額面の“200倍以上”になることも!? 「高額買い取り」される「岩倉具視の500円札」の見分け方とは?
配信日: 2025.06.18

岩倉具視の肖像画がデザインされている500円札は、発行時期によって2種類存在します。いずれも現在は発行停止されているため、ものによっては高額買い取りされることもあるようです。
本記事では、岩倉具視の500円札の買い取り事例をはじめ、高額買い取りされるものの特徴や高く買い取ってもらうためのポイントについてもご紹介します。

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目次
「岩倉具視の500円札」はいくらで売買されている?
日本銀行によると、岩倉具視の肖像画がデザインされている500円札には、1951年~1971年に発行されたものと、1969年~1994年に発行されたものの2種類があります。
これらのお札は現在もお金として使用できますが、ものによっては額面以上の価値があるため、紙幣を高額買い取りしてもらえるかもしれません。
実際に、買い取り業者で取り扱われている「岩倉具視の500円札」の例を見ていきましょう。(2025年5月23日現在)
●記番号の数字部分がすべて「8」のゾロ目(新500円札):2万円
●記番号の数字部分がすべて「2」のゾロ目(新500円札):2万円
●記番号の数字部分が「123456」の並びになっている(新500円札):1万2000円
買い取り業者によっては「珍番以外は買い取り不可」としていることもあります。買い取り対象になるのは上記のようなゾロ目紙幣など、希少性の高いものであると考えてよいでしょう。
高額買い取りされる「岩倉具視の500円札」とは?
高額買い取りされる可能性がある岩倉具視の500円札には、上記のようなゾロ目や数字が連続しているもののほかに、「キリ番」とよばれるものや「裁断エラー」とよばれる状態のものも挙げられます。
裁断エラーとは、お札の裁断位置がずれて図柄が中央にこなかったもののことで、図柄が見切れるほど大きなずれがあるものは特に高額買い取りされる可能性があるようです。
また、裁断時にカットしきれなかった紙が耳のように見えることから「福耳エラー」とよばれる状態になっているものも希少性が高く、高額買い取りされやすいでしょう。福耳の大きさによっては10万円前後の値がつくことも期待できます。
「岩倉具視の500円札」をより高く買い取ってもらう方法
岩倉具視の500円札をより高く買い取ってもらうためには、いくつかポイントがあります。
まず、そのままの状態で買い取りに出しましょう。きれいな状態の方が高く買い取ってもらえるイメージがあるかもしれませんが、汚れなどを自分で落とそうとしてシワになったり破れたりすると買い取り価格に影響する可能性があります。
また、売ることを決めたらなるべく早く買い取りに出すことをおすすめします。保存期間が長くなるほど経年劣化が進み、価値が下がってしまうことになりかねません。
買い取りを依頼する業者についても、数社を比較して選ぶとよいでしょう。査定基準は業者によって異なるため、より高く買い取りしてくれる業者に依頼できるよう、まずは無料査定を依頼してみましょう。
ゾロ目紙幣や裁断エラーがあるものは高額買い取りされる可能性がある|福耳エラーがあるものは10万円前後の値がつくことも期待できる
岩倉具視の肖像画がデザインされている500円札は2種類ありますが、いずれもすでに発行が停止されていることもあり、高額買い取りされる可能性があります。
実際に、記番号の数字部分がゾロ目のものなどは2万円で売買されている例もあるため、確認してみるとよいでしょう。福耳エラーがあるものは10万円前後の値がつく可能性もあります。
より高く売るためになるべく早く買い取りに出したり、買い取り業者を比較したりすることをおすすめします。
出典
日本銀行 五百円券
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー