子どもが自宅の「窓ガラス」を割ってしまった! 交換修理の「費用」はどのくらい?「1万円」は覚悟すべき?
配信日: 2025.06.20

本記事では、子どもが割ってしまった場合のガラスの交換修理にいくらかかるかについて、また、交換する際の注意点についても解説します。

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ガラスが割れた場合の対応
ガラスが割れた状態とは、1センチメートルに満たないようなひびから、粉々になって飛散するなど、さまざまな状態を指します。状況によっては補修作業の可能な場合があり、軽い傷程度であれば、コンパウンドなどで目立たなくさせることもできるでしょう。
割れても飛散まではしていないひび割れ状態となると、ガラスの耐久性は低下することが一般的です。
完全に割れないようにするための補修を行いますが、交換を前提とした応急処置ととらえて対処すると安全かもしれません。補修テープやガラスフィルムを貼って補修したとしても、割れたガラスの飛散防止のためであり、けがを防ぐための処置として考えるとよいでしょう。
粉々に割れてしまうと、補修や修復はできないため、新しいガラスへの交換となるでしょう。交換作業は、専門業者へ交換を依頼すると、安全で迅速な交換修理が望めます。自分で交換することも可能ですが、安全面や作業性なども考慮して検討するとよいでしょう。
ガラスの交換費用例
一般的な住宅に使用されているガラスにはさまざまな種類があります。
防犯や防火、防音などへの対策や断熱性を向上させる特殊な機能を持たせた機能ガラスもあり、使用しているガラスの種類によって費用は大きく変動します。ガラス交換費用の例は表1の通りです。
表1
種類 | 厚さ(ミリメートル) | 寸法(ミリメートル) | 費用例(諸費用込み) |
---|---|---|---|
フロートガラス | 2 | 800×900 | 1万5000円 |
6 | 3万円 | ||
型板ガラス | 2 | 1万5000円 | |
6 | 2万3000円 | ||
透明網入りガラス | 6.8 | 3万8000円 |
※筆者作成
ガラスの種類だけでなく、厚みや寸法によっても料金は異なります。そのため、見積もりをしてもらう場合には、種類やサイズも確認するようにするとよいでしょう。
交換を依頼する際の注意点
ガラス交換を業者に依頼する際には、いくつか注意点があります。
例えば賃貸物件の場合、善管注意義務や原状回復義務の観点から、管理会社や大家さんに報告してから対応しましょう。状況によっては、加入している保険で費用が賄える場合があります。しかし、先に交換修理してしまうと保険が使えなくなる可能性もあるので注意が必要です。
悪徳業者にも注意しましょう。問い合わせた際に交換作業代しか伝えず、作業後に出張費用や部品代などの追加料金を請求されるケースもあるようです。部品代、出張料金、作業代、割れたガラスの処分代など、一連の作業にかかる費用の見積もりが含まれていることを確認しましょう。
また、一社で判断せずに複数社で見積もりをとることで、料金が大きく上乗せされていないかも判断でき、高額な出費をおさえられる可能性があります。
窓ガラスの交換費用相場は1万5000円から4万円程度! 見積もりでの確認は必須
窓ガラスの交換費用は、ガラスの種類や厚み、寸法によって異なります。ある業者では、厚さ2ミリメートル・800×900サイズのフロートガラスなら1万5000円ですが、厚さ6.8ミリメートルで同サイズの透明網入りガラスには3万8000円が必要になるようです。
子どもが窓ガラスを割ってしまって慌てていたとしても、落ち着いて見積もりを取って対処しましょう。
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー