万4920円 |
最繁忙期指定席 | 1万5120円 |
※筆者作成
表2によると、東京から新大阪まで「のぞみ」を利用する場合、通常期自由席と最繁忙期指定席では「1250円」の差があります。
お盆期間の東海道・山陽新幹線をお得に利用する方法
お盆期間の東海道・山陽新幹線をお得に利用する方法として、「こだま」や「ひかり」の自由席を利用することが挙げられます。
東海旅客鉄道株式会社・西日本旅客鉄道株式会社によると、利用が集中する期間でも、「こだま」「ひかり」「みずほ」「さくら」は自由席が設定されています。「のぞみ」よりも移動時間が長くなるものの、交通費を安くしたい方は「のぞみ」以外の新幹線を利用するのも手段のひとつです。
また、新幹線ホテルパックプランを利用する方法もあります。指定した日程の宿泊施設と往復の交通費がセットになったプランで、別々に予約するよりも割安になる可能性があります。
他にも、「スマートEXサービス」から予約を取る方法もおすすめです。「スマートEXサービス」から普通車指定席を予約した場合、窓口などで買うよりも200円安くなる場合があります。
まとめ
お盆期間に「のぞみ」を利用する場合、全席指定席かつ、東京から新大阪まで移動するケースでは、通常期の自由席よりも最繁忙期指定席は「1250円」ほど割高になります。
しかし、東海道・山陽新幹線では、お盆期間でも「こだま」や「ひかり」においては自由席が設定されています。交通費を安く済ませたい方は、「のぞみ」以外の新幹線を検討してみるとよいでしょう。
出典
東海旅客鉄道株式会社
西日本旅客鉄道株式会社
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー