職場まで遠いので「引っ越し」を検討中です。引っ越しは「6月」や「10月」がおすすめと聞きましたが、どんなメリットがあるのでしょうか?
配信日: 2025.06.16

本記事では、それぞれの時期に引っ越すメリットや注意点を紹介し、あなたに合った引っ越しタイミングを見つけるヒントをお届けします。

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なぜ引っ越し時期が重要なの?
引っ越しというと、物件探しや荷造りのほうに意識が向きがちですが、「いつ引っ越すか」も実はとても重要です。時期によって、引っ越し費用が大きく変わるほか、空き物件の数や選べる条件、引っ越しスケジュールの組みやすさにも差が出ます。
繁忙期の3月~4月は新生活シーズンで引っ越し需要が高まるため、空き物件の数は増えますが、費用が高騰し、すぐに人気物件が埋まりやすい傾向にあります。一方、6月や10月は比較的落ち着いていて、費用も抑えられ、狙い目とされることが多い時期です。
6月に引っ越すメリットと注意点
6月は“引っ越しの閑散期”とされ、引っ越し会社の予約が取りやすく、料金もリーズナブルなことが特徴です。
特に3~4月の繁忙期と比べると、引っ越し費用が20~40%安くなることもあります。引っ越し業者の割引キャンペーンが行われることもあり、コストを抑えたい方にはぴったりのタイミングです。
また、結婚シーズンの影響もあり、カップルが新居に移るケースも多いため、単身者向け物件に空きが出やすく、物件選びもしやすい傾向があります。
ただし、6月は梅雨シーズンと重なるため、引っ越し当日に雨が降る可能性が高い点には注意が必要です。荷物の搬出・搬入がしづらくなったり、家電が濡れたりするリスクもあるため、天候を見越した準備が必要です。
10月に引っ越すメリットと注意点
10月も引っ越しにおすすめの時期としてよく挙げられます。この時期は人事異動や結婚などをきっかけとした引っ越しが多くなる時期ですが、3月~4月よりは落ち着いています。そのため、ファミリー層や単身者向けの良質な物件が比較的多く出回る傾向にあります。
また、秋の気候は比較的安定しており、暑さも寒さも和らいでいるため、引っ越し当日の作業が快適に進むのも大きなメリットです。体への負担も少なく、家電の設置や荷ほどきもスムーズに進めやすいでしょう。
さらに、管理会社や大家側も「年内に入居者を決めたい」と考えるケースが多く、家賃の交渉やフリーレント(一定期間の家賃無料)といった条件交渉がしやすくなる時期でもあります。
ただし、10月は「第2の繁忙期」と呼ばれることもあり、月初めは引っ越し件数がやや増える傾向にあります。なるべく10月中旬以降に日程を組むことで、料金も安く抑えられる可能性があります。
まとめ:目的に合わせて最適な時期を選ぼう
6月や10月は、それぞれにメリットがある“引っ越しの狙い目”とされる時期です。費用をとにかく抑えたいなら6月、物件の選択肢を増やしたいなら10月が向いています。どちらも3月~4月や9月に比べて混雑しにくく、比較的落ち着いたスケジュールで引っ越しできることが大きな利点です。
引っ越しの目的や重視するポイント(費用・物件選び・作業のしやすさ)に合わせて、ベストなタイミングを選ぶことで、ストレスの少ない新生活をスタートさせることができます。
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー