友人の結婚式で「ピン札」が必要です。銀行で交換する場合「手数料」はかかりますか?

配信日: 2025.05.25

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友人の結婚式で「ピン札」が必要です。銀行で交換する場合「手数料」はかかりますか?
結婚式に招待されたとき、「ご祝儀はピン札で包むのがマナー」と聞いたことがある人は多いでしょう。しかし、いざ新札を用意しようとすると「どこで両替できる? 」「銀行で交換するには手数料がかかるの? 」と疑問に思うかもしれません。この記事では、ピン札の意味やマナーに触れつつ、銀行で新札を用意する方法や手数料の有無について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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なぜご祝儀は「ピン札」で包むべきなのか?

ご祝儀にピン札を使うのは、「新しい門出を祝う」という意味が込められているからです。シワのないきれいなお札は、気持ちを丁寧に伝える象徴でもあります。逆に、折れたお札や使い古した紙幣は「急遽準備した印象」を与えることがあり、結婚式などの慶事では避けた方がよいとされています。
 
香典やお見舞いでは「旧札」を使うのが一般的ですが、ご祝儀では「ピン札」が礼儀となります。マナーとしてしっかり押さえておきましょう。
 

新札はどこで手に入る? 主な入手方法を紹介

新札を入手するには、いくつかの方法があります。急ぎで用意したいときや、銀行が空いていない時間帯でも対応できる手段を知っておくと安心です。
 

1. 銀行の窓口や両替機を利用する

最も確実なのが、銀行での両替です。平日の営業時間内に窓口を訪れれば、指定した枚数の新札を受け取れます。多くの銀行には両替機も設置されており、こちらでも新札に交換できる場合があります
 

2. コンビニやATMを使う

一部のATMでは、新札が出てくることがあります。ただし必ず新札が出るとは限らず、複数回試す必要があるかもしれません。
 

3. 結婚式場やホテルのフロントに依頼する

式場やホテルによっては、新札の両替サービスを提供していることもあります。あらかじめ電話で問い合わせてみるとよいでしょう。
 

4. 郵便局で両替する

一部の郵便局では、サービスの一環として新札への交換に応じてくれる場合があります。ただし、両替業務として行っているわけではないため、必ず事前に対応可否を確認しましょう。
 

銀行で新札に両替する場合の手数料は?

銀行での両替には、手数料がかかるケースとかからないケースがあります。ポイントは「口座を持っているかどうか」「両替の枚数」です。
主要銀行の手数料は表1のとおりです。
 
【表1】

銀行名 口座の有無 両替枚数 手数料
みずほ銀行 あり 10枚まで 無料
なし 10枚まで 550円(※2025年7月1日~は770円)
三菱UFJ銀行 あり 10枚まで 550円
なし 10枚まで 550円
三井住友銀行 あり 10枚まで 220円
なし 10枚まで 330円
りそな銀行 あり 10枚まで <両替機>
・無料(1日1回)
・2回目以降440円
<窓口>
220円
なし 10枚まで 400円

※両替機利用の場合、キャッシュカードが必要な場合があります。
 
口座を持っている銀行では、10枚程度までの新札交換が無料または低額で済む場合がありますが、銀行によっては口座保有者でも手数料がかかることがあります。一方、口座を持っていない場合は手数料が高くなるので注意が必要です。また、両替機は枚数や利用回数に制限があることも多いため、余裕を持って準備することをおすすめします。
 

マナーを守って、気持ちよく祝福しよう

結婚式のご祝儀にピン札を使うのは、日本特有の礼儀として大切にされてきた習慣です。銀行での両替には手数料がかかることもありますが、口座を持っている銀行を利用すれば無料で済むケースも多くあります。
 
新札の準備は、当日になって慌てないように早めに済ませておくことが大切です。コンビニATMやホテルのフロントといった代替手段も活用しながら、スムーズに準備しましょう。
 
丁寧なマナーとともに、ご祝儀にはあなたの「おめでとう」の気持ちが詰まっています。しっかり準備して、大切な友人の門出を心から祝福してください。
 

出典

みずほ銀行 窓口両替および両替機にかかる手数料改定について
埼玉りそな銀行 手数料情報
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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