物価高で「どこにも行けないかも…」と悩んでいます。2025年の夏休み、お金をかけずに子どもと楽しめる方法はありますか?

配信日: 2025.06.16

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物価高で「どこにも行けないかも…」と悩んでいます。2025年の夏休み、お金をかけずに子どもと楽しめる方法はありますか?
みなさんは、今年の夏休みの予定は決まっていますか?
 
日本では物価高が続いており、温泉やホテルなどの宿泊施設や、レジャー費用が値上げされる傾向が続いています。海外旅行にかかる費用も、為替の影響を大きく受けます。
 
今回は、できるだけお金をかけずに、旅行やレジャーを賢く楽しむ方法をご紹介します。
下中英恵

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

“東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。

富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”

海外旅行は安い地域や飛行機を探す

為替や物価高の影響で、アメリカや欧州圏への海外旅行は、費用がかかりがちです。株式会社JTB(東京都品川区)が行った「2025年の旅行に関するアンケート」(調査期間:2024年11月29~30日、調査対象: 全国15歳以上79歳までの男女3095人)によると、2025年の1人当たり海外旅行費用の見通しは33万4100円となっており、前年に比べ6.2%上昇しています。
 
海外旅行に行きたい場合は、アジアなどの近場で、非日常を味わえる場所を探すのがおすすめです。アジア圏は渡航距離が短いため、航空券が安く購入できます。また、比較的物価が安く、宿泊費用や食費を抑えることが可能です。
 
アジア圏などの近場でも、現地のグルメや観光を楽しめば、夏休みを満喫することができるでしょう。
 
韓国、台湾、シンガポール、マレーシア、ベトナムなどのアジア圏は、時期によっては格安で航空券を購入することができます。ホテルも、インターネットの旅行サイトなどを活用して探すと、比較的リーズナブルなものが見つかります。例えば、韓国2泊3日などの場合、5万円以下で旅行することも可能です。
 
ただし、日本の旅行会社のツアーに参加する場合や、旅行会社が提携しているホテルに泊まる場合に比べて、自分でインターネットを使って予約する場合は、トラブルに巻き込まれる可能性もあります。キャンセルする場合の規約や、ホテルの口コミのほか、宿泊施設周辺の治安などもチェックしたうえで予約するとよいでしょう。
 

お金をかけずに楽しむ 国内旅行の工夫とは?

国内旅行をお得に楽しむ場合は、ふるさと納税を活用するのがおすすめです。ふるさと納税は、お金を寄付することで税金の控除を受け、地域の返礼品をもらうことができるお得な制度です。地域の返礼品のなかには、旅行券のほか、ホテルや温泉の宿泊チケット、観光地で使える商品券がもらえるケースがあります。
 
自分が行きたい地域のふるさと納税を調べて、お得な旅行券などが返礼品として用意されていないかどうか、確認してみるとよいでしょう。
 
例えば、多くの自治体では、「JTBふるさと旅行クーポン」を返礼品として受け取ることができます。お金を寄付することで、旅行中に該当の地域で使えるクーポン券がもらうことが可能です。具体的な旅行先が決まっていない場合は、ふるさと納税の返礼品を先にチェックし、行ってみたい旅行先がないか調べてみるのもおすすめです。
 
税金の控除を受けながら、国内旅行を行うことができるふるさと納税を、ぜひ活用してみましょう。
 

出掛けないで近場で楽しむという選択肢も

旅行やレジャーに出掛けると、どうしてもお金がかかってしまいます。できるだけお金を使いたくないという場合は、家や近場で楽しく過ごす方法を考えてみましょう。
 
例えば、家の断捨離や大掃除をするというのは、休みを有効に過ごすための一つの方法です。不用品をフリマサイトに出品するのは、忙しいと手間がかかりできない人もいるでしょう。長期休暇を利用して、断捨離や不用品の出品などに取り組んでみましょう。
 
そのほかにも、近場の公園、入園料が安い美術館や博物館はもちろん、無料で開催されているイベントや、企業の工場見学などに参加してみるという方法もあります。
 
行ったことがない場所に出掛けると、たとえ近所であっても、非日常を感じることができます。インターネットだけではなく、地域の情報紙など、紙媒体の情報もチェックすると、意外な穴場スポットやイベントが見つかるかもしれません。
 

まとめ

さまざまな商品やサービス価格が値上がりしており、長期休みの過ごし方に悩んでいる方もいるかもしれません。お休みは日々の疲れをいやし、リフレッシュする絶好の機会です。お金がないからと我慢するのではなく、無理のない範囲で、旅行やレジャーを楽しむのがよいでしょう。今回紹介した内容を参考にしながら、ぜひ長期休暇の計画を立ててみましょう。
 

出典

株式会社JTB 2025年(1月~12月)の旅行動向見通し
株式会社JTB ふるさと納税で旅に出よう
 
執筆者 : 下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

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