友人から「結婚式を華やかにしたいから振袖で来て」と連絡が! レンタル・着付けなどで「20万円」以上かかるけど、友人のために着ていくべきですか?“ドレスとの費用差・断り方”を解説
配信日: 2025.06.19

しかし、気軽に着られる洋服と異なり、振袖はレンタル代や着付け、ヘアセットなどに費用も時間もかかります。もし新郎新婦から「会場が華やかになるから、振袖で来てくれたらうれしい」と頼まれたら、こたえたい気持ちはありつつも、費用や手間を考えるとためらってしまうかもしれません。
本記事では、結婚式での最近の服装事情や、振袖着用にかかる費用、振袖での参列を頼まれたときの考え方や断り方について、解説していきます。
目次
結婚式の参列、最近の女性の服装事情は?
和装において未婚女性の第一正装は振袖であるため、かつては結婚式に参列する際、振袖を選ぶのが主流でした。しかし最近では動きやすさや準備の手軽さから、洋装ドレスでの出席が圧倒的に増えています。
マイナビウエディングが調査した、結婚式に参加する際の服装のアンケートによると、女性ゲストの80%が「ワンピース(ドレス)」を選んでおり、「着物」は13%、「パンツスタイル」は7%という結果になりました。
この結果からも分かるように、振袖をはじめとした「着物」を選ぶゲストは少人数ではあります。ただ、反対に考えれば、色鮮やかな振袖は会場で目立つ存在になると言えるでしょう。
振袖レンタルはいくらかかる? ドレスとの費用差をチェック
振袖を着ていくとしても、振袖を持っていない場合はレンタルする必要があります。振袖のレンタル相場はどれくらいかかるのでしょうか。
衣装レンタルなどのある撮影スタジオによると、振袖をレンタルした場合、帯や草履、バッグなどといった小物もセットで、5万円~20万円程度が相場となっており、当日に美容室で着付けやヘアセット、メイクをおこなう場合はさらに2万円~3万5000円かかることも考えられます。
一方、ワンピースの場合は低価格のものであれば、ネット通販などでは1万円以下で購入することもできます。また洋装であれば着付けも不要で、自分でヘアセットをすれば全体的なコストや準備にかかる時間も少なくすることができるでしょう。
お願いされたら着るべき? 難しい場合の断り方と代替案
新郎新婦に「振袖で来てほしい」と頼まれても、費用や時間の点で難しいと感じる場合は断っても問題ないでしょう。ただし断る際は「振袖は着たい気持ちもあるけれど、費用や準備の都合が難しくて……」と、やんわりと理由を伝えると角が立ちにくくなります。
さらに「華やかになるように明るい色のドレスで行くね」「ヘアアクセサリーを工夫してみるよ」といった言葉を添えれば、新郎新婦の気持ちにも寄り添うことができるのではないでしょうか。
大切なのは「気持ちの伝え方」 無理のない範囲で祝福を
結婚式に参列する際の装いにはさまざまなものがあり、いくつかマナーはあっても、決まった正解があるわけではありません。マナーや相手の気持ちを大切にしつつ、自分の負担や状況もふまえて判断しましょう。
どのような服装であっても、結婚を祝う気持ちがしっかり伝われば、それが一番の贈り物になります。気持ちよく新郎新婦の門出をお祝いするために、無理なく自分らしい形で式に参加することが大切でしょう。
出典
マイナビウエディング 結婚式に女性ゲストは何着ていく?【年代別】オススメ服装から選び方ノウハウなどを徹底解説!
執筆者 : 渡辺あい
ファイナンシャルプランナー2級