チャイルドシートが「7万円」近くしますが、孫にこんなにお金をかけるのはやり過ぎでしょうか?

配信日: 2025.06.18

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チャイルドシートが「7万円」近くしますが、孫にこんなにお金をかけるのはやり過ぎでしょうか?
チャイルドシートは、お子さんやお孫さんが使うため、機能性や安全性を重視して選ぶものです。また、その価格は1万円前後から10万円以上のものまでと幅広く、高額なものがよいと考える方もいるでしょう。
 
そこで本記事では、チャイルドシートの平均購入額から、チャイルドシートの価格差が大きい理由、選ぶ際のポイントまで紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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チャイルドシートはどのくらいの価格帯が最も多い?

株式会社コズレ(cozre)の「子育て世帯における『チャイルドシート』購入 市場調査2023」(調査期間:2023年7月13日~2023年8月16日、有効回答数:805名)によると、チャイルドシートの購入価格で最も多かったのが「2万~3万円未満」で19.5%でした。
 
次いで、「3万~4万円未満」が17.7%、「1万~2万円未満」が16.5%と続きました。また「7万円以上(上限なし)」は8.5%のため、この価格帯のチャイルドシートを購入する人は多くありませんでした。
 

チャイルドシートの価格差が大きい理由

チャイルドシートは1万円前後から、10万円以上のものまであります。チャイルドシートの価格差が大きくなるポイントは以下の5つです。

・回転の可否
 
・ISOFIX(アイソフィックス)の有無
 
・クッション性
 
・メンテナンスのしやすさ
 
・使用可能年数

上記5項目について、以下で一つずつ解説します。
 

回転の可否

チャイルドシートは、座面が回転するものがあります。座面が回転すると、子どもの乗り降りがスムーズにできます。特に新生児~4歳ごろの子どもが活用しやすいため、その年齢の子どもとの車移動が多い方は回転式がおすすめです。
 

ISOFIXの有無

ISOFIXは、シートベルトを使わずに金具で車とチャイルドシートを連結させる取り付け方法です。ただし、取り付けができない車種もあるため、購入前に一度確認が必要です。
 

クッション性

座面のクッションが柔らかく、クッション性が高いチャイルドシートは高額の可能性があります。クッション性は、子どもの姿勢保持はもちろん、乗り心地にも関わります。そのため、各社こだわりの部分であり、値段にも反映されやすいです。
 

メンテナンスのしやすさ

チャイルドシートはお子さんやお孫さんが使うため、汗や泥汚れ・食べ物のカスなどで汚れやすいです。カバーやクッションをすべて外して洗濯するのは、大変ですが清潔さを保つには大切な作業です。
 
シートがすべて取り外せて洗濯機で丸洗いできるといった、メンテナンスしやすいものは価格が上がります。
 

使用可能年数

チャイルドシートには、新生児から使えるもの、生後3ヶ月以降から使えるものなど使用可能年数はさまざまです。お子さんの成長に応じて使用でき、使用可能な年数が長いと1台当たりの価格は上がります。
 

チャイルドシートを選ぶ際の3つのポイント

大切なお子さんやお孫さんが使うため、安全性や機能性は気になるところです。価格にかかわらず、チャイルドシートを選ぶ際のポイントは以下の3つです。

・持っている車に取り付けられる
 
・子どもの成長に合わせて使用可能
 
・安全性の高さ

上記3項目について、以下で一つずつ解説します。
 

持っている車に取り付けられる

前述で紹介したとおり、ISOFIXの場合は取り付けられない車種があります。また、車種によってはスペースの問題から取り付けられない可能性も想定されます。そのため、持っている車に取り付け可能かを事前に確認しましょう。
 

子どもの成長に合わせて使用可能

チャイルドシートには、子どもの年齢や体格によって、以下の種類があります。

・ベビーシート:新生児~1歳半ごろまで、身長は83センチ程度まで
 
・チャイルドシート:ベビーシートの後に4歳ごろまで、身長は105センチ程度まで
 
・ジュニアシート:チャイルドシートの後、身長は150センチ程度まで

上記の年齢や体格は、あくまで目安です。チャイルドシートとジュニアシートの機能が備わった、長く使えて出費を抑えられるものもあります。ライフスタイルや子どもの成長に合わせて、チャイルドシートの種類を選びましょう。
 

安全性の高さ

お子さんやお孫さんが使用するため、安全性が高いチャイルドシートを選びたいところです。安全性が高いものを選びたい場合は「Eマーク」の有無を確認しましょう。Eマークは、車関連の商品に安全基準に適合している証明なので、安全性の高さを表しています。
 

チャイルドシートは安心して使用できるように3つのポイントを押さえて選ぼう!

チャイルドシートは、機能性や装備に応じて価格に大きな差があります。大切なお子さん、お孫さんのために、安全でよいものを購入したいと考える方は多いでしょう。
 
だからといって、7万円以上する高額といわれるものを購入するのではなく、今回紹介した3つのポイントを基準にチャイルドシートを検討してみることをおすすめします。
 
比較的お手ごろな価格で、おのおののライフスタイルに合ったチャイルドシートが見つかるかもしれません。安全性や使い勝手、価格のバランスを見ながら、ご家族が安心できるようにぴったりのチャイルドシートを見つけましょう。
 

出典

株式会社コズレ(cozre)子育て世帯における「チャイルドシート」購入 市場調査2023
一般社団法人日本自動車連盟(JAF) チャイルドシート完全ガイド
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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